必殺仕置人
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各話一覧
- 00:46:54第1回 いのちを売ってさらし首 220円あらすじをみる 江戸を騒がせた「闇の御前」と呼ばれる凶悪犯が斬(き)られ、さらし首となった。だが、お咲(今出川西紀)は、その首は捜していた父親だという。 同情した棺桶の錠(沖雅也)が「替え玉にされた父親の敵を討てば、お咲が三十両出す」と口走ったため、天神長屋に住む骨つぎ師、念仏の鉄(山崎努)らがとびついた。同心、中村主水(藤田まこと)もこの話に乗った。 主水は牢(ろう)につながれている暗黒街のボス、天神の小六(高松英郎)を連れ出した。小六が指摘したのは、主水も顔見知りの廻船問屋、浜田屋庄兵衛(大滝秀治)だった。そして“仕置人グループ”は庄兵衛が、奉行牧野備中守(管貫太郎)と通じているのをつきとめた。あらすじをみる 江戸を騒がせた「闇の御前」と呼ばれる凶悪犯が斬(き)られ、さらし首となった。だが、お咲(今出川西紀)は、その首は捜していた父親だという。 同情した棺桶の錠(沖雅也)が「替え玉にされた父親の敵を討てば、お咲が三十両出す」と口走ったため、天神長屋に住む骨つぎ師、念仏の鉄(山崎努)らがとびついた。同心、中村主水(藤田まこと)もこの話に乗った。 主水は牢(ろう)につながれている暗黒街のボス、天神の小六(高松英郎)を連れ出した。小六が指摘したのは、主水も顔見知りの廻船問屋、浜田屋庄兵衛(大滝秀治)だった。そして“仕置人グループ”は庄兵衛が、奉行牧野備中守(管貫太郎)と通じているのをつきとめた。
- 00:46:36第2回 牢屋でのこす 血のねがい 220円あらすじをみる 江戸の雑穀問屋たちが、大豆買い占めで大もうけしようとはかった。ひとり反対した和泉屋は、抜け荷の罪を着せられて没落、自殺に追いやられた。その娘おしん(原良子)は、親の敵を討とうと、色仕掛けで接近、二人を殺した。 危険を感じた山城屋(松下達夫)は、与力を買収、同心の中村主水(藤田まこと)が護衛にあたることになった。鉄(山崎努)と錠(沖雅也)が下っ引きに化けた。 鉄は、山城屋を狙っているのがおしんであることをつきとめた。そのおしんは、単独で山城屋を殺そうとしたが失敗、捕えられる。 「死にきれない、あとを頼む」と、おしんは主水らに三十両を残し、処刑されて死んだ。あらすじをみる 江戸の雑穀問屋たちが、大豆買い占めで大もうけしようとはかった。ひとり反対した和泉屋は、抜け荷の罪を着せられて没落、自殺に追いやられた。その娘おしん(原良子)は、親の敵を討とうと、色仕掛けで接近、二人を殺した。 危険を感じた山城屋(松下達夫)は、与力を買収、同心の中村主水(藤田まこと)が護衛にあたることになった。鉄(山崎努)と錠(沖雅也)が下っ引きに化けた。 鉄は、山城屋を狙っているのがおしんであることをつきとめた。そのおしんは、単独で山城屋を殺そうとしたが失敗、捕えられる。 「死にきれない、あとを頼む」と、おしんは主水らに三十両を残し、処刑されて死んだ。
