左右社* 238件 人気順 新着順 メタフィジカルデザイン 瀬尾浩二郎 『WIRED』元編集長・若林恵氏 推薦! 哲学に魅了されたデザイナーの著者と考える、 何かをつくる人のための哲学入門 哲学研究者でない“つくり手”である著者と読者が一緒に考えていく、「つくること」と「哲学すること」の入門書。 本書では、その過程で見つけた哲学するため二つの手法、「問い」と「概念工学」について紹介。最終的には、”メタフィジカルデザイン”という概念を提案し、社会のなかで哲学するとはどういうことかを、掘り下げていく。さらには、著者の経営する会社で実践している哲学するためのワークショップの方法や実例も紹介している。 この本は、哲学してみたいと思った人、何かをつくろうとしている人、そしてその中で探究していこうとする人達のことを考えながら書いてみました。皆さんの活動において、何らかのヒントになれば、とてもうれしいです。 ーー「まえがき」より 2,200円 月のうた 左右社編集部 【収録歌人一覧】 相川弘道/相田奈緒/我妻俊樹/左沢森/阿波野巧也/石井僚一/石川美南/伊藤紺/井上法子/今橋愛/魚村晋太郎/内山晶太/宇都宮敦/上澄眠/逢坂みずき/大滝和子/大森静佳/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/椛沢知世/川島結佳子/川野芽生/川村有史/北山あさひ/絹川柊佳/木下龍也/鯨井可菜子/くどうれいん/黒瀬珂瀾/郡司和斗/小島なお/小島ゆかり/斉藤斎藤/佐クマサトシ/笹井宏之/佐佐木定綱/笹公人/佐藤弓生/柴田瞳/嶋稟太郎/鈴木加成太/鈴木晴香/鈴木美紀子/瀬口真司/平英之/竹中優子/谷川由里子/田村穂隆/俵万智/千種創一/寺井奈緒美/堂園昌彦/toron*/永井祐/中澤系/永田和宏/仲田有里/中村森/錦見映理子/野村日魚子/橋爪志保/長谷川麟/初谷むい/服部真里子/花山周子/濱松哲朗/早坂類/東直子/兵庫ユカ/平出奔/平岡直子/廣野翔一/藤本玲未/フラワーしげる/穂村弘/堀静香/本多真弓/前田康子/枡野浩一/松野志保/松村正直/丸山るい/水原紫苑/三田三郎/光森裕樹/虫武一俊/睦月都/村上きわみ/盛田志保子/安田茜/藪内亮輔/山川藍/山木礼子/山崎聡子/山階基/山田航/雪舟えま/吉岡太朗/脇川飛鳥 (あいうえお順・敬称略、全100名) 1,650円 人のかたち 月野ぽぽな 〈収録句より〉 街灯は待針街がずれぬよう 鳥よりも高きに棲むを朧という ぶらんこの鉄に戦歴あるだろうか 母を地に還し椿の蕊そろう ピッチカート蛍ピッチカート蛍 草の先から夕焼のひとしずく エーゲ海色の翼の扇風機 一匹の芋虫にぎやかにすすむ 月を見るおいしい水を飲むように 途中下車してしばらくは霧でいる 初冬やヘブライ文字は火のかたち 凍つる夜をピアノの音の密ひかる もうすぐで雪のはじまりそうな肌 ゆらゆらと初湯のところどころ夢 待春の自由の女神前のめり 1,870円 浅生鴨短篇小説集 四メートルの過去 浅生鴨 太陽は今月末をもって閉店いたします。長年のご利用ありがとうございました。(「太陽の時間」より) 太陽の閉店宣言に研究者たちは右往左往し、走馬灯の動画編集者は見知らぬ人の記憶に映り込んだ自分を加工し、大統領にまで昇りつめたスパイは死の床で最後のミッションを待つーー。 SF、ホラー、ファンタジー、風刺、青春etc. ジャンルを超えて描かれる摩訶不思議な五〇篇の物語。 1,870円 博学者 ピーター・バーク/井山弘幸 「全知全能の情熱が世界を動かした」 レオナルド・ダ・ヴィンチからスーザン・ソンタグまで。 