助け人走る
第7話~第12話
各話一覧
- 00:46:59第7話 営業大妨害あらすじをみる 労咳の女郎、お浜(京唄子)は、岡場所で女郎をあっせんするダニのような男、勘次(滝恵一)をいためつけてほしい、と助け人の文十郎(田村高廣)と平内(中谷一郎)に依頼した。 文十郎らは勘次に会ったが、勘次は風体に似合わず好人物。みなし児を十人も引き取って育て、近いうちに女郎のお駒(森みつる)と所帯を持つ約束をしていた。お浜はこんな勘次にヤキモチをやいて助け人に折かんを頼んだのだった。 ところが、そのお浜が首を吊って死んだのである。実は、ウラで岡場所をいとなんでいる古物商の唐津屋(西山嘉孝)が、病になり稼ぎの悪い女郎らを自殺とみせて殺していたのだった。 女郎の死因に疑問を持ったお駒は、これを勘次に打ち明け、勘次から話を聞いた文十郎と平内は真相究明に乗り出した。あらすじをみる 労咳の女郎、お浜(京唄子)は、岡場所で女郎をあっせんするダニのような男、勘次(滝恵一)をいためつけてほしい、と助け人の文十郎(田村高廣)と平内(中谷一郎)に依頼した。 文十郎らは勘次に会ったが、勘次は風体に似合わず好人物。みなし児を十人も引き取って育て、近いうちに女郎のお駒(森みつる)と所帯を持つ約束をしていた。お浜はこんな勘次にヤキモチをやいて助け人に折かんを頼んだのだった。 ところが、そのお浜が首を吊って死んだのである。実は、ウラで岡場所をいとなんでいる古物商の唐津屋(西山嘉孝)が、病になり稼ぎの悪い女郎らを自殺とみせて殺していたのだった。 女郎の死因に疑問を持ったお駒は、これを勘次に打ち明け、勘次から話を聞いた文十郎と平内は真相究明に乗り出した。
- 00:46:56第8話 女心大着服あらすじをみる 金も扱う飛脚所「島屋」の雇い人、おてい(吉行和子)は、働きもので、帳場をとりしきり、番頭以上に皆から信頼されていた。 ある日、表を掃除していたおていは、あやまって通りがかりの富小路検校(秋山勝俊)の着物を汚してしまう。検校はこれをネタに千両を要求し、その上、おていを奉公人にさし出せと島屋の主人、佐平(岩田直二)を強迫した。困った佐平は助け人の清兵衛(山村聡)に相談をもちかけ、文十郎(田村高廣)と平内(中谷一郎)が検校をたずねたがすでに検校は何者かに殺されていた。 その頃、大阪へ送る三十両の金がまだ届いていないとの知らせを受けた佐平が不審に思い帳簿を調べてみると、この三ケ月間に五百両もの穴があいている事実が判明した。 仕事ひと筋と見えたおていだったが、色男で遊び人の長次(寺田農)に次から次へと金をせびられていたのである。犯行がバレたと知ったおていは島屋をとび出した……。あらすじをみる 金も扱う飛脚所「島屋」の雇い人、おてい(吉行和子)は、働きもので、帳場をとりしきり、番頭以上に皆から信頼されていた。 ある日、表を掃除していたおていは、あやまって通りがかりの富小路検校(秋山勝俊)の着物を汚してしまう。検校はこれをネタに千両を要求し、その上、おていを奉公人にさし出せと島屋の主人、佐平(岩田直二)を強迫した。困った佐平は助け人の清兵衛(山村聡)に相談をもちかけ、文十郎(田村高廣)と平内(中谷一郎)が検校をたずねたがすでに検校は何者かに殺されていた。 その頃、大阪へ送る三十両の金がまだ届いていないとの知らせを受けた佐平が不審に思い帳簿を調べてみると、この三ケ月間に五百両もの穴があいている事実が判明した。 仕事ひと筋と見えたおていだったが、色男で遊び人の長次(寺田農)に次から次へと金をせびられていたのである。犯行がバレたと知ったおていは島屋をとび出した……。
- 00:46:50第9話 悲願大勝負あらすじをみる 浪人に身を落した将棋指し、玉井市左衛門(北沢彪)は公卿の烏丸卿(柳生博)のはからいで、御公儀お抱えの将棋家元、中橋宗雲(神田隆)の息子で名人の宗慶(唐沢民賢)と下指しがかなった。 かつて、市左衛門の腕前を恐れた宗雲や、家元の庇護者、仁科久重(谷口完)の陰謀にかかり、主家を追われた市左衛門が積年の恨みをはらすための対局である。 市左衛門の娘お初(今出川西紀)は、父が無事に対局を終えることが出来るよう守ってほしいと、助け人清兵衛に依頼した。 下指しの日、宗慶が不利と見た宗雲らは、立会人の寺社奉行、市岡佐渡(守田学哉)と結託し、将棋を指しかけとして、二日後の指しつぎまで市左衛門を久重の屋敷に監禁した。 文十郎らは市左衛門を助け出し清兵衛宅に連れ帰るが、重傷でさしつぎには出場出来ない。代理人として盤に向った文十郎は病床の市左衛門から一手一手指示を受け対局は再開した。あらすじをみる 浪人に身を落した将棋指し、玉井市左衛門(北沢彪)は公卿の烏丸卿(柳生博)のはからいで、御公儀お抱えの将棋家元、中橋宗雲(神田隆)の息子で名人の宗慶(唐沢民賢)と下指しがかなった。 かつて、市左衛門の腕前を恐れた宗雲や、家元の庇護者、仁科久重(谷口完)の陰謀にかかり、主家を追われた市左衛門が積年の恨みをはらすための対局である。 市左衛門の娘お初(今出川西紀)は、父が無事に対局を終えることが出来るよう守ってほしいと、助け人清兵衛に依頼した。 下指しの日、宗慶が不利と見た宗雲らは、立会人の寺社奉行、市岡佐渡(守田学哉)と結託し、将棋を指しかけとして、二日後の指しつぎまで市左衛門を久重の屋敷に監禁した。 文十郎らは市左衛門を助け出し清兵衛宅に連れ帰るが、重傷でさしつぎには出場出来ない。代理人として盤に向った文十郎は病床の市左衛門から一手一手指示を受け対局は再開した。
