双燕秘抄 乱世を舞う二羽の絆
#2~#37
各話一覧
- 00:47:49#22あらすじをみる 万嘉桂(ばん・かけい)と白鳳瑶(はく・ほうよう)は正式に夫婦となった。だが、やむを得ない事情により本意ではない婚姻を押しつけられたと感じていた嘉桂は、軍務が忙しいことを理由に、ほとんど家に帰ってこない。一方、嘉桂の妻になれなかった茉喜(まつき)は悲しみに暮れ、鳳瑶に対する態度もどこかよそよそしくなってしまうのだった。その頃、陳文徳(ちん・ぶんとく)が罄州を占領したら、家財が奪われるという噂を信じた民衆が、一斉に町から逃げ出し始め…。あらすじをみる 万嘉桂(ばん・かけい)と白鳳瑶(はく・ほうよう)は正式に夫婦となった。だが、やむを得ない事情により本意ではない婚姻を押しつけられたと感じていた嘉桂は、軍務が忙しいことを理由に、ほとんど家に帰ってこない。一方、嘉桂の妻になれなかった茉喜(まつき)は悲しみに暮れ、鳳瑶に対する態度もどこかよそよそしくなってしまうのだった。その頃、陳文徳(ちん・ぶんとく)が罄州を占領したら、家財が奪われるという噂を信じた民衆が、一斉に町から逃げ出し始め…。
- 00:47:00#23あらすじをみる 罄州内に潜伏する万嘉桂(ばん・かけい)を引きずり出すため、井戸を涸らして飲み水を断とうと企む陳文徳(ちん・ぶんとく)。しかし嘉桂も手をこまねいているわけではなかった。地下の水脈に目を付けた彼は、ひそかに毒を仕込んだのだ。おかげで文徳ら北朔軍の使う井戸も汚染され、命こそ落とさなかったものの900名近い兵が毒に倒れた。やはり嘉桂は侮れぬ相手だと悔しさをにじませる文徳。そんななか、茉喜(まつき)と共に寒い納屋に閉じ込められていた白鳳瑶(はく・ほうよう)の体調が悪化し…。あらすじをみる 罄州内に潜伏する万嘉桂(ばん・かけい)を引きずり出すため、井戸を涸らして飲み水を断とうと企む陳文徳(ちん・ぶんとく)。しかし嘉桂も手をこまねいているわけではなかった。地下の水脈に目を付けた彼は、ひそかに毒を仕込んだのだ。おかげで文徳ら北朔軍の使う井戸も汚染され、命こそ落とさなかったものの900名近い兵が毒に倒れた。やはり嘉桂は侮れぬ相手だと悔しさをにじませる文徳。そんななか、茉喜(まつき)と共に寒い納屋に閉じ込められていた白鳳瑶(はく・ほうよう)の体調が悪化し…。
- 00:47:33#24あらすじをみる 陳文徳(ちん・ぶんとく)が突然、白鳳瑶(はく・ほうよう)を娶ると言いだした。その理由は、彼女が“万嘉桂(ばん・かけい)の妻”だからだという。そこまで嘉桂を憎み、嫌がらせをするのかと文徳を責め立てる茉喜(まつき)。すると彼は、茉喜がそこまで怒るのは鳳瑶への嫉妬心からだと言いきって無理やり口づけをしたあげく、“私が好むのはお前のようなじゃじゃ馬だ”と宣言するのだった。一方、逆賊に嫁ぐなど決して受け入れられない鳳瑶は、ある決意を胸に秘め…。あらすじをみる 陳文徳(ちん・ぶんとく)が突然、白鳳瑶(はく・ほうよう)を娶ると言いだした。その理由は、彼女が“万嘉桂(ばん・かけい)の妻”だからだという。そこまで嘉桂を憎み、嫌がらせをするのかと文徳を責め立てる茉喜(まつき)。すると彼は、茉喜がそこまで怒るのは鳳瑶への嫉妬心からだと言いきって無理やり口づけをしたあげく、“私が好むのはお前のようなじゃじゃ馬だ”と宣言するのだった。一方、逆賊に嫁ぐなど決して受け入れられない鳳瑶は、ある決意を胸に秘め…。