- 00:46:56第3回 はみだし者に情なし 220円あらすじをみる 襲われている女を助け、目明しの六蔵に仕置をするところを鉄は乞食の亀吉に見られた。奉行所に囚われた亀吉は拷問に耐え兼ねて、鉄と錠のことを同心の島本に話してしまう。それを察した主水はそのことを伝えに走るが間に合わず、二人は捕まってしまう。 そして亀吉は拷問で片目しか見えなかったその目も潰されてしまい、将来百姓になろうと思って必死に貯めた金で現在は伝馬町の牢屋にいる天神の小六と主水に仕置を頼む。 裏で糸を引いているのが三国屋と同心の島本であることをつきとめた主水はなんとか鉄と錠を牢屋から解放することに成功する。三国屋と同心の島本に仕置をしようとする中で実はさらにもう一人の大物が関係しているのだった。あらすじをみる 襲われている女を助け、目明しの六蔵に仕置をするところを鉄は乞食の亀吉に見られた。奉行所に囚われた亀吉は拷問に耐え兼ねて、鉄と錠のことを同心の島本に話してしまう。それを察した主水はそのことを伝えに走るが間に合わず、二人は捕まってしまう。 そして亀吉は拷問で片目しか見えなかったその目も潰されてしまい、将来百姓になろうと思って必死に貯めた金で現在は伝馬町の牢屋にいる天神の小六と主水に仕置を頼む。 裏で糸を引いているのが三国屋と同心の島本であることをつきとめた主水はなんとか鉄と錠を牢屋から解放することに成功する。三国屋と同心の島本に仕置をしようとする中で実はさらにもう一人の大物が関係しているのだった。
- 00:46:54あらすじをみる かみそり屋で男が殺されるのを半次が目撃する。それはここ最近界隈で幅をきかせている聖天の政五郎の仕業であることが判明する。政五郎は親分衆を次々と襲っていき、天神の小六とも会うが、小六の護衛できた主水によりその場は収まる。弥七と女郎のお仲は恋仲であり、お仲は一緒になろうというが弥七の返事はつれない。そんな中、政五郎はお仲の子供を巻き添えで殺してしまう。下手人である政五郎をゆすって金を取ろうとする仕置人たちだが、そこに弥七が現れる。弥七は自分の過去を話し、かつての仲間であった政五郎に勝負を挑む。
- 00:46:53あらすじをみる 芋屋の安蔵はまじめに商いをしていたが、場所代を求められて黒だるまの親分に襲われてしまう。そこを新潟の佐渡で流人の時に一緒だった念仏の鉄に助けられ、久しぶりの再会を果たす。その後黒だるまの親分と再度揉めるがが、主水の仲裁でなんとかその場は手打ちとなる。ある豪雨の夜、安蔵が世話になっている大家の徳次郎が姿を消した。安蔵とその娘のおはるは各所で徳次郎を探すが見つからず、捜索を鉄に頼む。続いて徳次郎の妻が死んでしまう。この一連の仕業について主水は安蔵を疑うが、鉄はそうではないと言う。二人は芋を食いながらそれぞれの思いにふける。
- 00:46:54あらすじをみる お島(三島ゆり子)の肉親が辻斬(ぎ)りに殺された。主水(藤田まこと)が、下手人は守山藩主松平忠則(中尾彬)らとつきとめるが、町方役人には手が出ない。 が、年期を伸ばして金を作ったお島の依頼で仕置人たちが動き出した。半次(津坂匡章)のかわら版に老中が無視できなくなった。忠則は、身替りに斉藤市蔵(佐々木功)を自首させた。小六(高松英郎)が市蔵から真相を聞き出す。吉原から誘い出した忠則を、錠(山崎努)が骨をはずして牢(ろう)へ送り込む。連係作戦が功を奏して、忠則の仕置きが始まるのだった。
