彩流社 407件 人気順 新着順 すべてがわかる! 日本アニメ史入門 アニメの旅人 『鉄腕アトム』から、『あしたのジョー』『千と千尋の神隠し』 『鬼滅の刃』まで、 ニッポンアニメ100年史を紐解き、徹底解説! 『宇宙戦艦ヤマト』世代の50代から20代以下の読者まで 楽しめるオールタイムベスト・アニメ! 各年代を代表するアニメ作品や関連する人物、アイドル声優の登場や 「ガンプラ」に代表される玩具に、アニメ専門誌といったメディア、 さらには「オタク」をはじめとする社会風俗を 年代ごとにトピックを立てて解説します。 【目次】 ●アニメの国日本の先駆け『鉄腕アトム』の栄光と呪縛 ●ギャグアニメ誕生! 『オバケのQ 太郎』『おそ松くん』から 『パーマン』へ ●少女ストーリーマンガから生まれた魔法少女アニメと 『リボンの騎士』 ●妖怪ブームの幕開けとなった『ゲゲゲの鬼太郎』 ●アニメを席巻した「スポコン」『巨人の星』『アタックNo.1』 ●『あしたのジョー』『エースをねらえ!』、 アニメ表現の可能性を広げた出崎統 ● TVアニメ界を席巻する巨大ロボット『マジンガーZ』 ●『アルプスの少女ハイジ』からの「世界名作劇場」がジブリを生んだ!? ●『宇宙戦艦ヤマト』大ヒットが生んだ新しいアニメの世界 ●『美少女戦士セーラームーン』漫画連載と同時のアニメ放映から メディアミックスの代表へ ●日本映画史を塗り替えた『鬼滅の刃』。 テレビアニメにあった大ブレークの予感 1,540円 スラヴ東欧研究者の備忘録 早坂眞理 錯綜するポーランド、リトアニア、ベラルーシ、 ウクライナ地域の歴史に独自の視線で大きな足跡を残す ”早坂史学”生成の原点! ポーランドの連帯運動、ソ連の崩壊とウクライナの独立を 現地で体験した歴史家であり、 碩学泰斗の歴史家たちの教えを真摯に受けとめ、 若くして知遇を得た研究者との変わらぬ交流を維持する一学究の歩み。 2,420円 世紀末ベルリン滞在記 加藤淳 1989年、ベルリンの壁崩壊から30年…… 1996年からベルリンに通い出し、 97年からの11年間、 ベルリンを第二の故郷として過ごした著者が、 彼の地で、「異邦人=エトランゼ」として、 何を見て、どんな人種的差別を受けたのか……。 移民を受け入れることが当たり前になりつつある、 グローバリゼーションが推進される現代、 この日本でも、移民をどのように受け入れて、「外国人」と つきあえばよいのか? 「移民」として「労働」し「難民」として生きた著者の経験は、 大きなヒントを与えてくれるはずである。 時に笑い、時に怒り、時に泣いた!世紀末ベルリンを活写した滞在記。 2,090円 宙跳ぶ落語家 三遊亭とむ 松垣透 落語家 三遊亭とむ。 その豊かな発想を有する落語家はいかにしてできたのか。 そして日本武道館での「真打披露興行」を開催することができるのか。 超個性的な落語家の半生を振り返る。 【三遊亭とむ年譜】 本名・末高斗夢(すえたか・とむ) 1983年12月31日東京・新宿区生まれ。師匠は三遊亭好楽。 三遊亭こうもり(2011年~2014年)、 三遊亭とむ(2014 年~)。 所属は五代目円楽一門会、エイベックスマネジメント。 落語家、俳優。 明治学院東村山高等学校卒業、亜細亜大学中退。実家は板橋区常盤台の 『末高歯科医院』。母は洗足学園音楽大学講師。 1999年2月、お笑い芸人「末高斗夢」でデビュー。 2011年8月、三遊亭好楽に入門し「三遊亭こうもり」として活動開始。 2013年2月、R-1ぐらんぷり決勝進出。 2014年4月伊勢神宮外宮せんぐう館にて落語家初の奉納落語を行う。 2014年9月、二つ目昇進、高座名を「三遊亭とむ」に改名。 