- 00:46:57#25あらすじをみる 万嘉桂(ばん・かけい)の本当の妻である自分を白鳳瑶(はく・ほうよう)に代わって娶るか、2人の死か、どちらかを選ぶよう陳文徳(ちん・ぶんとく)に迫る茉喜(まつき)。何としても鳳瑶を助けたい彼女は、文徳の自分に対する好意に賭けたのだ。「鳳瑶を解放すればあなたに嫁ぐわ」――茉喜の言葉を聞いた文徳はすぐさま婚礼を行うため、鳳瑶が着ていた花嫁衣装に着替えるよう命じる。茉喜が文徳に汚されることに耐えられない鳳瑶は、嫁いではダメだと泣いて訴えるが…。あらすじをみる 万嘉桂(ばん・かけい)の本当の妻である自分を白鳳瑶(はく・ほうよう)に代わって娶るか、2人の死か、どちらかを選ぶよう陳文徳(ちん・ぶんとく)に迫る茉喜(まつき)。何としても鳳瑶を助けたい彼女は、文徳の自分に対する好意に賭けたのだ。「鳳瑶を解放すればあなたに嫁ぐわ」――茉喜の言葉を聞いた文徳はすぐさま婚礼を行うため、鳳瑶が着ていた花嫁衣装に着替えるよう命じる。茉喜が文徳に汚されることに耐えられない鳳瑶は、嫁いではダメだと泣いて訴えるが…。
- 00:47:17#26あらすじをみる “一歩遅ければ鳳瑶(ほうよう)殿は危ないところでした”と、陳文徳(ちん・ぶんとく)と腹心の小武(しょうぶ)が話しているのを耳にした茉喜(まつき)は、何があったのかと問い詰めた。鳳瑶は元気でいると小武は言うが、それが嘘であることは火を見るより明らかである。急いで鳳瑶のもとへ向かう茉喜。彼女は、自分と文徳の婚礼が行われた日に、鳳瑶が自害を図ったことを知らなかったのだ。首に痛々しい痕を残す鳳瑶が、涙を流しながら語る言葉を部屋の外で耳にした茉喜は…。あらすじをみる “一歩遅ければ鳳瑶(ほうよう)殿は危ないところでした”と、陳文徳(ちん・ぶんとく)と腹心の小武(しょうぶ)が話しているのを耳にした茉喜(まつき)は、何があったのかと問い詰めた。鳳瑶は元気でいると小武は言うが、それが嘘であることは火を見るより明らかである。急いで鳳瑶のもとへ向かう茉喜。彼女は、自分と文徳の婚礼が行われた日に、鳳瑶が自害を図ったことを知らなかったのだ。首に痛々しい痕を残す鳳瑶が、涙を流しながら語る言葉を部屋の外で耳にした茉喜は…。
- 00:48:01#27あらすじをみる 陳文徳(ちん・ぶんとく)と共に罄州の町を歩いていた茉喜(まつき)は、評判の織物店に立ち寄ることに。さまざまな品を見せてもらっていると、奥に仕立て済みの衣が――と、店主から誘いを受けるのだった。退屈そうな文徳に茶店へ行くよう伝えたあと、1人で店の奥へと入っていく茉喜。すると店主は、その部屋に茉喜だけを残し、扉を閉めてしまったではないか。何事かと焦る茉喜の背後から、彼女の名を呼ぶ声がした。驚いて振り返った茉喜の前に現れた人物とは…。あらすじをみる 陳文徳(ちん・ぶんとく)と共に罄州の町を歩いていた茉喜(まつき)は、評判の織物店に立ち寄ることに。さまざまな品を見せてもらっていると、奥に仕立て済みの衣が――と、店主から誘いを受けるのだった。退屈そうな文徳に茶店へ行くよう伝えたあと、1人で店の奥へと入っていく茉喜。すると店主は、その部屋に茉喜だけを残し、扉を閉めてしまったではないか。何事かと焦る茉喜の背後から、彼女の名を呼ぶ声がした。驚いて振り返った茉喜の前に現れた人物とは…。