- 00:46:55第7回 閉じたまなこに深い渕 220円あらすじをみる 金貸しの清原検校(神田隆)を肉親のかたきと、お糸(柴田未保子)が切りかかった。主水(藤田まこと)が仲に入り、観音長屋に預けるが奉行の命令でお糸は検校の仕置きに差出すことになった。めくらの検校は人違いだったのか。敵討ちの依頼に、鉄(山崎努)らが動き出した。検校の盲目がほんものか、と探るのだが確証が掴めない。いったんはお糸を救い出すが、検校の用心棒政五郎(亀石征一郎)に殺されてしまう。検校は側女中のお菊(志乃原良子)も殺す。 好色の検校がお菊のかわりに狙ったのはおきん(野川由美子)だ。色仕掛けで接近したおきんは、とうとう検校の目が、コイのうろこをはめたニセめくらであることを突きとめた。―――あらすじをみる 金貸しの清原検校(神田隆)を肉親のかたきと、お糸(柴田未保子)が切りかかった。主水(藤田まこと)が仲に入り、観音長屋に預けるが奉行の命令でお糸は検校の仕置きに差出すことになった。めくらの検校は人違いだったのか。敵討ちの依頼に、鉄(山崎努)らが動き出した。検校の盲目がほんものか、と探るのだが確証が掴めない。いったんはお糸を救い出すが、検校の用心棒政五郎(亀石征一郎)に殺されてしまう。検校は側女中のお菊(志乃原良子)も殺す。 好色の検校がお菊のかわりに狙ったのはおきん(野川由美子)だ。色仕掛けで接近したおきんは、とうとう検校の目が、コイのうろこをはめたニセめくらであることを突きとめた。―――
- 00:46:55第8回 力をかわす露の草 220円あらすじをみる 子供に恵まれない若年寄の妻ぬい(安田道代)の犬好きは異常で、不注意のあった犬係の腰元を、家臣の雲右衛門(大前均)に命じて制裁を加えた。みつ(丘夏子)は片輪にされ、縁談もこわれた。 だから犬が行方不明になったのは、新しい係の志乃(和田恵利子)は首を吊った。が、鉄(山崎努)が助けてかくまった。ぬいは狂ったように犬と志乃を捜し始めた。 志乃の父親は痛みつけられ、かばった錠(沖雅也)は短銃で撃たれた。依頼がなければ仕置きはできないとこらえてきた鉄も、捕えられて半死半生の目に会う。 だが、依頼主がでてきた。志乃をあずけたみつの父親が、二人をあわれんで百両出すという。鉄たちは猛然と立上った―――。あらすじをみる 子供に恵まれない若年寄の妻ぬい(安田道代)の犬好きは異常で、不注意のあった犬係の腰元を、家臣の雲右衛門(大前均)に命じて制裁を加えた。みつ(丘夏子)は片輪にされ、縁談もこわれた。 だから犬が行方不明になったのは、新しい係の志乃(和田恵利子)は首を吊った。が、鉄(山崎努)が助けてかくまった。ぬいは狂ったように犬と志乃を捜し始めた。 志乃の父親は痛みつけられ、かばった錠(沖雅也)は短銃で撃たれた。依頼がなければ仕置きはできないとこらえてきた鉄も、捕えられて半死半生の目に会う。 だが、依頼主がでてきた。志乃をあずけたみつの父親が、二人をあわれんで百両出すという。鉄たちは猛然と立上った―――。
- 00:46:34あらすじをみる 岡場所の女郎お順(磯野洋子)に熱を上げた鉄(山崎努)は、お順に情夫がいるのを知った。その清造(津川雅彦)は、男前の顔と甘い言葉で十四人もの女をたぶらかし、女郎奉公させては金をまき上げている悪い“ヒモ”であった。 おきん(野川由美子)と半次(津坂匡章)の言葉で、清造のあとをつけたお順は、年増の女郎およう(日高澄子)が殺されるところを見てしまった。 お順は、三両を鉄に渡して清造の仕置きを依頼した。が、憎み切れずに清造のもとへ走った。「殺し屋が来るから逃げて」とすがりつくお順を、清造は古井戸に落して殺してしまった。
