シン・フォーメーション論

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あらすじ

“数字の羅列"の先にある深渕
現代サッカーに適応した新しいフォーメーション論

<特別対談>
吉田達磨(シンガポール代表監督)
五百蔵容(サッカー分析家/シナリオライター)

<目次>

第1章 サッカーとはゲームである
――ゲームデザインから解き明かすサッカーのゲーム構造
サッカーとは何なのか?/ゲームに強い人と弱い人/戦争に「ハマる」人々
サッカー、ラグビー、チェス、将棋、戦争/サッカーとはどのようなスポーツか?

第2章 ゲーム構造から導くサッカー配置論の基礎
――なぜ多くの人が4-4-2を選ぶのか
サッカーの要素とゲーム構造/ゲームメカニクスの分析
親目標と子目標:ゴールとフィードバックの階層性
スペースと選択肢の価値の分布/ラグビーのオフサイドルールと守備陣形
サッカーはなぜ3ラインで守備をするのが主流なのか
オフサイドルールを利用するとゾーンDFが主流になる理由/
なぜ4-4-2がフォーメーションの基礎になるのか?

第3章 フォーメーション解釈の新フレームワーク
――ネットワーク科学から見る「動的な配置構造」
動的な配置構造を「客観的に」解釈する/4-1-4-1という状態は本当に存在するのか?
ネットワーク科学の視点から見る動的な配置構造
守備のネットワークと弱い繋がり・強い繋がり
攻撃のポジションチェンジネットワークと2部グラフ・3部グラフ
マンチェスター・シティの移動ネットワーク
実際の配置とは、実際のダイナミクスとは何なのか?

対談1 五百蔵容(サッカー分析家/シナリオライター)
サッカーという「ゲーム」を考える

第4章 シン・フォーメーション分析:守備編
総論/4-4-2/4-1-4-1/5バック

第5章 シン・フォーメーション分析:攻撃編
総論/5レーン/3レーン以下/4レーン

対談2 吉田達磨(シンガポール代表監督)
現場ではフォーメーションとどのように向き合っているのか