2015年11月11日、年上の女性と結婚。2016年5月28日、ヒルトン東京で 挙式・披露宴を行う。2017年10月31日男児誕生。 そしてエイベックスマネジメント所属を発表。 特技はマラソン、テニス、ピアノ、神社巡り、 スキー(スキー検定ゴールド1 級)、 利き水(水ソムリエ資格)自販機ビジネス等。 持ちネタでは都々逸を得意とし、「都々逸親子」と題した噺などがある。 1,650円 大群 ジャン・ジオノ/山本省 ジオノによる唯一の反戦小説。 ヴァランソル高原を通過する羊の群れ。 羊の群れ(Troupeau)と兵士の群れ(Troupe)。 ジオノはフランス人の生活にとり、きわめて重要な「羊」の群れを 冒頭に登場させることによって、この作品に象徴的な意味を注ぎ込んでいる。 若者たちは戦争に出征していった。物語のなかで血なまぐさい 戦闘そのものが描写されることはない。 致命傷を負い瀕死の状態にある戦友を見守る兵士。 ドイツ軍が撃ってくる弾丸を塹壕のなかで避けている兵士。 妻からの手紙を読む兵士。死んだ赤ちゃんを齧っている豚に短刀を 突き刺し、豚と格闘する兵士。羊の群れのなかの もう動けなくなっていた子羊を預けていた老羊飼いがその子羊を 受け取りにアルルからやってくる。折しも赤ちゃんが生まれ、 ヴァランソル高原にも生命の兆しが感じられるようになっていく。 正義や平和のための戦争はありえない。戦争はいったん始まって しまうと、止められない。戦争は戦闘に参加する兵士たちだけでなく、 銃後を守る女や老人・子供にも悲惨さしかもたらさないことを、 この作品は雄弁に語っている。 2,860円 ダニエル・デロンダ(上) ジョージ・エリオット/藤田繁 主人公デロンダの「アイデンティティ追求」の果てに 行き着いたユダヤ人問題、特異な男女の愛と背徳を ヨーロッパの時代風潮と交錯させ描いた一大ロマン…。 イスラエル建国問題で「歴史を動かした」と評され、 賛否の論争を巻き起こした問題作、新訳で登場! 「この小説で異彩をはなち常に賞讃されてきたのは グウェンドレンとグランドコートの描写である。 『この作品の並はずれた力はきわめて不愉快な男の描写にみられる』 (『英文学史』1927)とラフカディオ・ハーンは言っている」 (「解説」より)。 5,720円 ダニエル・デロンダ(下) ジョージ・エリオット/藤田繁 主人公デロンダの「アイデンティティ追求」の果てに 行き着いたユダヤ人問題、特異な男女の愛と背徳を ヨーロッパの時代風潮と交錯させ描いた一大ロマン…。 イスラエル建国問題で「歴史を動かした」と評され、 賛否の論争を巻き起こした問題作、新訳で登場! 「この小説で異彩をはなち常に賞讃されてきたのは グウェンドレンとグランドコートの描写である。 『この作品の並はずれた力はきわめて不愉快な男の描写にみられる』 (『英文学史』1927)とラフカディオ・ハーンは言っている」 (「解説」より)。 5,720円 中世ジョージアの建築職人 ダヴィド・ホシュタリア/ディミトリ・トゥマニシュヴィリ/ナティア・ナツヴリシュヴィリ/篠野志郎/藤田康仁 ジョージア文化絶頂期の精華、中世建築技術の全貌! カフカースに今も遺る中世の壮麗な石造の教会堂や城塞……。 誰がどのようにして創造したのか。 中世の建築職人はいかなる地位を占めていたか。施主と建築家の役割は? どんな枠組み、形式で建築職人たちの創造的探求は展開されたか。 どんな手法を建築デザインと建設に際して用いたのか。材料は何か。 建設作業はいかに進めていったか……。 さまざまな疑問に応えるジョージア語による唯一の総合的文献の本邦初の翻訳。 