- 00:46:54第10回 ぬの地ぬす人ぬれば色 220円あらすじをみる 川で洗われている友禅を、将軍の側室お美代(北林早苗)が欲しがった。娘ゆき(鮎川いづみ)の嫁入り用だから、と拒む父親とゆきの許婚者が、供の侍新八(上野山功一)に斬(き)り殺された。 奉行所に訴えても相手にされないゆきに、面倒を見るから大奥へ来いとのすすめがあった。主水(藤田まこと)らが心配するが、ゆきは大奥へ行く決心をする。おきん(野川由美子)が女中として同行した。 案の定、お美代は、友禅を雑巾にして廊下を磨けといやがらせ。そのうえ、将軍がゆきを見染めたのを知って、敵の新八と結婚せよと迫った。ゆきは、仕置料をおきんに残して、友禅で首を吊った。あらすじをみる 川で洗われている友禅を、将軍の側室お美代(北林早苗)が欲しがった。娘ゆき(鮎川いづみ)の嫁入り用だから、と拒む父親とゆきの許婚者が、供の侍新八(上野山功一)に斬(き)り殺された。 奉行所に訴えても相手にされないゆきに、面倒を見るから大奥へ来いとのすすめがあった。主水(藤田まこと)らが心配するが、ゆきは大奥へ行く決心をする。おきん(野川由美子)が女中として同行した。 案の定、お美代は、友禅を雑巾にして廊下を磨けといやがらせ。そのうえ、将軍がゆきを見染めたのを知って、敵の新八と結婚せよと迫った。ゆきは、仕置料をおきんに残して、友禅で首を吊った。
- 00:46:55あらすじをみる 奉行も一目おく目明し、鬼の岩蔵(今井健二)を鉄(山崎努)や錠(沖雅也)が狙っていた。が、岩蔵も仕置人の存在をかぎつけ、動きをとらえようとしていた。 折からの殺人事件で岩蔵が、捕えた男を強引に獄門台に送ったあと、真犯人の孝兵衛(穂積隆信)が自首しようとした。面目が潰れると、岩蔵が孝兵衛を脅しているのを鉄らが察知した。 だが、岩蔵側の策略におきん(野川由美子)が捕えられ拷問にあう。危機を迎えた殺し屋たちは、一か八か、孝兵衛を深夜の銭湯に呼び出した。作戦が当って、自信満々の岩蔵が、孝兵衛に化けて単独でやって来た―。
- 00:46:54あらすじをみる 半次(津坂匡章)が好きになったおしの夜鷹(たか)(佐野厚子)が畠山藩士に傷を負わされた。 娘は、実は清(しん)国から畠山領に漂着した李一族の李麗花であった。陶工の一族は美しい畠山焼を作って、藩に繁栄をもたらした。だが、藩主の弾正(前田吟)は、焼くだけ焼かせ、公儀にとがめられそうになるや一族を皆殺しにした。一人生き残った麗花は、江戸へ落ちのび、おしのふりをして身を売っていたのだ。 半次と錠(沖雅也)が麗花を助けたが、主水(藤田まこと)から三人が畠山藩に狙われ始めたことを知る。麗花は香炉を売って、弾正の仕置きを依頼するのだった。
- 00:46:52第13回 悪いやつほどよく見える 220円あらすじをみる 岩木藩士多田兵助(林ゆたか)は、藩の江戸屋老榊原主膳(渥美国泰)の娘冴(高樹容子)を路上に待伏せてかどわかし、油問屋に立てこもった。町中を大騒ぎにして藩にのり出させ、藩の悪政ぶりを明るみに出させようと考えたのである。 しかし切れ者と噂の高い主膳は、奉行所に、藩名を出さずに冴を救出してほしいと依頼した。依頼された与力は、不首尾の際の詰め腹を切らせるに適当な男ということで、主水にその仕事を命じる。 与力の鼻をあかしてやると、油問屋にしのび込んだ鉄らは、実は兵助の行動は、飢饉と重い年貢のため直訴しようとすれば斬られる百姓の苦しみを救うためだったと知る。 仕置きのホコ先は兵助から主膳に変わった。あらすじをみる 岩木藩士多田兵助(林ゆたか)は、藩の江戸屋老榊原主膳(渥美国泰)の娘冴(高樹容子)を路上に待伏せてかどわかし、油問屋に立てこもった。町中を大騒ぎにして藩にのり出させ、藩の悪政ぶりを明るみに出させようと考えたのである。 しかし切れ者と噂の高い主膳は、奉行所に、藩名を出さずに冴を救出してほしいと依頼した。依頼された与力は、不首尾の際の詰め腹を切らせるに適当な男ということで、主水にその仕事を命じる。 与力の鼻をあかしてやると、油問屋にしのび込んだ鉄らは、実は兵助の行動は、飢饉と重い年貢のため直訴しようとすれば斬られる百姓の苦しみを救うためだったと知る。 仕置きのホコ先は兵助から主膳に変わった。