- 00:46:10#28あらすじをみる 白鳳瑶(はく・ほうよう)は、自分が呉(ご)家に輿入れせずに済んだのは、茉喜(まつき)の婚姻を犠牲にしたからだという事実に打ちのめされた。茉喜は気にしないでと言うが、大きすぎる恩を受けて平然としてはいられない。そればかりか今度は、自分の代わりに逆賊の陳文徳(ちん・ぶんとく)に嫁がせてしまったのだ。命を救ってくれた茉喜には万嘉桂(ばん・かけい)と結ばれてほしいと願う鳳瑶は、一緒に逃げようと茉喜に訴える。これをひそかに聞いていた文徳は…。あらすじをみる 白鳳瑶(はく・ほうよう)は、自分が呉(ご)家に輿入れせずに済んだのは、茉喜(まつき)の婚姻を犠牲にしたからだという事実に打ちのめされた。茉喜は気にしないでと言うが、大きすぎる恩を受けて平然としてはいられない。そればかりか今度は、自分の代わりに逆賊の陳文徳(ちん・ぶんとく)に嫁がせてしまったのだ。命を救ってくれた茉喜には万嘉桂(ばん・かけい)と結ばれてほしいと願う鳳瑶は、一緒に逃げようと茉喜に訴える。これをひそかに聞いていた文徳は…。
- 00:48:28#29あらすじをみる 神鴉火箭(しんあかせん)が次々と撃ち込まれて町が大混乱に陥る最中、茉喜(まつき)と白鳳瑶(はく・ほうよう)は事前の計画どおり将軍府を抜け出した。途中で馬車が暴走し、逃げ遅れた鳳瑶が危険にさらされたが、駆けつけた万嘉桂(ばん・かけい)のおかげで事なきを得る。合流した彼らは急ぎ西の城門に向かうが、そこには同じく州外に出ようとする民が詰めかけており、すぐに脱出するのは難しい状況だった。茉喜は陳文徳(ちん・ぶんとく)にもらった罄州内通行証を使おうとするが…。あらすじをみる 神鴉火箭(しんあかせん)が次々と撃ち込まれて町が大混乱に陥る最中、茉喜(まつき)と白鳳瑶(はく・ほうよう)は事前の計画どおり将軍府を抜け出した。途中で馬車が暴走し、逃げ遅れた鳳瑶が危険にさらされたが、駆けつけた万嘉桂(ばん・かけい)のおかげで事なきを得る。合流した彼らは急ぎ西の城門に向かうが、そこには同じく州外に出ようとする民が詰めかけており、すぐに脱出するのは難しい状況だった。茉喜は陳文徳(ちん・ぶんとく)にもらった罄州内通行証を使おうとするが…。
- 00:48:11#30あらすじをみる 今日から私のそばを離れるなと陳文徳(ちん・ぶんとく)から命じられた茉喜(まつき)。食事の世話をさせられた上に、動作ががさつだと咎められて不満が増すばかりだ。町の巡視に同行するよう求められた時は納得できず拒んだが、それを文徳が許すはずもなく、文句を言ったら縛れと小武(しょうぶ)に命じる始末。茉喜は、ろくでなしめと罵りながらも渋々ついていくのだった。その頃、万嘉桂(ばん・かけい)のいる駅化に、皇帝の命令により派遣された5万の援軍が到着し…。あらすじをみる 今日から私のそばを離れるなと陳文徳(ちん・ぶんとく)から命じられた茉喜(まつき)。食事の世話をさせられた上に、動作ががさつだと咎められて不満が増すばかりだ。町の巡視に同行するよう求められた時は納得できず拒んだが、それを文徳が許すはずもなく、文句を言ったら縛れと小武(しょうぶ)に命じる始末。茉喜は、ろくでなしめと罵りながらも渋々ついていくのだった。その頃、万嘉桂(ばん・かけい)のいる駅化に、皇帝の命令により派遣された5万の援軍が到着し…。
- 00:47:59#31あらすじをみる 罄州を落とすべく総勢10万もの朝廷軍が攻め寄せる。だが陳文徳(ちん・ぶんとく)には勝利する自信があった。どれほど大軍であろうと所詮、万嘉桂(ばん・かけい)の軍は雑兵の寄せ集め。長らく生死を共にし、一枚岩である我が軍にかなうわけがないと踏んでいるのだ。一方、今回は前の戦よりも危険だと感じている茉喜(まつき)は、もし負ければと不安を口にすると同時に、文徳の身を案じる自分に戸惑ってもいた。そんな彼女の複雑な思いなど、文徳は知る由もなく…。あらすじをみる 罄州を落とすべく総勢10万もの朝廷軍が攻め寄せる。だが陳文徳(ちん・ぶんとく)には勝利する自信があった。どれほど大軍であろうと所詮、万嘉桂(ばん・かけい)の軍は雑兵の寄せ集め。長らく生死を共にし、一枚岩である我が軍にかなうわけがないと踏んでいるのだ。一方、今回は前の戦よりも危険だと感じている茉喜(まつき)は、もし負ければと不安を口にすると同時に、文徳の身を案じる自分に戸惑ってもいた。そんな彼女の複雑な思いなど、文徳は知る由もなく…。