カラー図版45点/白黒255点収載! 11,550円 定本 沖縄戦 柏木俊道 あなたは知っていますか、リアルなこの歴史を! 市民を巻き込んだ理不尽な日米両軍のすさまじい沖縄戦の実相を、多数の図版と写真を使用し、その全体像に迫った入門書。 「沖縄の『県史』、『市町村史』をみて驚くことは、すべての史誌が沖縄戦の惨禍に触れていることです。なかにはA4版1,000p×数巻を費やして扱っているところもあります。また、住民数百人の字(あざ)で1巻を使って沖縄戦史を扱っているシマ(沖縄方言で集落のこと)があります。これらの史誌は、多くが沖縄戦の解説とともに市民の投稿や聞き取り調査で構成されています。」(本書「まえがぎ」より) 2,640円 夏の奥津城 梅宮創造 ……会津地方の或る旧家の壊滅…… たまたま地方の一旧家に生れて、年ふるままに人となり、しまいには天の定め、その命を召しあげ、遺された者ら、只ひたぶるに祈る。さて、祈る者びとも、かわるがわる、とき到りて同じ定めに就き、今度は逆に祈られる。一人また一人と、生れては死ぬ。死ぬとわかっていながら、生れてみれば嬉しいことも、辛いこともあろう。それもこれもが、いずれ等しく、ひとときの光芒放つ間もはかなく、果ては闇に消えゆくものの。かつてさんざめいた日々の生活、古い家屋敷、周囲をとり巻く山に川に、野に畑に、昔の俤すでに無く、ただ言葉だけがむなしく宙へ舞う。祈るべし、命あるかぎり祈るべし。神々の、この世に在りし証を温めながら祈る。 【目次】 【第1部・夏の奥津城】 (序)兄弟/籠る日々/雷( いかづち) /病を得て/大寒の朝/奥津城/渦/天壌無窮/ 招魂/神々の集い/(跋)祈り 【第2部・譚草拾遺】 愚神祭/蘇生/独身/ジェイムズ・ジョイスへの旅路/イタリア叙事喜劇 2,530円 ナポレオンの柳 黒沢眞里子 2021年5月5日はナポレオン没後200周年! 2018年、セントヘレナ島には空港がオープン。 観光もついに現実のものとなった。 その土地で、ナポレオンは52年の生涯を閉じた。 本人の希望で、生前その下で瞑想していたと言われる 柳が、死後の埋葬場所となった。 本書では、ナポレオンが出会ったその柳について着目する。 「ナポレオンの柳」について、日本ではほとんど知られていない。 ナポレンに関する書籍や研究はもちろん、彼が晩年を過ごした セントヘレナ島の捕囚や死を扱った書籍でさえ柳に注目したものは ないのだ。「ナポレオン伝説の形成」を読み解いた本においても、 「暗黒のナポレオン伝説」がナポレオンの死によって 「ナポレオン崇拝」に変化する興味深い分析がなされているが、 柳には触れられていない。 しかし、終の住処セントヘレナ島で、ナポレオンが柳と出会った 事実こそ、ナポレオンの叙事詩的生涯を締めくくる「幸運な出会い」 だったと言えるのである。それは、メランコリーな柳が枝を垂らす ナポレオンの墓のイメージが国を超えて多くの人々の口にのぼり、 文章にされ、絵に描かれ、歌に歌われたからだ。 著者は、アメリカの墓地研究者として古い墓地を訪れたとき、 多くの墓石に柳を見つけていた。柳は墓石に描かれただけでなく 墓園にも多く植えられているのである。なぜアメリカの墓地では、 柳を多く目にすることになるのか?研究を進めたところ、柳は アジアからヨーロッパ、そしてアメリカへと導入・伝播される中で、 その意味を変化させ、死・葬儀のシンボルとなり広く普及していた ことが分かった。 本書は、その「柳」研究を起点とし、西洋人の柳への熱狂、 セントヘレナ島に柳が存在した由来、そして、それが島に英国庭園 風景を模した絵画のような景観を出現させた歴史を辿り、 最後には、「ナポレオン伝説」をつくりあげたまさに張本人が 「柳」であることを論じる。 