- 00:46:52第14回 賭けた命のかわら版 220円あらすじをみる このところ半次(津坂匡章)は、すっぱぬきの留とあだ名される瓦版屋留造(石山律)にすっかり肩入れし、留の瓦版売りを手伝いはじめた。というのも、留はここ三年来、石屋の鳴海屋(川合伸旺)についてその悪行の数々を書き立ててきた。そのたびに、留は鳴海屋に雇われた“もみ消し屋”の茂平(外山高士)らに痛めつけられるが、あくまでも筆を折らない。その勇気に感じ入ったからである。 しかしいつまでも鳴海屋が、その程度で留を見逃しておくはずがない。ついに留は女房のそで(神鳥ひろ子)をさらわれ、殺される。さらに復讐を誓った留までが。 留の遺志を継いだ半次は、鉄らによびかけて、最後に留が書き残した原板をさがし出す。そしてこの原板をネタに鳴海屋をゆすり、その金を仕置料に、あらためて鳴海屋と茂平をねらう。あらすじをみる このところ半次(津坂匡章)は、すっぱぬきの留とあだ名される瓦版屋留造(石山律)にすっかり肩入れし、留の瓦版売りを手伝いはじめた。というのも、留はここ三年来、石屋の鳴海屋(川合伸旺)についてその悪行の数々を書き立ててきた。そのたびに、留は鳴海屋に雇われた“もみ消し屋”の茂平(外山高士)らに痛めつけられるが、あくまでも筆を折らない。その勇気に感じ入ったからである。 しかしいつまでも鳴海屋が、その程度で留を見逃しておくはずがない。ついに留は女房のそで(神鳥ひろ子)をさらわれ、殺される。さらに復讐を誓った留までが。 留の遺志を継いだ半次は、鉄らによびかけて、最後に留が書き残した原板をさがし出す。そしてこの原板をネタに鳴海屋をゆすり、その金を仕置料に、あらためて鳴海屋と茂平をねらう。
- 00:46:52第15回 夜がキバむく一つ宿 220円あらすじをみる 一仕事を終えた鉄と錠が、江戸への帰路、雨のために道をふさがれ、とある廃屋に雨宿りした。 そこには、同じように足止めされた飛脚(常吉=島米八)、百姓(多吉=牧冬吉)、老職人(茂七=大森義夫)、雲水(大垣=殿山泰司)、それに商人風の男(六兵衛=塩津栄)、病気の武士(高木=青山良彦)とその妹(志乃=左時枝)、薬売りの男(弥助=堺左千夫)らがいた。 この雲水、実は藩の刺客で、鳥追い姿の女忍者(お銀=伊佐山ひろ子)を使って、藩の秘密を握った幕府隠密をこの家に追い込んだのである。が、どの男が隠密かはわからない。とすれば、全員を斬るのが一番確かだと、スキを見せた者から殺せと、ひそかにお銀に命じる。 はじめに百姓、ついで飛脚が殺され、四人目の老職人茂七が息を引き取るときに立会った鉄は、茂七が渡す金を仕置料に、残った者の中にひそむ犯人に挑戦する。あらすじをみる 一仕事を終えた鉄と錠が、江戸への帰路、雨のために道をふさがれ、とある廃屋に雨宿りした。 そこには、同じように足止めされた飛脚(常吉=島米八)、百姓(多吉=牧冬吉)、老職人(茂七=大森義夫)、雲水(大垣=殿山泰司)、それに商人風の男(六兵衛=塩津栄)、病気の武士(高木=青山良彦)とその妹(志乃=左時枝)、薬売りの男(弥助=堺左千夫)らがいた。 この雲水、実は藩の刺客で、鳥追い姿の女忍者(お銀=伊佐山ひろ子)を使って、藩の秘密を握った幕府隠密をこの家に追い込んだのである。が、どの男が隠密かはわからない。とすれば、全員を斬るのが一番確かだと、スキを見せた者から殺せと、ひそかにお銀に命じる。 はじめに百姓、ついで飛脚が殺され、四人目の老職人茂七が息を引き取るときに立会った鉄は、茂七が渡す金を仕置料に、残った者の中にひそむ犯人に挑戦する。