情報量の爆発的増加、知識の断片化、押し寄せる専門家の波ーー 幾度の危機を乗り越え、いかに博学者は生き残ったか。 文化史家の重鎮ピータ・バークが、15世紀から21世紀の西欧で活躍した約500人の伝記を検証し、知識の社会的な動向を記した大著。 知ることに取り憑かれた者たちの肖像と、その大いなる冒険。 ・哲学という語を創造した最古の博学者ピュタゴラス ・万能なのにいつも仕事は未完のレオナルド・ダ・ヴィンチ ・華やぐ宮廷でニュートンを翻訳したシャトレ侯爵夫人 ・中国のライプニッツと賞賛された博識の沈括 ・透視図法の発明だけでなく何でも知っていたブルネレスキ ・哲学者デカルトが家庭教師をしたクリスティーナ女王 ・生涯独身であらゆる知識に通じた修道女フアナ ・万余の文通で知識を得たペーレスク ・経済学だけでなく文藝や天文学史を著述したアダム・スミス ・スーザン・ソンタグは博学にして批評家 「博学者は歴史のなかで冷遇されている」と言われてきた。「ある者は忘れ去られ、多くはわれわれが分かるような部類に無理に押し込められている」。これから幾度も述べることになるけれども、博学者はその多彩な偉業のうちのほんの一つかそこらでしか人の記憶に残らない。今こそ、この偏ったあつかいをただす時だろう。実際のところ、専門家文化にあらがって、個々の博学者について近年多くの研究が積み重ねられており、その数は増えつつある。私はこれまでこれらの論文の多くを、感謝の念を抱きつつ利用させて頂いた。その中にはレオナルドやライプニッツのような知の巨人ばかりでなく、デュモン・デュルヴィルやウィリアム・リーズの如き半ば忘れられた人物も含まれる。だが博学者全般をあつかった研究を見つけるのは容易でない。確かに研究の数は増えてはいるけれど、専門誌やラジオ番組でほんの少し扱われるくらいである。 (序章「博学者とは何か」より) 4,400円 海のうた 左右社編集部 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/阿波野巧也/井口可奈/石川美南/石畑由紀子/伊舎堂仁/伊藤紺/伊波真人/井上法子/上坂あゆ美/牛隆佑/内山晶太/宇都宮敦/上澄眠/江戸雪/大前粟生/近江瞬/大森静佳/岡崎裕美子/岡野大嗣/岡本真帆/奥村晃作/笠木拓/加藤千恵/門脇篤史/川野芽生/川村有史/北山あさひ/絹川柊佳/木下龍也/工藤吉生/くどうれいん/郡司和斗/小島なお/五島諭/紺屋小町/榊原紘/佐クマサトシ/笹井宏之/笹川諒/佐々木朔/佐藤弓生/柴田葵/鈴木ジェロニモ/鈴木ちはね/鈴木晴香/染野太朗/多賀盛剛/高柳蕗子/立花開/田中有芽子/田中槐/谷川電話/谷川由里子/谷じゃこ/俵万智/千種創一/辻聡之/手塚美楽/堂園昌彦/土岐友浩/戸田響子/鳥さんの瞼/toron*/永井亘/仲西森奈/中村森/中山俊一/錦見映理子/野口あや子/長谷川麟/はだし/初谷むい/服部真里子/早坂類/東直子/平岡直子/pha/藤本玲未/フラワーしげる/穂村弘/本多真弓/正岡豊/枡野浩一/丸山るい/三上春海/光森裕樹/望月裕二郎/盛田志保子/柳原恵津子/山崎聡子/山下翔/山階基/山田航/山中千瀬/雪舟えま/吉岡太朗/吉川宏志/吉田恭大 (あいうえお順・敬称略、全100名) 1,650円 日本における「私」の姿 猪股剛/兼城賢志/平子雪乃/宮澤淳滋/長堀加奈子/相樂加奈/北山純/植田あや/ヴォルフガング・ギーゲリッヒ なぜこんな目にあわなければならないのか、私の人生にどんな意味があるのか、私は何者なのか。 誰しも、「私」をめぐる、そんな問いに苦しみ悩み、忘れられなくなるときがある。 そんなとき、ひとは心理療法にたどり着く。 