【目次】 第一部 ナポレオンの柳 第一章 西洋人と柳の文化誌 第二章 ナポレオンの柳 第二部 墓地と〈ピクチャレスク〉――「絵のように美しい」アメリカの墓地 第三章 田園墓地と〈ピクチャレスク〉な景観の創造 第四章 田園墓地の「進化」の先に見えてきたもの 2,860円 西ネパール・ヒマラヤ 最奥の地を歩く 稲葉香 リウマチという難病を抱えながら、チベット(中国)国境に近い ヒマラヤの最奥の地ドルポで約100日におよぶ越冬を単独実現させ、 今年「植村直己冒険賞」を受賞した、40代女性登山家の初の本。 厳しくも美しすぎる世界の屋根の山々。そこで繰り広げられる動物 や人々の伝統的なくらし。神々しい秘境の景色に、圧倒される…… 優れたカラー写真多数掲載!! 2,090円 日本プロ野球歌謡史 菊池清麿 日本プロ野球の歴史への追想は、日米野球応援歌に始まる。 昭和九年、ベーブ・ルース一行らの全米オールスター軍団が来日。迎え撃つ日本選手を激励するための応援歌が作られた。日米野球の応援歌《日米野球戦 日本選手応援歌》の作詞は西條八十、作曲は堀内敬三、歌手にはクラシックとポピュラーの二刀流・ビクター専属・流行歌手テナー藤山一郎が担当として独唱することとなった。藤山は東京音楽学校在学中すでにコロムビアから流行歌手としてデビューし、古賀メロディーを世に普及させていた。昭和九年の日米野球を機に結成された全日本チームは、日本の職業野球いわゆるプロ野球の誕生を担った。その発展の歴史は歌と共にあったと言ってよい。確かに野球応援歌は、野球シーン、躍動感をあたえるプレー中の攻守の交代、得点、またそれのみならず、開会式・閉会式の入場行進などいろいろな場面で歌われるものだ。歓喜溢れる旋律と躍動のリズムが野球全体を彩っているのだ。《全国中等学校優勝野球大会の歌》《若き血》《紺碧の空》《日米野球行進曲》《都市対抗行進歌》《全国中等学校優勝野球大会行進歌》。それらの楽曲は野球史の歴史の一ページと言っても遜色ないものなのだ。戦後の「赤バットの川上」と「青バットの大下」をさらに演出したのも野球歌謡である。日本のプロ野球の歴史は、歌によってつづれ織りのように記されていると言えるのである。 【目次】 (1)大阪タイガースの歌―猛虎軍団 (2)野球の王者―巨人軍初代球団応援歌 (3)燦めく星座―歌謡界の野球人・灰田勝彦 (4)戦争のさなか (5)リンゴの唄―大下弘の青春 (6)東京ブギウキ―ミスタータイガース藤村冨美男 (7)ジャイアンツ・ソング―二代目巨人軍球団歌 (8)日本野球の歌 (9)野球小僧―巨人第二期黄金時代 (10)中日ドラゴンズの歌 (11)西鉄ライオンズの歌 (12)鈴懸の径―長嶋茂雄の青春 (13)南海ホークスの歌 (14)阪神タイガースの歌 (15)闘魂こめて (エピローグ)日本プロ野球歌謡史拾遺 2,860円 日本・ポーランド関係史 II エヴァ・パワシュ= ルトコフスカ/白石和子 戦前・戦中も特別な関係を保ったポーランドとの戦後交流史を描く。 世界地図からポーランドを消滅させたドイツと同盟を結んだ日本は、 連合国との開戦を控えて在ポーランド日本大使館を閉鎖した後も、 ポーランド軍事諜報機関との協力を続けた……戦前、特殊ともいえる関係を 結び、かつて友好的であった両国は、戦後いかなる関係を刻んだか? 国交再開の条件?冷戦体制に与えた影響は?60年代、70年代、80年代の関係は? 戒厳令下のポーランドに与えた影響は? 1989年以降の体制転換は、両国にどのような変化をもたらしたか? その後はどのようになっているのか? 2019年までの交流史を多面的な視点から俯瞰する労作。 