- 00:46:46#32あらすじをみる 陳文徳(ちん・ぶんとく)率いる北朔軍内で奇病が蔓延し、兵が次々と罹患していった。それも尋常でない速度で数が増えており、このままいけば数日で罄州は陥落してしまう。食い止めたいと思うものの、医者によれば、ひきつけを起こして昏睡状態に陥る病など見たことがなく原因も分からぬそうで、もはやお手上げだった。そしてこの北朔軍を突如襲った奇病の噂は、相対する万嘉桂(ばん・かけい)側にも届いていた。嘉桂は監軍の呉吟(ご・ぎん)の仕業ではないかと疑うが…。あらすじをみる 陳文徳(ちん・ぶんとく)率いる北朔軍内で奇病が蔓延し、兵が次々と罹患していった。それも尋常でない速度で数が増えており、このままいけば数日で罄州は陥落してしまう。食い止めたいと思うものの、医者によれば、ひきつけを起こして昏睡状態に陥る病など見たことがなく原因も分からぬそうで、もはやお手上げだった。そしてこの北朔軍を突如襲った奇病の噂は、相対する万嘉桂(ばん・かけい)側にも届いていた。嘉桂は監軍の呉吟(ご・ぎん)の仕業ではないかと疑うが…。
- 00:48:05#33あらすじをみる とうとう大将軍の陳文徳(ちん・ぶんとく)も厄介な奇病の餌食に。兵の発病はとどまることを知らず、有利だったはずの戦況は一転して総崩れとなってしまった。皆は悔しがるが、これほど多くの者が倒れてはどうにもならない。この機に乗じて朝廷の軍が襲撃してくるとにらんだ文徳は、見張りなどは交代制にして兵を休ませつつ、厳しい戦いに備えるよう告げるのだった。その頃、なかなか罄州に攻め入ろうとしない万嘉桂(ばん・かけい)に業を煮やした呉吟(ご・ぎん)は…。あらすじをみる とうとう大将軍の陳文徳(ちん・ぶんとく)も厄介な奇病の餌食に。兵の発病はとどまることを知らず、有利だったはずの戦況は一転して総崩れとなってしまった。皆は悔しがるが、これほど多くの者が倒れてはどうにもならない。この機に乗じて朝廷の軍が襲撃してくるとにらんだ文徳は、見張りなどは交代制にして兵を休ませつつ、厳しい戦いに備えるよう告げるのだった。その頃、なかなか罄州に攻め入ろうとしない万嘉桂(ばん・かけい)に業を煮やした呉吟(ご・ぎん)は…。
- 00:48:39#34あらすじをみる 罄州から逃げ延び、町外れの駅站で陣営を構えていた陳文徳(ちん・ぶんとく)たちに、空から牙をむく無数の神鴉火箭(しんあかせん)。同時に陸からは鍾毓麒(しょう・いくき)や呉朗(ご・ろう)の私兵が大挙して襲いかかった。これでは文徳のそばにいる茉喜(まつき)まで巻き添えになる。この思いもよらぬ事態を遠くから目にしていた万嘉桂(ばん・かけい)は、茉喜に何かあったら許さぬと呉吟(ご・ぎん)に怒りをぶつけた。そして、その後に私兵を生け捕ると、軍紀を乱した罰として斬首を命じ…。あらすじをみる 罄州から逃げ延び、町外れの駅站で陣営を構えていた陳文徳(ちん・ぶんとく)たちに、空から牙をむく無数の神鴉火箭(しんあかせん)。同時に陸からは鍾毓麒(しょう・いくき)や呉朗(ご・ろう)の私兵が大挙して襲いかかった。これでは文徳のそばにいる茉喜(まつき)まで巻き添えになる。この思いもよらぬ事態を遠くから目にしていた万嘉桂(ばん・かけい)は、茉喜に何かあったら許さぬと呉吟(ご・ぎん)に怒りをぶつけた。そして、その後に私兵を生け捕ると、軍紀を乱した罰として斬首を命じ…。