現代の日本社会、高度に情報化されテクノロジー化したこの世界で、 「私」をめぐる問いに向き合ったとき、どんな支えが見つかるだろう。 心理臨床の現場に携わる8人の、フィールドワークを通じた論考集。 私たちの社会の背景をなす集合的無意識(=魂)について、 現代ユング派を代表する碩学W・ギーゲリッヒ氏が論じる「「個人」と「集合」の対立 心理学の基本的欠陥」、 ならびに本書オリジナル原稿、執筆者たちとの質疑応答「「日本における私の姿」を巡って W・ギーゲリッヒとの対話」を収録。 3,080円 医学問答 仲野徹/若林理砂 \西洋・東洋、どっちも使うたらええんやん!/ 西洋医学と東洋医学の専門家が、両方の視点から、私たちのからだ・病気・健康について徹底対談! 対談を繰り広げるのは、病理学の専門家で大阪大学大学院名誉教授・仲野徹さんと、『ペットボトル温灸』や『気のはなし』などの著書でも話題の鍼灸師・若林理砂さん。 「西洋医学は科学、東洋医学は哲学?!」 「気、丹田、三焦って何?」 「多臓器が連関しているという考え方がトレンド」 「鍼灸治療はまず何回受ければいい?」 東洋医学は怪しい…? 西洋医学ならなんでも解明できる? じつは似ているところ、歩み寄ってきた部分も? いまを楽しく生きるための医学雑学を、「漫才(!?)」のごとく楽しめる一冊。 1,650円 パンデミックとアート 椹木野衣 世界を一変させ、あれほどわたしたちを不安と恐怖、混乱に陥れたコロナ・パンデミック。 刻々と伝えられる感染拡大情報、政府や自治体から次々と発されるアラートや指針に右往左往した日々。 マスクをめぐる混乱、無観客で開催されたオリンピック、繰り返す感染拡大の波──。 20世紀初頭に起きた人類史上桁違いの災厄「スペイン風邪」を忘却していたことに思いを馳せ、 不可逆的に変容してゆく「日常」を見つめつつ書き継がれた美術批評家椹木野衣によるコロナ週報。 コロナ・パンデミックの恐慌が世界を襲った2020年3月から4年に渡る連載時評を書籍化。 「忘却」に抗い、遠からずまた訪れる「反復」に備えるために──。 2,420円 ゴーイング・メインストリーム ユリア・エブナー/西川美樹/清水知子 なぜ彼らはごく普通の人々を魅了するのか? 過激主義は「周縁」のサブカルチャーではない、もはや主流なのだ。 フェミニストで研究者・ジャーナリストの著者が、大衆化した過激主義の現状を、潜入操作で解き明かす! ・公の場で発言する女性たちに集中するインセルの攻撃 ・トランスフォビアによって連携する、超保守主義とTERF ・巧みな偽情報作戦を展開する気候変動懐疑論者 ・「イギリス女王は爬虫類だ」反ワクチンの陰謀論 ・BLMを非難する「ホワイト・ライブズ・マター」 ・さまざまな過激主義者を裏でつなげるQアノン ・ロシアが仕掛けるリベラリズムへの闘い 2021年のアメリカ議会議事堂襲撃事件の暴徒のうち、典型的な極右過激主義者は1割足らず。 中心になったのはホワイトカラーの専門職で、女性も少なくなかった。 エコファシズムや悪魔主義のミソジニー、Qアノンに感化されたナショナリズムなどの 2,420円 みじかい曲 堀静香 何もかもが自分とはちがう。