【目次】 日本語版への序文 ポーランド語版への序文 謝 辞 第一部 政治と外交 第一章 一九四五~一九六〇年 ポーランド、日本、世界 国交回復への道 大使館の開設と初代大使 第二章 一九六一~一九八九年 ポーランド、日本、世界 大使館の活動と外交代表 公式訪問と実務訪問 要人の訪問 国会議員の訪問 労働組合員の訪問 その他の訪問 第三章 一九八九~二〇一九年 ポーランド、日本、世界 大使館の活動と外交代表 公式訪問と実務訪問 要人の訪問 国会議員の訪問 その他の訪問 第四章 名誉領事館 在大阪ポーランド共和国名誉総領事館 在神戸ポーランド共和国名誉領事館 在広島ポーランド共和国名誉総領事館 在クラクフ日本国名誉領事館 第二部 学術 第一章 ポーランドにおける日本研究と日本語 教育 ワルシャワ大学における日本研究 その他の大学における日本研究 第二章 日本におけるポーランド研究とポーランド語教育 大学におけるポーランド ポーランド語講座 フォーラム・ポーランド 第三部 文化の普及 第一章 日本におけるポーランド文化の普及 在日ポーランド人民共和国大使館(1989年まで)・ 在日ポーランド共和国大使館 在京ポーランド広報文化センター 友好協会等 第二章 ポーランドにおける日本文化の普及 日本大使館広報文化センター 団体 基金 博物館 日本美術・技術博物館マンガ その他 第四部 在日ポーランド人、在ポーランド日本人 第一章 在日ポーランド人 ポロニア ──外国のポーランド人 日本におけるポロニア──全般的なデータ 団体とグループ 日本におけるポーランド修道士の布教 第二章 在ポーランド日本人 日本人のディアスポラ ポーランドにおける日本人 人々 おわりに 訳者あとがき 参考文献 付録4 ポーランドの勲章を受章した日本人 付録3 日本の勲章を受章したポーランド人 付録2 在ポーランド日本大使(~2019年) 付録1 在日ポーランド大使(~2019年) 原注 人名索引 4,730円 「花の波動」で幸せな人生を手に入れる YOKOKO 植物は、人の気持ちがわかり、人を癒す力を持っている! フラワーエッセンスのパイオニアが、 「肩の力を抜いてもっと幸せになるための新しい方法論」を伝授! ●インドのユーチューバーAkiko Spilitual さんや桑名正典さん (『ミリオネア・バイブレーション』著者)などとのコラボ企画も行う予定です! 第1章 「波動」を整えれば、すべてが想い通りになる! ~潜在意識を活用して、願いを叶えるメソッド 第2章 「本当の自分」を取り戻そう ~魂の声に素直になって、「自分らしく生きる」という自分軸を持つ 第3章 「花の波動」には、人の潜在意識の扉を開く力がある! ~植物の癒しの力で、望む現実を手に入れる 第4章 花の波動を取り入れる「花音セラピー」メソッド ~日本人のための「和のフラワーエッセンス」 第5章 目的別に「花の波動」を活用してみよう ~あなたの悩みは、花の波動が解決してくれる! 第6章 あなたの人生を変えるフラワーエッセンス! ~お花のセルフケア事典で、とっておきの1本を 1,540円 ハロルド・ピンター 奥畑豊 英国の劇作家ハロルド・ピンターは代表作『誕生日パーティー』が 興行的不振のために、早々と打ち切られるなど 正当な評価を得ることができていなかったが、 1960年初演『管理人』の成功によって一躍注目を集め、 65年初演の名作『帰郷』によって不動の名声を確立した。 80年初演の『温室』以降は、国際社会における人権侵害や弾圧などに 対して積極的に発言をするようになり、活動家として様々な問題に コミットしつつ、幾つもの優れた政治劇を世に送り出した。 