助け人走る
第13話~第18話
各話一覧
- 00:46:54第13話 生活大破滅あらすじをみる 信州高遠藩江戸詰めの小堀三郎太(小林昭二)は藩の特産物を売って必要なものを買う、蔵役組頭補佐である。その仕事柄、付き合いのあった和泉屋平造(浜田寅彦)と船主の半次郎(中井啓輔)から賄賂と女みすず(緑魔子)をあてがわれる。しかしそれは藩家老の飯島から言われたことであり、小堀としては本意ではなかった。小堀の妻おみね(谷口香)は主人に女がいることを知り、自分の嫉妬の為ではなく武士としての誇りを守るために別れさせてくれと清兵衛(山村聡)に依頼する。一度は別れを決意した小堀だったが、やはりみすずの元に戻ってしまう。おみねはそれに耐え兼ねて、自ら行動を起こしてしまう。あらすじをみる 信州高遠藩江戸詰めの小堀三郎太(小林昭二)は藩の特産物を売って必要なものを買う、蔵役組頭補佐である。その仕事柄、付き合いのあった和泉屋平造(浜田寅彦)と船主の半次郎(中井啓輔)から賄賂と女みすず(緑魔子)をあてがわれる。しかしそれは藩家老の飯島から言われたことであり、小堀としては本意ではなかった。小堀の妻おみね(谷口香)は主人に女がいることを知り、自分の嫉妬の為ではなく武士としての誇りを守るために別れさせてくれと清兵衛(山村聡)に依頼する。一度は別れを決意した小堀だったが、やはりみすずの元に戻ってしまう。おみねはそれに耐え兼ねて、自ら行動を起こしてしまう。
- 00:46:26第14話 被害大妄想あらすじをみる 旗本二百石、中尾主膳(浜村純)の息子、軍兵衛(河原崎次郎)は酒飲みのぐうたらで、小普請組より出世できなかった。 いつもの通り酔って帰宅した軍兵衛は、妻しのぶ(三浦徳子)と口論のはて妻を切り殺してしまった。驚いた主膳は、お家安泰のため用人の内藤貢(斉穂寺忠雄)を切り捨て、しのぶと不義密通していたことに仕組んだ。 殺された内藤には、病気の妻お藤(志乃原良子)と十一才の娘、美代(川本美和)がいた。夫の死を知らされたお藤はショックで死んでしまった。 両親を失って巡礼に旅立った美代は、守り袋の中に母の遺言状を見つけ、父の敵きを討ってくれと清兵衛(山村聡)に依頼した。あらすじをみる 旗本二百石、中尾主膳(浜村純)の息子、軍兵衛(河原崎次郎)は酒飲みのぐうたらで、小普請組より出世できなかった。 いつもの通り酔って帰宅した軍兵衛は、妻しのぶ(三浦徳子)と口論のはて妻を切り殺してしまった。驚いた主膳は、お家安泰のため用人の内藤貢(斉穂寺忠雄)を切り捨て、しのぶと不義密通していたことに仕組んだ。 殺された内藤には、病気の妻お藤(志乃原良子)と十一才の娘、美代(川本美和)がいた。夫の死を知らされたお藤はショックで死んでしまった。 両親を失って巡礼に旅立った美代は、守り袋の中に母の遺言状を見つけ、父の敵きを討ってくれと清兵衛(山村聡)に依頼した。
- 00:46:53第15話 悪党大修業あらすじをみる 物盗り、殺しと騒がしい木枯し吹く江戸の町。犯人は稲妻小僧とうわさされていた。 その頃、もと角兵衛獅子(じし)の姉弟、お軽(柴田未保子)、弥助(小林芳宏)から助け人に依頼があった。弥助は夢遊病で、よる無意識に盗みを働き、このままでは殺しもしていないのに稲妻小僧にされてはりつけになるという。 夜歩きせぬよう文十郎(田村高廣)が見張るが、弥助は振切って金の大黒を盗み出す。平内(中谷一郎)は盗品を返して歩く始末。 金の大黒は、本物の稲妻小僧、さそりの銀平(加藤嘉)が狙っていた品。折しも銀平は、昔自分から逃げた弥助を見かけて捕えた。かって盗みを仕込んだ弥助を、再び手先きに使おうと考えたのだ。あらすじをみる 物盗り、殺しと騒がしい木枯し吹く江戸の町。犯人は稲妻小僧とうわさされていた。 その頃、もと角兵衛獅子(じし)の姉弟、お軽(柴田未保子)、弥助(小林芳宏)から助け人に依頼があった。弥助は夢遊病で、よる無意識に盗みを働き、このままでは殺しもしていないのに稲妻小僧にされてはりつけになるという。 夜歩きせぬよう文十郎(田村高廣)が見張るが、弥助は振切って金の大黒を盗み出す。平内(中谷一郎)は盗品を返して歩く始末。 金の大黒は、本物の稲妻小僧、さそりの銀平(加藤嘉)が狙っていた品。折しも銀平は、昔自分から逃げた弥助を見かけて捕えた。かって盗みを仕込んだ弥助を、再び手先きに使おうと考えたのだ。