それでいて、こちらのからだや心にやわらかく風が吹きこんでくるような、その風の手ざわりにはげまされるーー大森静佳 〈収録短歌から〉 どこへでもゆける身体を持っている ひとつだけ 風のぬくいはきだめ 朝ドラの明るい曲を口ずさむ 登場人物の少ない暮らし 目に見えるすべてを信じてからめとる従順なクイックルワイパーは ずっと一緒にいると決めてもいいのだろうか大型トラックのんびり走る オレンジのブラインドがみな降ろされて炎のなかのコメダ珈琲 きみが生まれて生きることだけ考えて 最後はおだやかに終わる曲 いい人と結婚したねと言われてもへんな真顔をつらぬき通す 骨だけがこの世に残るおかしさの掃き出し窓をあふれくる風 引き出物の写真立てにはシンプルな英字の「home」入れてたまるかhomeな写真 天国へゆくことだけをこの世のめあてのように鳩の首のきらめきは 1,870円 正直個性論 水野しず バブル経済崩壊、平成のゆとり教育、蔓延る自己責任論、SNS社会── 平成から令和にかけて膨らんだ「個性」の幻想を打ち砕く、POP思想家・水野しずの論考集第二弾! 「好きなことで生きていきたい」 「バイトしてる自分なんて自分じゃない」 「特別な人になりたい」 「個性」に振り回される人々に向けてよりマシな道を提示する。 生き方を揺さぶる、電撃哲学書! 1,760円 汚穢のリズム 酒井朋子/奥田太郎/中村沙絵/福永真弓 雑草、害虫、ゴミ、悪臭、腐臭、死、排泄、にごり、汚染── 汚穢(きたないもの、おぞましいもの)にかかわる体験や、それを避けようとする人間の行動を掘り下げ、人類学・倫理学・環境社会学などの視点から考察する。 生きていれば避けようなく生み出される排出物を、なぜ厭わしく思うのか。 それらを見えないように隔離し、清掃・美化することはある種の暴力ではないのか。 汚穢に触れたくない、また自分の汚穢を他人に感じとらせたくないという感覚をどのように捉え、付き合っていくことができるのか。 きたないもの、おぞましいものから見えてくる世界とは? 研究者11名とアーティスト3名によるエッセイとインタビュー。 2,420円 ひとりみの日本史 大塚ひかり 日本の歴史を貫く「ひとりみ」の思想― 結婚は特権階級の営み、実は結婚できない人が大半だった! 卑弥呼から古事記の神々、僧尼、源氏物語の登場人物、大奥の女性権力者など、古代から幕末まで、多様なひとりみたちの「生」と「性」を追う。 「独身」や「結婚」、「家族」の概念を覆す、驚きの日本史! 1,980円 メガネとデブキャラの漫画史 南信長 魅力あふれるキャラたちに焦点を当て、 60超の作品から変遷を紐解く「類のない」一冊! マンガの中の定番として欠かせない「メガネキャラ」と「デブキャラ」。1970年代の少女マンガのヒロインから現在連載中の青年マンガまで幅広く取り上げ、マンガというメディアにおいて、メガネキャラとデブキャラがどのように描かれてきたのか、時代の変遷をたどる! 【主な登場キャラクター】 メガネキャラ 国民的ヘタレ男子・『ドラえもん』野比のび太 チームを支える名脇役・『スラムダンク』木暮公延 ダメな中間管理職の典型・『美味しんぼ』の富井富雄 一見優等生なボンクラ男子・『町田くんの世界』の町田一 デブキャラ 真面目な現実主義者・『巨人の星』の左門豊作 心身ともにブレない・『銀の匙』の稲田多摩子 ダイエットの呪いにかかった・『脂肪という名の服を着て』の花沢のこ 鈍足が唯一にして最大の弱点・『ドカベン』の山田太郎 など 登場するキャラクターは総勢130人超。 メガネとデブキャラの年表付き! 2,200円 Seven Codes 森山葉月 15人の経営者ロングインタビューから見えてくる 激動の人生で導き出した経営哲学7箇条 成功する企業のトップとはどんな人なのかーー。その本質を探るべく、若くして成功した創業者、グローバル企業の日本法人の代表、老舗企業の社長など、今の時代を代表する経営者15人へのインタビューから学ぶ、新時代・経営哲学の指南書。彼らが語っているのは、華々しい成功の記憶だけではありません。