必殺仕事人
第66回~第70回
各話一覧
- 00:45:46第66回 描き技 絵筆逆手?風突きあらすじをみる 町の似顔絵師糸柳縫之助に似顔絵を書いてもらった加代(鮎川いずみ)や左門(伊吹吾郎)の妻涼(小林かおり)は、その絵を売れと男にしつこく迫られた。その男は画商蔦屋重兵衛(江幡高志)の配下。蔦屋は、全くの無名ながら天才と呼ぶにふさわしい縫之助の絵に、いま売れっ子の浮世絵師夢中恋路楼(菅貫太郎)の署名を入れて売り、大もうけをしていた。その縫之助が病に倒れた。蔦屋と恋路楼は、最後の大もうけと、医者を買収し縫之助を死に追いやり、買い集めた絵を、夭折の天才画家の遺作と高値で売り出した。彼らの汚いやり口を知った縫之助の似顔絵師仲間は木更津に訴えた。あらすじをみる 町の似顔絵師糸柳縫之助に似顔絵を書いてもらった加代(鮎川いずみ)や左門(伊吹吾郎)の妻涼(小林かおり)は、その絵を売れと男にしつこく迫られた。その男は画商蔦屋重兵衛(江幡高志)の配下。蔦屋は、全くの無名ながら天才と呼ぶにふさわしい縫之助の絵に、いま売れっ子の浮世絵師夢中恋路楼(菅貫太郎)の署名を入れて売り、大もうけをしていた。その縫之助が病に倒れた。蔦屋と恋路楼は、最後の大もうけと、医者を買収し縫之助を死に追いやり、買い集めた絵を、夭折の天才画家の遺作と高値で売り出した。彼らの汚いやり口を知った縫之助の似顔絵師仲間は木更津に訴えた。
- 00:45:47第67回 詣り技 暗闇丑の刻重ね斬りあらすじをみる 夜番の老人たちが、丑の刻詣りの女に襲われて怪我をする事件が続発した。その事件の調査を命じられた主水(藤田まこと)は、神社に張り込み、杉の幹に打ちつけられたワラ人形を発見するが、突如、丑の刻詣りの女に襲われ、取り逃がす。 そのとき女は奇妙なお守りを落としていく。そのお守りを見た加代(鮎川いずみ)はふと思い当るふしがあった。 加代の態度に何かを感じた主水は加代を尾け、丑の刻詣りの女が材木問屋美濃屋の内儀お種(浅香光代)であることをつきとめる。 お種は、美濃屋に行儀取締りとして入っているおまき(北川めぐみ)を追い出すために丑の刻詣りをしていた。女の直感から、おまきが亭主の庄兵衛(西山辰夫)をたらし込んで美濃屋の身代を取ろうとしているのを勘づいたからだった。 お種の直感通り、おまきと兄(実は夫)の林弥一郎(綾川香)は浄源寺別当道源(大島宇三郎)とグルになって美濃屋の身代をねらっていた。 一味はお種の丑の刻詣りを逆に利用し、お種に夜番殺しのぬれぎぬを着せる。あらすじをみる 夜番の老人たちが、丑の刻詣りの女に襲われて怪我をする事件が続発した。その事件の調査を命じられた主水(藤田まこと)は、神社に張り込み、杉の幹に打ちつけられたワラ人形を発見するが、突如、丑の刻詣りの女に襲われ、取り逃がす。 そのとき女は奇妙なお守りを落としていく。そのお守りを見た加代(鮎川いずみ)はふと思い当るふしがあった。 加代の態度に何かを感じた主水は加代を尾け、丑の刻詣りの女が材木問屋美濃屋の内儀お種(浅香光代)であることをつきとめる。 お種は、美濃屋に行儀取締りとして入っているおまき(北川めぐみ)を追い出すために丑の刻詣りをしていた。女の直感から、おまきが亭主の庄兵衛(西山辰夫)をたらし込んで美濃屋の身代を取ろうとしているのを勘づいたからだった。 お種の直感通り、おまきと兄(実は夫)の林弥一郎(綾川香)は浄源寺別当道源(大島宇三郎)とグルになって美濃屋の身代をねらっていた。 一味はお種の丑の刻詣りを逆に利用し、お種に夜番殺しのぬれぎぬを着せる。
- 00:45:46第68回 願い技 奉納絵馬呪い割りあらすじをみる 貧しい小間物屋の女房お妙が首をくくって死んだ。お妙は、絵馬屋の主人清三郎(吉田豊明)への恨みを晴らしてくれるように、と木更津の元締にわずかの金を託していた。だが主水(藤田まこと)ら仕事人たちは、その金のあまりの少なさに二の足を踏んだ。 そうするうち、淡路屋の一人娘おりん(木村弓美)が清三郎の毒牙にかかった。おりんが奉納した絵馬をネタに、清三郎が淡路屋利兵衛(弘松三郎)をゆすったのだ。 おりんを商売たて直しの政略結婚に利用しようとしていた利兵衛は激怒し、おりんの恋人の手代の佐八(槇健吾)を店から追い出す。 そして、結局相手から縁談を断わられた利兵衛は、今度は清三郎のそそのかしに乗り、おりんの絵姿を江戸中の評判にして店をたて直そうとする。 それを知った佐八は、おりんと逃げようとするが、清三郎に殺される。あらすじをみる 貧しい小間物屋の女房お妙が首をくくって死んだ。