- 00:47:05#35あらすじをみる 無数の死体が転がる戦場を歩き回っていた小武(しょうぶ)は、雪の降る中で独り座り込んでいる茉喜(まつき)を見つけて駆け寄った。彼女の無事に安堵すると同時に「将軍は?」と尋ねる小武。その問いには答えず、ただ横を向く茉喜の視線の先には、すでに息絶えた陳文徳(ちん・ぶんとく)の姿が。小武は彼のなきがらにすがり“目を開けてください”と泣き叫ぶのだった。同じ頃、駅站の近くの林で茉喜と思われる焼死体が見つかったとの知らせに、駆け付けた万嘉桂(ばん・かけい)は…。あらすじをみる 無数の死体が転がる戦場を歩き回っていた小武(しょうぶ)は、雪の降る中で独り座り込んでいる茉喜(まつき)を見つけて駆け寄った。彼女の無事に安堵すると同時に「将軍は?」と尋ねる小武。その問いには答えず、ただ横を向く茉喜の視線の先には、すでに息絶えた陳文徳(ちん・ぶんとく)の姿が。小武は彼のなきがらにすがり“目を開けてください”と泣き叫ぶのだった。同じ頃、駅站の近くの林で茉喜と思われる焼死体が見つかったとの知らせに、駆け付けた万嘉桂(ばん・かけい)は…。
- 00:47:11#36あらすじをみる 陳文徳(ちん・ぶんとく)と死に別れて1年後。紆余曲折を経て京州に戻ってきた茉喜(まつき)は唐(とう)夫人と名乗り、宝飾品を取り扱う“宝慶楼”の女主人として店を経営していた。その美貌と富は京州中の噂となっており、中でも貴族の羅延(ら・えん)と姜桓(きょう・かん)が彼女を巡って争っていることは周知の事実である。あえて2人を挑発までした茉喜を小武(しょうぶ)は心配するが、彼女は意に介さない。それどころか、ある計画のため“本命に会いに行く”と言い放ち…。あらすじをみる 陳文徳(ちん・ぶんとく)と死に別れて1年後。紆余曲折を経て京州に戻ってきた茉喜(まつき)は唐(とう)夫人と名乗り、宝飾品を取り扱う“宝慶楼”の女主人として店を経営していた。その美貌と富は京州中の噂となっており、中でも貴族の羅延(ら・えん)と姜桓(きょう・かん)が彼女を巡って争っていることは周知の事実である。あえて2人を挑発までした茉喜を小武(しょうぶ)は心配するが、彼女は意に介さない。それどころか、ある計画のため“本命に会いに行く”と言い放ち…。
- 00:46:00#37あらすじをみる 久しぶりに顔を合わせた茉喜(まつき)と万嘉桂(ばん・かけい)。かつて想いを寄せ合った2人だが、月日の流れは互いの心に変化をもたらし、もはや彼らの間に恋情はなかった。嘉桂は1年もの間、仮の夫婦としてそばにいた白鳳瑶(はく・ほうよう)に情を抱くようになっており、鳳瑶の気持ちが分かっている茉喜は、あなたが一歩踏み出せばいいだけだと彼を後押しする。そんなやり取りが行われていることなど露知らず、鳳瑶は万家で嘉桂の帰りを待ちながら、彼との別離を覚悟していたが…。あらすじをみる 久しぶりに顔を合わせた茉喜(まつき)と万嘉桂(ばん・かけい)。かつて想いを寄せ合った2人だが、月日の流れは互いの心に変化をもたらし、もはや彼らの間に恋情はなかった。嘉桂は1年もの間、仮の夫婦としてそばにいた白鳳瑶(はく・ほうよう)に情を抱くようになっており、鳳瑶の気持ちが分かっている茉喜は、あなたが一歩踏み出せばいいだけだと彼を後押しする。そんなやり取りが行われていることなど露知らず、鳳瑶は万家で嘉桂の帰りを待ちながら、彼との別離を覚悟していたが…。
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