- 00:46:52第16話 掏摸大一家あらすじをみる 平内(中谷一郎)が、女スリのおよう(鮎川いづみ)に財布をすられた。 おようを操っているのは岡っ引きの仙八(加藤武)だ。仙八は、小吹教授の看板の裏で、多勢の女スリを働かせていた。 このところおようは、板前の定吉(松山省二)に恋をし、腕が落ちていた。それを知った仙八は、おようを脅し、おようは、つい平内の名を口走った。このため平内は仙八の子分、なげ込みの辰次(谷村昌彦)らに川に投げこまれた。 文十郎(田村高廣)は平内が死んだことにして忌中の張紙を出した。予想通り、スリ仲間のお島(白木万理)が確かめにきたところを捕え、真相をただした。 一方、おようはスリ仲間から足を洗うため、右腕のスジを切ってしまった。あらすじをみる 平内(中谷一郎)が、女スリのおよう(鮎川いづみ)に財布をすられた。 おようを操っているのは岡っ引きの仙八(加藤武)だ。仙八は、小吹教授の看板の裏で、多勢の女スリを働かせていた。 このところおようは、板前の定吉(松山省二)に恋をし、腕が落ちていた。それを知った仙八は、おようを脅し、おようは、つい平内の名を口走った。このため平内は仙八の子分、なげ込みの辰次(谷村昌彦)らに川に投げこまれた。 文十郎(田村高廣)は平内が死んだことにして忌中の張紙を出した。予想通り、スリ仲間のお島(白木万理)が確かめにきたところを捕え、真相をただした。 一方、おようはスリ仲間から足を洗うため、右腕のスジを切ってしまった。
- 00:46:52第17話 探索大成功あらすじをみる そば屋の兼吉(島田順司)の店へ、強盗殺人の五人組が逃げ込んできた。十年前、佐渡から島抜けした時の仲間、次助(内田勝正)らであった。脱走中、民家を襲って大工を殺し、美人の女房をさらった連中だ。その時いさめた兼吉を、いまとなって共謀だったと脅すのだった。 さらわれた女房お松(入江若葉)は、その後、眼が不自由となり、私娼(しょう)に転落したが、一人息子弥吉(三木豊)を捜し続けていた。 その弥吉は、偶然、兼吉に拾われていた。悪どい次助らの人殺しを見て目が覚めた兼吉が、その後旅先きでみなし児を貰い育てたのが弥吉だったのだ。 兼吉が、文十郎(田村高廣)から事実を知らされた頃、次助は先まわりしてお松を捜しあて、弥吉に会わすから金を出せと脅した。あらすじをみる そば屋の兼吉(島田順司)の店へ、強盗殺人の五人組が逃げ込んできた。十年前、佐渡から島抜けした時の仲間、次助(内田勝正)らであった。脱走中、民家を襲って大工を殺し、美人の女房をさらった連中だ。その時いさめた兼吉を、いまとなって共謀だったと脅すのだった。 さらわれた女房お松(入江若葉)は、その後、眼が不自由となり、私娼(しょう)に転落したが、一人息子弥吉(三木豊)を捜し続けていた。 その弥吉は、偶然、兼吉に拾われていた。悪どい次助らの人殺しを見て目が覚めた兼吉が、その後旅先きでみなし児を貰い育てたのが弥吉だったのだ。 兼吉が、文十郎(田村高廣)から事実を知らされた頃、次助は先まわりしてお松を捜しあて、弥吉に会わすから金を出せと脅した。
- 00:46:52第18話 放蕩大始末あらすじをみる 大工の平八(遠藤太津朗)の娘、お咲(松木聖)が、恋人の丈太郎(鈴木俊介)とあいびき中、旗本の若侍二人に襲われ犯された。 清兵衛(山村聡)は昔の仲間平八の態度がおかしいことから丈太郎に会い真相を知った。そして、自ら金出して、文十郎(田村高廣)らに犯人捜しを依頼した。 文十郎は先日、夜鷹に乱暴するのをこらしめた浦部伸吾(根本一正)らが、酒を飲みながら仲間とお咲を襲った自慢話を盗み聞いた。 清兵衛は伸吾の父辰蔵(池田忠夫)を訪れ、慰謝料を出すよう交渉した。辰蔵は息子の罪を認め、平八に百両を差し出した。平八は辞退するが、気丈なお咲は罪の償いにと受取った。 丈太郎も、すべてを忘れお咲と祝言の約束をした。が、伸吾たちから、平八はもと島送りの盗人と聞かされ思い直してしまう。 悲観したお咲は川に身を投げた。あらすじをみる 大工の平八(遠藤太津朗)の娘、お咲(松木聖)が、恋人の丈太郎(鈴木俊介)とあいびき中、旗本の若侍二人に襲われ犯された。 清兵衛(山村聡)は昔の仲間平八の態度がおかしいことから丈太郎に会い真相を知った。そして、自ら金出して、文十郎(田村高廣)らに犯人捜しを依頼した。 文十郎は先日、夜鷹に乱暴するのをこらしめた浦部伸吾(根本一正)らが、酒を飲みながら仲間とお咲を襲った自慢話を盗み聞いた。 清兵衛は伸吾の父辰蔵(池田忠夫)を訪れ、慰謝料を出すよう交渉した。辰蔵は息子の罪を認め、平八に百両を差し出した。平八は辞退するが、気丈なお咲は罪の償いにと受取った。 丈太郎も、すべてを忘れお咲と祝言の約束をした。が、伸吾たちから、平八はもと島送りの盗人と聞かされ思い直してしまう。 悲観したお咲は川に身を投げた。