- 00:46:53第10話 水中大作戦あらすじをみる 村越重蔵(山本学)が三浦右京亮高久(城所英夫)に若妻みの(有沢正子)を強奪されてから十五年の歳月が流れた。 みのが高久の屋敷の座敷牢に閉じこめられたまま死にかけていることを耳にした重蔵は、せめて息を引きとる時には自分の腕の中で死なせてやりたいと助け人清兵衛(山村聡)の許を訪れる。 一方、重蔵の子供弦之助(杉山光宏)は、父が出世のために母を高久に差し出したと信じ、家を出て仏門に入り名を智念と改めていた。偶然智念に出会ったお吉(野川由美子)は、智念に真相を話してやる。 しかし、みのは平内(中谷一郎)らと脱出の途中に息を引取り、重蔵と弦之助も高久の手によって始末されてしまった。 もはや高久を生かしておくことは出来ない、と平内とお吉は再び高久の屋敷に潜入した……。あらすじをみる 村越重蔵(山本学)が三浦右京亮高久(城所英夫)に若妻みの(有沢正子)を強奪されてから十五年の歳月が流れた。 みのが高久の屋敷の座敷牢に閉じこめられたまま死にかけていることを耳にした重蔵は、せめて息を引きとる時には自分の腕の中で死なせてやりたいと助け人清兵衛(山村聡)の許を訪れる。 一方、重蔵の子供弦之助(杉山光宏)は、父が出世のために母を高久に差し出したと信じ、家を出て仏門に入り名を智念と改めていた。偶然智念に出会ったお吉(野川由美子)は、智念に真相を話してやる。 しかし、みのは平内(中谷一郎)らと脱出の途中に息を引取り、重蔵と弦之助も高久の手によって始末されてしまった。 もはや高久を生かしておくことは出来ない、と平内とお吉は再び高久の屋敷に潜入した……。
- 00:46:53第11話 落選大多数あらすじをみる 相棒の喜八(藤木敬士)と共同出資で富くじを買った弥助(高品格)に五番札の百両が当った。 奉行所で金を受取るまで平内(中谷一郎)は弥助のボディガードを引受けるが、ちょっとしたスキに弥助は自宅で首を吊って死んでしまった。 富くじの取り分五十両を受取ることになっていた喜八が、弥助殺しの疑いをかけられ連行されたが、喜八も女房のおくに(赤座美代子)もアリバイを申し立て無実を叫んだ。 おくにの依頼で、清兵衛(山村聡)をはじめとする助け人たちが真相解明に乗り出し、寺社奉行岩間山城守(藤岡重慶)らが、富くじに当った者を自殺や事故に見せかけて始末して金を奪い、出世のために悪用していることをさぐり出した……。あらすじをみる 相棒の喜八(藤木敬士)と共同出資で富くじを買った弥助(高品格)に五番札の百両が当った。 奉行所で金を受取るまで平内(中谷一郎)は弥助のボディガードを引受けるが、ちょっとしたスキに弥助は自宅で首を吊って死んでしまった。 富くじの取り分五十両を受取ることになっていた喜八が、弥助殺しの疑いをかけられ連行されたが、喜八も女房のおくに(赤座美代子)もアリバイを申し立て無実を叫んだ。 おくにの依頼で、清兵衛(山村聡)をはじめとする助け人たちが真相解明に乗り出し、寺社奉行岩間山城守(藤岡重慶)らが、富くじに当った者を自殺や事故に見せかけて始末して金を奪い、出世のために悪用していることをさぐり出した……。
- 00:46:53第12話 同心大疑惑あらすじをみる 八丁堀同心、中村主水(藤田まこと)は、暮れの旗本殺しの凶器がキセルであったことから、下手人は平内(中谷一郎)とにらみ、番所に連行した。 元締めの清兵衛(山村聡)は主水に五両を握らせて平内を連れ戻した。そして、主水がただ者ではないと察した清兵衛は、文十郎(田村高廣)に主水を殺すよう依頼した。 文十郎は夜道で主水を襲った。だが主水は予想上に強く失敗する。 一方、助け人の裏稼(か)業を読みとった主水は清兵衛の家に乗り込んだ。いざとなれば始末しようと構える清兵衛たちに、主水はなんと、「おれにもひと口乗せろ」と言い寄るのだった。あらすじをみる 八丁堀同心、中村主水(藤田まこと)は、暮れの旗本殺しの凶器がキセルであったことから、下手人は平内(中谷一郎)とにらみ、番所に連行した。 元締めの清兵衛(山村聡)は主水に五両を握らせて平内を連れ戻した。そして、主水がただ者ではないと察した清兵衛は、文十郎(田村高廣)に主水を殺すよう依頼した。 文十郎は夜道で主水を襲った。だが主水は予想上に強く失敗する。 一方、助け人の裏稼(か)業を読みとった主水は清兵衛の家に乗り込んだ。いざとなれば始末しようと構える清兵衛たちに、主水はなんと、「おれにもひと口乗せろ」と言い寄るのだった。