96年初演の『灰から灰へ』は、後期における彼の代表作である。 本書は、第一章で、言語に関わるピンターの問題意識を考察し、 続く第二章では、彼の作品群に描かれるミスコミュニケーション、 あるいは社会学者クラウス・ミューラーが 「歪曲されたコミュニケーション」と名づけたものの表象を分析し、 それらに表出する記憶の政治学のあり方を読み解いた。 第二部をなす三つの章も、多くの点でこの第一部の議論を引き継ぐもの であるが、ここでは第一部で提示した読解から零れ落ちてしまった論点 をも拾い上げながら、『誕生日パーティー』『温室』『管理人』『帰郷』、 そして後期の政治劇といった彼の代表作を詳細に検討していく。 第一部におけるミスコミュニケーションに関する議論、第二部における ピンター劇の暴力性に関わる議論、そして本書全体に通底する 記憶の政治学というテーゼは、いずれも「ホロコースト」という 歴史上の大事件と多かれ少なかれ関係しているのである。 【目次】 1章 ホロコーストのあとで(1) 2章 ホロコーストのあとで(2) 3章 死産するスタンリーと声の剥奪 4章 何かが起こる/何も起きない 5章 言語、政治、記憶 2,860円 ハワイ日系人の歴史的変遷 堀江里香 「英雄」として掘り起こされた日本人移民、後藤濶。異なる人種や文化的背景を持つ人々が共存する社会をかれらはどのように生きてきたのか。 本書は、ハワイやアメリカ本土の日系人の歩みを辿りながら、グローバル化が進む現代において重要になっている多文化共生の問題について過去と現在を接合し、今日的な意味を探るものである。リンチという暴力の過去が、いかに読み替えられてきたのか――ハワイに渡った後藤濶がアメリカ出身の白人たちによりリンチの犠牲となった事件(1889年)の歴史・記憶・表象を、現地で「発掘」した様々な史料や、100名余の関係者に対して実施したインタビューも用いて検証。そこには、太平洋の楽園というイメージの背後に潜む、ハワイの植民地化という激動の歴史、多文化社会に生きた人々の衝突と融和の歴史が浮かび上がる。 先住民と各国からの移民とその子孫たちにより形成された多文化社会ハワイとアメリカ本土におけるアジア系の位置付けや人種的マイノリティの連帯、環太平洋の人々の移動、文化史の一端を紐解く。 3,410円 一つ目の諏訪大明神 皆神山すさ いよいよ来年は七年に一度の御柱祭! 諏訪神社の総本社である諏訪大社は古くから謎の多い神社だ。 縄文遺跡に囲まれ、精霊信仰を取り込んだ独自のミシャグチ信仰や 狩猟の神、軍神、風の神という多様な貌を持つ諏訪明神……。 神仏分離政策にとって破壊されたと言われる 普賢菩薩騎象像の片目の姿の元々の形が、一つ目の神であったとの 仮説で展開する古代史と大社と仏教の関係を通して 諏訪氏の源流に迫る労作。 【目次】 まえがき 第一部 一つ目の諏訪大明神 第一章 神仏習合時代の諏訪神 第一節 仏法紹隆寺 第二節 普賢菩薩騎象 第三節 普賢菩薩勧発品 第四節 明治の神仏分離 第五節 一つ目の諏訪神を推理する 第二章 葛井池の片目の魚伝説 第一節 葛井の清池 第二節 手長足長の神 第三節 ダイダラボッチ 第三章 神が目を傷つける話 第一節 柳田國男氏の一目小僧 第二節 眇眼で跋者の山の神 第三節 貝塚茂樹の古代中国の山の神 第四章 柳田國男の一目小僧の結論 第一節 諏訪社の人身供犠 第二節 諏訪の御柱 第三節 南宮とタタラの押立柱 第四節 美濃国の南宮 第五節 伊賀一の宮、敢国神社 第六節 浜南宮 第五章 金屋子神 第一節 金屋子神とタタラ製鉄 第二節 金屋子神祭文 第三節 死の忌みを嫌わない金屋子神 第四節 諏訪明神と金屋子神の一致点 第五節 金屋子神と蚩尤 