日本における「私」の姿

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あらすじ

なぜこんな目にあわなければならないのか、私の人生にどんな意味があるのか、私は何者なのか。
誰しも、「私」をめぐる、そんな問いに苦しみ悩み、忘れられなくなるときがある。
そんなとき、ひとは心理療法にたどり着く。

現代の日本社会、高度に情報化されテクノロジー化したこの世界で、
「私」をめぐる問いに向き合ったとき、どんな支えが見つかるだろう。
心理臨床の現場に携わる8人の、フィールドワークを通じた論考集。
私たちの社会の背景をなす集合的無意識(=魂)について、
現代ユング派を代表する碩学W・ギーゲリッヒ氏が論じる「「個人」と「集合」の対立 心理学の基本的欠陥」、
ならびに本書オリジナル原稿、執筆者たちとの質疑応答「「日本における私の姿」を巡って W・ギーゲリッヒとの対話」を収録。