- 00:46:46第16回 大悪党のニセ涙 220円あらすじをみる 三国屋を殺し、彼が持っていた頼母子講の百五十両の金を奪った犯人として、板前職人の仙八(森次浩司)が捕えられる。が、仙八はどんなに拷問されても無罪を主張した。 牢に入れられたあとも仙八は、牢名主の小六(高松英郎)に訴えて、せめて病気のおふくろに不幸を詫びるため、半日でも牢を出してほしいと頼み込んだ。仙八の真情を信じた小六は、外からの火で牢屋が火事になれば、囚人の解き放しがある。それを計画してやろうと約束した。 しかし真実の犯人は仙八だった。奪った金を隠すところを幼なじみの万造(津坂浩史)に見られ、万造を追おうとして捕えられた。そのため隠した金が気がかりで、仙八は一芝居うって小六をだまし、まんまと牢を出るのに成功したのである。 ところが、隠したところに金はなく、万造を探しあてて金を奪い返えすが、その仙八のあとを小六がつけていた。 真相を知った小六は、仙八の仕置きを決意する。あらすじをみる 三国屋を殺し、彼が持っていた頼母子講の百五十両の金を奪った犯人として、板前職人の仙八(森次浩司)が捕えられる。が、仙八はどんなに拷問されても無罪を主張した。 牢に入れられたあとも仙八は、牢名主の小六(高松英郎)に訴えて、せめて病気のおふくろに不幸を詫びるため、半日でも牢を出してほしいと頼み込んだ。仙八の真情を信じた小六は、外からの火で牢屋が火事になれば、囚人の解き放しがある。それを計画してやろうと約束した。 しかし真実の犯人は仙八だった。奪った金を隠すところを幼なじみの万造(津坂浩史)に見られ、万造を追おうとして捕えられた。そのため隠した金が気がかりで、仙八は一芝居うって小六をだまし、まんまと牢を出るのに成功したのである。 ところが、隠したところに金はなく、万造を探しあてて金を奪い返えすが、その仙八のあとを小六がつけていた。 真相を知った小六は、仙八の仕置きを決意する。
- 00:46:53第17回 恋情すてて死の願い 220円あらすじをみる 油問屋の但馬屋(真木祥次郎)は堺屋(明石潮)ら一味の油買占めの企らみに同調しなかったため、ワナを仕掛けられて、火あぶりの刑になった。 但馬屋の遺児美弥(長谷川澄子)と鈴(中田喜子)の姉妹は、もと手代の清七(岩下浩)に教えられて、堺屋らの企らみを記した念書を奪い、親の恨みを晴らそうとしていた。そうして夜ごと堺屋一味の油屋に忍び込んでは念書を探していたある夜、主水らに捕えられ、美弥が負傷する。 やがて清七に、今夜こそはと教えられて、鈴はひとりで堺屋に赴くが、逆に斬られ、ニセの念書を掴まされる。いつか清七を愛するようになっていた美弥は、実はすべて清七が仕組んだワナとはどうしても信じられず、錠が奪ってきた本ものの念書を持って奉行所へ訴える。が、応待したのは、堺屋とグルの与力永尾(高野真二)だった。あらすじをみる 油問屋の但馬屋(真木祥次郎)は堺屋(明石潮)ら一味の油買占めの企らみに同調しなかったため、ワナを仕掛けられて、火あぶりの刑になった。 