第六章 天目一箇神と鉄鐸 第一節 鉄鐸の鳴る音は御左口の声 第二節 多度大社と伊勢平氏 第三節 銅鐸と鉄鐸 第四節 薙 鎌 第五節 風の祝 第六節 諏訪神は蛇体の風神 第七章 ミシャグチとフルの争いの話 第一節 守屋山は諏訪神社の神体山か 第二節 先代旧事本紀の語る物部氏の伝承 第三節 御霊信仰と守屋 第四節 高句麗朱蒙と沸流国王 第五節 百済の建国神話とフル 第六節 新羅昔脱解と瓠公の争い 第七節 ミシャグチを追跡する 第八節 昔脱解伝説の考察 第九節 海童と八幡信仰 第十節 銅剣文化の担い手、安曇・物部氏 第十一節 御衣着祝誕生をめぐって 第十二節 諏訪神社祭政体試論 第二部 新天皇に寄り添ふ 一目一足の鍛冶妖怪 第一節 夜通し行われる秘儀 第二節 折口信夫説と天皇霊 第三節 大和平定の剣フツノミタマ 第四節 一目一足の鍛冶神 第五節 天皇霊について 第三部 仏教と諏訪大社 第一章 源平合戦と諏訪武士 第一節 諏訪神社の武士化 第二節 源平合戦 第三節 旭将軍木曾義仲 第四節 鎌倉幕府と諏訪神社 第五節 承久の乱と諏訪盛重 第二章 上社と仏教 第一節 上社神宮寺、年中行事 第三節 上社本宮の社殿配置 ほか 第三章 下社と仏教 第一節 諏訪盛澄 第二節 金利満貞 第三節 武田氏の下社堂塔の再興計画 第四節 千手堂・三重塔の再建 第五節 下社神宮寺案内 第六節 社僧も出仕した下社の行事 第七節 常楽会と瑜祇経秘文奉納 2,090円 ブラック・ライヴズ・マター運動 誕生の歴史 バーバラ・ランスビー/藤永康政 人びとは闘いつづける。これ以上涙を流さないために 著者のバーバラ・ランスビーは第一級の研究者であり、かつ人種闘争の最前線に立ち続けるアクティヴィストである。本書は、現代アメリカを語る上で目を逸らすことなどできなくなったBLM(ブラック・ライヴズ・マター)運動について、その誕生の瞬間に立ち会い、数え切れないほど多くの活動家や団体と足並みを揃えて闘い続けている著者の、研究成果の結晶である。 【目次】(抜粋) 第1章 運動の序幕 第2章 トレイヴォンに正義を 第3章 ファーガソン蜂起とその波紋 第4章 権力を握った黒人と怒る黒人 第5章 テーマ、ディレンマ、そしてチャレンジ 第6章 バックラッシュと代償 第7章 ローカルな現場の光景 第8章 政治のキルトを編み上げる人びと、そして逃亡奴隷の空間 3,300円 蛇座 ジャン・ジオノ/山本省 ジオノ最大の関心事であった、羊と羊飼いを扱う 『蛇座 Le serpent d'etoiles』、 そして彼が生まれ育った町について愛着をこめて書いた 『高原の町マノスク Manosque-des-Plateaux』を収める。 見習いの羊飼い、そして羊飼いたちを率いた親方。 羊飼いたちは年に一度、マルフガス高原に集まり、演劇のようなものを 上演する。海や山や河や風などに扮した羊飼いが壮大なドラマを演じる のである。題名『蛇座』は松明で煌々と照らされた広場で行われる夜を 上空から見守っている星座「美しくねじれた蛇座」から取られている。 モンドールの丘、デュランス河、ヴァランソル高原、アッス渓谷、 地元の人々…。ラルグ川で溺れそうになった娘との会話や村の公証人宅 での食事風景など、自然や人間についての描写がせまる。 その想像力を奔放に発揮したジオノが、空想の「マノスク」を語る のである。創作の準備倉庫とでも形容できる地元マノスクの内と外が 入念に紹介されるのが『高原の町マノスク』だ。 作家ジオノの懐をうかがうように読み進めることができる作品である。 2,860円 1 ... 171819 ... 21 TOP 電子書籍(本・小説) 彩流社 18ページ目