必殺仕事人
第1回~第84回
各話一覧
- 00:45:46第41回 織技 重ね裏返しあらすじをみる 百姓茂平(大橋壮多)が秋田から、幼なじみの忠三郎(荒谷公之)を頼って江戸へやってきた。 忠三郎は江戸の大呉服店越前屋の番頭になっており、そこには茂平の恋人のお志乃(児島美ゆき)も女中として奉公していた。 茂平は忠三郎の口添えで越前屋で働くことになり、まもなくお志乃と新世帯を持つ。だが、茂平は抜荷の仕事をさせられ、町方に見つかって逃げるうち、仲間の侍に斬り殺される。 忠三郎から、越前屋宗右エ門(高城淳一)が抜荷の張本人であり、茂平はいやいや手伝わされていたと聞いたお志乃は、宗右エ門殺しを元締めに依頼する。が、真相はちがっていた。あらすじをみる 百姓茂平(大橋壮多)が秋田から、幼なじみの忠三郎(荒谷公之)を頼って江戸へやってきた。 忠三郎は江戸の大呉服店越前屋の番頭になっており、そこには茂平の恋人のお志乃(児島美ゆき)も女中として奉公していた。 茂平は忠三郎の口添えで越前屋で働くことになり、まもなくお志乃と新世帯を持つ。だが、茂平は抜荷の仕事をさせられ、町方に見つかって逃げるうち、仲間の侍に斬り殺される。 忠三郎から、越前屋宗右エ門(高城淳一)が抜荷の張本人であり、茂平はいやいや手伝わされていたと聞いたお志乃は、宗右エ門殺しを元締めに依頼する。が、真相はちがっていた。
- 00:45:43第42回 隠し技 暗闇とどめ刺しあらすじをみる 白昼、若い娘が三人の旗本に斬りつけた。ちょうど通りかかった主水は娘の後を追ったが取り逃し、上司からこっぴどくしかられた。 やっとつきとめた女の正体は、放火強盗のためにつぶれた呉服問屋高松屋の唯一の生き残りお小夜(佐藤あさみ)だった。お小夜は、現場に残された印籠から、犯人の一人として旗本本多勝之進(高品正広)を割り出し、その仇を討とうとしていたのだった。勝之進は、近々若年寄の家に婿養子に入ることが決まっており、後くされをなくすためお小夜を殺そうとしていた。あらすじをみる 白昼、若い娘が三人の旗本に斬りつけた。ちょうど通りかかった主水は娘の後を追ったが取り逃し、上司からこっぴどくしかられた。 やっとつきとめた女の正体は、放火強盗のためにつぶれた呉服問屋高松屋の唯一の生き残りお小夜(佐藤あさみ)だった。お小夜は、現場に残された印籠から、犯人の一人として旗本本多勝之進(高品正広)を割り出し、その仇を討とうとしていたのだった。勝之進は、近々若年寄の家に婿養子に入ることが決まっており、後くされをなくすためお小夜を殺そうとしていた。
- 00:45:45第43回 情技衣替え地獄落しあらすじをみる 野菜の行商をしている勘吉(鶴田忍)。さん(赤座美代子)夫婦が、直参旗本の愛妾美鳥(中条郷子)の駕籠行列の道筋をけがしたと無礼討ちにあった。医者の必死の努力もむなしく、勘吉は失明、さんは半身不随となった。二人は、老いた父母と五人の子供たちに心を残しながら、足手まといとなってはと自らの命を絶った。その報せを聞いてかけつけた主水(藤田まこと)や左門(伊吹吾郎)の前で末子すて(山田絵美)が、両親の遺言を丸暗記してしゃべり始めた。「このうらみ、はらせぬうらみかと、ふたりして口惜しさに、身は炎になるかと覚えてろ!」あらすじをみる 野菜の行商をしている勘吉(鶴田忍)。さん(赤座美代子)夫婦が、直参旗本の愛妾美鳥(中条郷子)の駕籠行列の道筋をけがしたと無礼討ちにあった。医者の必死の努力もむなしく、勘吉は失明、さんは半身不随となった。二人は、老いた父母と五人の子供たちに心を残しながら、足手まといとなってはと自らの命を絶った。その報せを聞いてかけつけた主水(藤田まこと)や左門(伊吹吾郎)の前で末子すて(山田絵美)が、両親の遺言を丸暗記してしゃべり始めた。「このうらみ、はらせぬうらみかと、ふたりして口惜しさに、身は炎になるかと覚えてろ!」
- 00:45:45第44回 艶技鬼面潰しあらすじをみる 般若の面をつけた若い女が江戸の町に出没した。町方同心、火盗改め、寺社奉行などの前に現われ、おどかしては代々の將軍家の生母を祭る「みたまや」へ逃げこんでいた。ある夜、火盗改めに追われた女は、秀(三田村邦彦)の長家へ逃げこんできた。秀は、その女を何も言わずに介抱した。 般若の女の名は笹絵(野平ゆき)。大奥一の権勢を誇る真佐木の局(西尾三絵子)付きの大奥女中だった。笹絵は、十数年前、行者と偽って強盗を働き、両親を殺した真佐木とその夫原田大蔵に恨みを晴らそうとしていたのだった。あらすじをみる 般若の面をつけた若い女が江戸の町に出没した。町方同心、火盗改め、寺社奉行などの前に現われ、おどかしては代々の將軍家の生母を祭る「みたまや」へ逃げこんでいた。ある夜、火盗改めに追われた女は、秀(三田村邦彦)の長家へ逃げこんできた。秀は、その女を何も言わずに介抱した。 般若の女の名は笹絵(野平ゆき)。大奥一の権勢を誇る真佐木の局(西尾三絵子)付きの大奥女中だった。笹絵は、十数年前、行者と偽って強盗を働き、両親を殺した真佐木とその夫原田大蔵に恨みを晴らそうとしていたのだった。