但馬屋の遺児美弥(長谷川澄子)と鈴(中田喜子)の姉妹は、もと手代の清七(岩下浩)に教えられて、堺屋らの企らみを記した念書を奪い、親の恨みを晴らそうとしていた。そうして夜ごと堺屋一味の油屋に忍び込んでは念書を探していたある夜、主水らに捕えられ、美弥が負傷する。 やがて清七に、今夜こそはと教えられて、鈴はひとりで堺屋に赴くが、逆に斬られ、ニセの念書を掴まされる。いつか清七を愛するようになっていた美弥は、実はすべて清七が仕組んだワナとはどうしても信じられず、錠が奪ってきた本ものの念書を持って奉行所へ訴える。が、応待したのは、堺屋とグルの与力永尾(高野真二)だった。
- 00:46:52第18回 備えはできたいざ仕置 220円あらすじをみる 行方不明になった許嫁のおさと(安倍玉絵)を探してくれと、大工の佐吉(中井啓輔)が主水に頼んで来たが、偶然にも錠、半次らが夜釣りの帰りに助けた女が、おさとであった。 だがおさとは、佐吉の顔も忘れ身体中刃物の傷を負っていた。 鉄の治療で回復していくうちに、おさとは、毎夜鬼の面をかむった十兵衛という侍に、手裏剣でもて遊ばれていたと、記憶を取りもどしてくる。 一方佐吉は、おさとの足取りを調べていくうちに、おさとが結婚のことで相談に行った丸岡の隠居(藤尾純)が怪しいと張込むが、ある日、丸岡のあとをつけて材木問屋橘屋(田口計)に入り、丸岡もろとも佐吉まで殺されてしまう。 主水らの調べで橘屋は、勘定奉行の加納十兵衛(高森玄)にご料材の入札を有利にしてもらうため、丸岡を通じて十兵衛に娘たちをあっせんしていたとわかる。 佐吉の死というショックで正気にかえったおさとから依頼を受けた仕置人たちは、ひと筋縄でいかぬ十兵衛を神経作戦で仕置きにかける。あらすじをみる 行方不明になった許嫁のおさと(安倍玉絵)を探してくれと、大工の佐吉(中井啓輔)が主水に頼んで来たが、偶然にも錠、半次らが夜釣りの帰りに助けた女が、おさとであった。 だがおさとは、佐吉の顔も忘れ身体中刃物の傷を負っていた。 鉄の治療で回復していくうちに、おさとは、毎夜鬼の面をかむった十兵衛という侍に、手裏剣でもて遊ばれていたと、記憶を取りもどしてくる。 一方佐吉は、おさとの足取りを調べていくうちに、おさとが結婚のことで相談に行った丸岡の隠居(藤尾純)が怪しいと張込むが、ある日、丸岡のあとをつけて材木問屋橘屋(田口計)に入り、丸岡もろとも佐吉まで殺されてしまう。 主水らの調べで橘屋は、勘定奉行の加納十兵衛(高森玄)にご料材の入札を有利にしてもらうため、丸岡を通じて十兵衛に娘たちをあっせんしていたとわかる。 佐吉の死というショックで正気にかえったおさとから依頼を受けた仕置人たちは、ひと筋縄でいかぬ十兵衛を神経作戦で仕置きにかける。
- 00:46:52第19回 罪も憎んで人憎む 220円あらすじをみる 鉄と錠は無宿人狩にあい、佐渡送りされることになる。というのも、老中秋山但馬守(伊丹十三)と金座御用商人後藤庄三郎(加藤武)が、飢饉で世情不安な江戸の秩序を戻すため、また佐渡金山の採掘のために考えた企みに、まきこまれたからである。 捕えられた無宿人の中に、勘当された後藤の息子精一郎(川口恒)がいた。彼は秋山の政敵星野淡路守の理想に共鳴して父に対立し、人別帳からはずされていたのである。このことを知った主水は、精一郎を使って無宿人釈放をはかろうとするが、庄三郎の態度は冷たかった。 やがて佐渡へ向う一行を星野一派が襲撃し、精一郎は助けられ、星野らの反撃計画を知らされる。