お妙は、絵馬屋の主人清三郎(吉田豊明)への恨みを晴らしてくれるように、と木更津の元締にわずかの金を託していた。だが主水(藤田まこと)ら仕事人たちは、その金のあまりの少なさに二の足を踏んだ。 そうするうち、淡路屋の一人娘おりん(木村弓美)が清三郎の毒牙にかかった。おりんが奉納した絵馬をネタに、清三郎が淡路屋利兵衛(弘松三郎)をゆすったのだ。 おりんを商売たて直しの政略結婚に利用しようとしていた利兵衛は激怒し、おりんの恋人の手代の佐八(槇健吾)を店から追い出す。 そして、結局相手から縁談を断わられた利兵衛は、今度は清三郎のそそのかしに乗り、おりんの絵姿を江戸中の評判にして店をたて直そうとする。 それを知った佐八は、おりんと逃げようとするが、清三郎に殺される。
- 00:45:47第69回 盗り技 乱調お神楽刺しあらすじをみる 深川水天宮の秋の大祭は、毎年大勢の見物人でにぎわったが、それと同時にスリの被害も続出し、今年も主水(藤田まこと)ら同心に警備の命が下る。 だが、善六(長谷川弘)を頭とするスリ一味は、旗本宇垣玄馬(西園寺章雄)、小杉左源太(松岡直樹)と手を組み、少年たちを使って巧妙に見物人たちから財布をスリとった。 その少年たちの一人千吉(上田孝則)を見かけた松葉屋の後妻お峰(奈月ひろ子)は愕然とする。お峰は七年前、当時二歳のわが子千吉を母つる(吉川佳代子)に託し、子供のことは内緒で松葉屋壮助(外山高士)に嫁いだのだった。 お峰は必死で千吉を捜し、ようやく見つけて松葉屋に連れてくる。 壮助は千吉をわが子として可愛がった。だが、千吉が松葉屋の養子になったと知った善六一味は、千吉を誘拐し、千両の金を要求する。壮助は金を持って千吉を取り戻しに行くが、旗本二人に斬られる。あらすじをみる 深川水天宮の秋の大祭は、毎年大勢の見物人でにぎわったが、それと同時にスリの被害も続出し、今年も主水(藤田まこと)ら同心に警備の命が下る。 だが、善六(長谷川弘)を頭とするスリ一味は、旗本宇垣玄馬(西園寺章雄)、小杉左源太(松岡直樹)と手を組み、少年たちを使って巧妙に見物人たちから財布をスリとった。 その少年たちの一人千吉(上田孝則)を見かけた松葉屋の後妻お峰(奈月ひろ子)は愕然とする。お峰は七年前、当時二歳のわが子千吉を母つる(吉川佳代子)に託し、子供のことは内緒で松葉屋壮助(外山高士)に嫁いだのだった。 お峰は必死で千吉を捜し、ようやく見つけて松葉屋に連れてくる。 壮助は千吉をわが子として可愛がった。だが、千吉が松葉屋の養子になったと知った善六一味は、千吉を誘拐し、千両の金を要求する。壮助は金を持って千吉を取り戻しに行くが、旗本二人に斬られる。
- 00:45:46第70回 慕い技 神輿暴れ突きあらすじをみる 雲井望郷(森次晃嗣)は一万石の大名でありながら、侍を嫌い、町人たちと飲めや歌えの毎日を送っていた。左門(伊吹吾郎)も、ふと屋台に立寄った望郷に気に入られ、望郷の屋敷の前に屋合を出す。一方、主水(藤田まこと)は、奉行の命令で、毎日望郷の屋敷を見廻っていた。 その頃、加代(鮎川いずみ)は、木更津の元締から、浅香屋宗兵衛(加賀邦男)を調べるよう命じられていた。浅香屋は、幕閣に強い発言力を持つ金貸しだった。 その浅香屋を、雲井藩国家老の邦枝(山波宏)が訪れた。邦枝は、雲井藩主の座をねらう望郷の弟・望威(山本紀彦)の命を受けていた。 望威は、浅香屋の力で望郷を隠居させることに成功する。 だが、むしろそのことを喜んだ望郷は、毎日隠居所でばか騒ぎをくりひろげる。 そのことは幕閣にもきこえ、困った望威は、浅香屋の入れ知恵で、むほんのたくらみありとして望郷を暗殺する。あらすじをみる 雲井望郷(森次晃嗣)は一万石の大名でありながら、侍を嫌い、町人たちと飲めや歌えの毎日を送っていた。左門(伊吹吾郎)も、ふと屋台に立寄った望郷に気に入られ、望郷の屋敷の前に屋合を出す。一方、主水(藤田まこと)は、奉行の命令で、毎日望郷の屋敷を見廻っていた。 その頃、加代(鮎川いずみ)は、木更津の元締から、浅香屋宗兵衛(加賀邦男)を調べるよう命じられていた。浅香屋は、幕閣に強い発言力を持つ金貸しだった。 その浅香屋を、雲井藩国家老の邦枝(山波宏)が訪れた。邦枝は、雲井藩主の座をねらう望郷の弟・望威(山本紀彦)の命を受けていた。 望威は、浅香屋の力で望郷を隠居させることに成功する。 だが、むしろそのことを喜んだ望郷は、毎日隠居所でばか騒ぎをくりひろげる。 そのことは幕閣にもきこえ、困った望威は、浅香屋の入れ知恵で、むほんのたくらみありとして望郷を暗殺する。