中には、想像を絶するような体験談もあり、読み進めるにつれ、成功者=強者という思い込みがどんどん崩れていくことでしょう。 これから社会に出る人、今の仕事に迷いがある人、起業を考えている未来のリーダー、企業の管理職、そして経営者。誰にとっても、先が見えない今の世の中で、15人の言葉が行く手を照らす光となってくれるに違いありません。 (はじめにより) 1,980円 高校生と考える人生の進路相談 磯野真穂/ウスビサコ/渡辺靖/トミヤマユキコ/尾崎真理子/里見龍樹/AKI INOMATA/神里達博/松浦壮/今井むつみ/都甲幸治/山本浩貴/藤野裕子/香川檀/海部陽介/松本卓也/川瀬慈/東畑開人 「自分とは何か」「他者に寄り添うには」「どう生きていくか」......。 先の見えない時代を生きる高校生たちの悩みは広く、深い。 そんな彼らに向けて、人生を進むヒントとなる言葉を伝えた 大学教授18名の授業が収録された人気シリーズ最新刊! 子どもはもちろん、大人にとっても自分の道を見つめ直すきっかけになる一冊です。 「自分らしさに内容はありません。 いわば、何も入っていないバケツみたいなものです。」 磯野真穂(人類学者) 「無意識というのはただの悪者じゃなくて、 そのひとの根底でずっと響いている物語みたいなものです。」 東畑開人(臨床心理学者) 1,650円 障がい者の就活ガイド 紺野大輝 必要なのにこれまでなかった、障がい者のための実践的就活本ができました! いま多くの企業が「障がい者の方に活躍してもらいたい」と考えています。障がい者を取り囲む環境が大きく変わってきているのです。 具体的には労働力の減少、障害者雇用納付金制度の対象となる企業の範囲の拡大、改正障害者雇用促進法による明確な差別禁止などです。 社会に出て会社で働く障がい者の人は、人の役に立つこと、社会の役に立つことにやりがいを感じ、いままで以上に充実した人生を送れる可能性が高くなります。 ◎どうやって求人を探すの? ◎障がいのことはどう伝えればいいの? ◎応募や面接のしかたは? ◎相談できる機関や制度はあるの? 本書は準備から面接、内定、そして就労まで、その流れとノウハウをわかりやすく解説しています。 著者の紺野さんは「脳性麻痺による脳原両上肢機能障害(2級)」という障害をもちながら現役の会社員として働く傍ら、障がい者雇用の啓発活動や障がい者の就労支援を行っています。 あなたは会社に必要とされています! 働くことで得られることはたくさんあります。一人の能力ではできないことも、みんなで協力すればできることは格段に増えていきます。障がいによりできないことを悩むよりも、自分ができること・得意なことを活かしていけばよいのです。いま私は、働くことに大きな幸せを感じています。だからあなたにも社会に出てこの喜びを感じてもらいたいのです。(著者より) 1,870円 留守にしております。 瀧村小奈生 【収録作品より】 のがのならなんのことない春の日の これからが躑躅やんかというときに 完璧な曇り空です。あ、ひらく 吊革のように暮らしていますから かなしいのかしら和蘭陀獅子頭 畳み方がややこしいけど羽なんだ 靴踏んで、ねえ、白すぎるから踏んで まだすこし木じゃないとこが残ってる 留守にしております秋の声色で 受話器押しあてれば雪の積もる音 あふれない水でいましょう いよう 1,870円 沼の夢 工藤吉生 第一歌集『世界で一番すばらしい俺』で衝撃的なデビューを果たした著者、待望の第二歌集。唯一無二のユーモアをたずさえて、過去と現在、そして夢の中の「オレ」をめぐる322首。 1,870円 1 234 ... 12 TOP 電子書籍(本・小説) 左右社* 2ページ目