精一郎は星野もまた権力と金を追う亡者だったと知るが、その時秋山らがさしむけた刺客に襲われた。 傷つきながら精一郎は主水らに助けられ、父の企らみの一切を打ち明け、秋山らを倒してほしいと依頼する。あらすじをみる 鉄と錠は無宿人狩にあい、佐渡送りされることになる。というのも、老中秋山但馬守(伊丹十三)と金座御用商人後藤庄三郎(加藤武)が、飢饉で世情不安な江戸の秩序を戻すため、また佐渡金山の採掘のために考えた企みに、まきこまれたからである。 捕えられた無宿人の中に、勘当された後藤の息子精一郎(川口恒)がいた。彼は秋山の政敵星野淡路守の理想に共鳴して父に対立し、人別帳からはずされていたのである。このことを知った主水は、精一郎を使って無宿人釈放をはかろうとするが、庄三郎の態度は冷たかった。 やがて佐渡へ向う一行を星野一派が襲撃し、精一郎は助けられ、星野らの反撃計画を知らされる。精一郎は星野もまた権力と金を追う亡者だったと知るが、その時秋山らがさしむけた刺客に襲われた。 傷つきながら精一郎は主水らに助けられ、父の企らみの一切を打ち明け、秋山らを倒してほしいと依頼する。
- 00:46:53第20回 狙う女を暗が裂く 220円あらすじをみる 江戸で指折りの大店、板倉屋(清水彰)伊勢谷(郡司良)和泉屋(沢村宗之助)の旦那らは、芸者蝶丸(真屋順子)と料亭で散財していたところを、板前の寅吉(夏八木勲)におそわれ、板倉屋はのがれたが、あとの三人は殺された。 捕手に追われ、重傷をおった寅吉は、おきんの家に逃げ込む。はじめはすきを見て逃げだそうとするおきんだったが、重傷の寅吉の哀願するような目の輝やきや、同じ故郷のもの同志ということもわかり、しだいに打ちとけていった。 鉄と錠は、おきんの不審な動きを見張っているうちに、寅吉がひそんでいるらしいと気づき、ふみ込んで事情を知る。寅吉は蝶丸と相思相愛の仲になり、苦労して身請けの金までつくるが、実は蝶丸が板倉屋らと酒の余興に仕組んだ芝居だったとわかり、復讐を遂げようとしたのだった。 そのころ、捕手はすでにおきんの家を完全に包囲していた。あらすじをみる 江戸で指折りの大店、板倉屋(清水彰)伊勢谷(郡司良)和泉屋(沢村宗之助)の旦那らは、芸者蝶丸(真屋順子)と料亭で散財していたところを、板前の寅吉(夏八木勲)におそわれ、板倉屋はのがれたが、あとの三人は殺された。 捕手に追われ、重傷をおった寅吉は、おきんの家に逃げ込む。はじめはすきを見て逃げだそうとするおきんだったが、重傷の寅吉の哀願するような目の輝やきや、同じ故郷のもの同志ということもわかり、しだいに打ちとけていった。 鉄と錠は、おきんの不審な動きを見張っているうちに、寅吉がひそんでいるらしいと気づき、ふみ込んで事情を知る。寅吉は蝶丸と相思相愛の仲になり、苦労して身請けの金までつくるが、実は蝶丸が板倉屋らと酒の余興に仕組んだ芝居だったとわかり、復讐を遂げようとしたのだった。 そのころ、捕手はすでにおきんの家を完全に包囲していた。
- ジャンル
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制作国
日本
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制作年
1970年代
- シリーズ
- キャスト
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スタッフ
監督 : 貞永方久 ほか 脚本 : 野上龍雄 ほか