バルサ・コンプレックス “ドリームチーム"から“FCメッシ"までの栄光と凋落
あらすじ
教祖クライフの美学をカンテラまで
浸透させ、勝利と信念を同時に追求する
唯一無二のスタイルで一世を風靡したバルセロナ。
“クライフイズム"が
もたらしたのは
成功だけではなかった――。
最高傑作メッシの影に隠れた
市民クラブゆえの愛憎劇と権力闘争、
放漫経営、理念喪失の危機……。
著名記者サイモン・クーパーが
約30年にわたる独自取材でバルサのリアルに迫る。
“メッシ後"を占う上でも必読の一冊!
◆著者プロフィール◆
サイモン・クーパー
Simon Kuper
ベストセラー『Soccernomics』の共著者。ウィリアム・ヒル主催の年間スポーツ本大賞を受賞した処女作『サッカーの敵』(白水社)は、サッカー関連書籍の名著として広く知られる。かつては英国の『タイムズ』紙と『オブザーバー』紙でフットボール・コラムを担当し、現在は英紙『フィナンシャル・タイムズ』のコラムニスト。
◆訳者プロフィール◆
山中 忍
Shinobu Yamanaka
1966年生まれ。青山学院大学卒。94年に渡欧し、駐在員からフリーライターに。第二の故郷である西ロンドンのチェルシーをはじめ、「サッカーの母国」におけるピッチ内外での関心事を、時には自らの言葉で、時には訳文として綴る。英国スポーツ記者協会、及びフットボールライター協会会員。著者に『川口能活 証』(文藝春秋)、『勝ち続ける男モウリーニョ』(カンゼン)、訳書に『フットボールのない週末なんて』、『ルイス・スアレス自伝 理由』、『夢と失望のスリー・ライオンズ』『ペップ・シティ』(ソル・メディア)など。