- 00:45:45第45回 裏技欺しの十手業あらすじをみる 北町奉行所の目安箱に、こんな投書が届いた。「北町奉行所同心役に、闇の殺し屋あり」というのだ。その真偽を調べる役目を、早川朝次郎(早崎文司)からおおせつかったのは事もあろうに中村主水(藤田まこと)だった。その時、主水同様“昼行灯”といわれ続けて三十年の同心・中山利平(堺左千夫)が、最後の御奉公にとその役目を買って出る。利平はかねてより闇の殺し屋の正体を暴こうとくまなく資料を集め、主水や畷左門(伊吹吾郎)らをクサイとにらんでいた。主水らはバラされる前に殺そうと決めた矢先、利平が闇の殺し屋としてあげられる。あらすじをみる 北町奉行所の目安箱に、こんな投書が届いた。「北町奉行所同心役に、闇の殺し屋あり」というのだ。その真偽を調べる役目を、早川朝次郎(早崎文司)からおおせつかったのは事もあろうに中村主水(藤田まこと)だった。その時、主水同様“昼行灯”といわれ続けて三十年の同心・中山利平(堺左千夫)が、最後の御奉公にとその役目を買って出る。利平はかねてより闇の殺し屋の正体を暴こうとくまなく資料を集め、主水や畷左門(伊吹吾郎)らをクサイとにらんでいた。主水らはバラされる前に殺そうと決めた矢先、利平が闇の殺し屋としてあげられる。
- 00:45:45第46回 怨技非業竹光刺しあらすじをみる 捕方に追われた秀(三田村邦彦)は、香月藩の家臣大槻主膳(須賀不二男)の家に逃げこんだ。主膳の息子和馬(本郷直樹)は秀を斬ろうとしたが、主膳の一言で救われた。ところが、その主膳が香月藩の藩主但島勘解由(綾川香)に直訴におよび、竹光で切腹させられ、一家追放となった。それを知った秀は、和馬を助けて藩主への報復を始めた。それを知った主水(藤田まこと)は、仕事人の掟に背いた秀を斬ろうとした。あらすじをみる 捕方に追われた秀(三田村邦彦)は、香月藩の家臣大槻主膳(須賀不二男)の家に逃げこんだ。主膳の息子和馬(本郷直樹)は秀を斬ろうとしたが、主膳の一言で救われた。ところが、その主膳が香月藩の藩主但島勘解由(綾川香)に直訴におよび、竹光で切腹させられ、一家追放となった。それを知った秀は、和馬を助けて藩主への報復を始めた。それを知った主水(藤田まこと)は、仕事人の掟に背いた秀を斬ろうとした。
- 00:45:46第47回 悔し技 情念恋火攻めあらすじをみる 呉服商木曽屋が放火にあった。目撃者の証言によれば、犯人はお高祖頭巾に振り袖姿の若い女。主水(藤田まこと)らは南町奉行所あげての探索にかり出されてクタクタ。そんな時、主水は、木曽屋の一人息子幸助(嵐芳三郎)の所へ、寿司屋の娘お八重(今村文美)が嫁入りするという話を小耳にはさんだ。ところがその数日後、さる大店の娘が幸助の許へ嫁入りするという噂が流れ、間もなくお八重が木曽屋の放火犯人として捕えられ火あぶりの刑に処された。あらすじをみる 呉服商木曽屋が放火にあった。目撃者の証言によれば、犯人はお高祖頭巾に振り袖姿の若い女。主水(藤田まこと)らは南町奉行所あげての探索にかり出されてクタクタ。そんな時、主水は、木曽屋の一人息子幸助(嵐芳三郎)の所へ、寿司屋の娘お八重(今村文美)が嫁入りするという話を小耳にはさんだ。ところがその数日後、さる大店の娘が幸助の許へ嫁入りするという噂が流れ、間もなくお八重が木曽屋の放火犯人として捕えられ火あぶりの刑に処された。
- 00:45:45第48回 表技 魔の鬼面割りあらすじをみる 医師日下玄朴(城所英夫)を人殺しと訴える女おゆき(吉本真由美)が奉行所の前で主水(藤田まこと)にしつこくまとわりついた。ところが玄朴は、町で評判の名医。すげなく追い返されたおゆきは、往診途中の玄朴に包丁で斬りつけた。おゆきを捕えた主水の同心仲間土田喜内(織本順吉)は、目安箱の中に時折玄朴を誹膀する投書があるのを知っており、娘の嫁入り仕度のためにと玄朴をゆすり始めた。あらすじをみる 医師日下玄朴(城所英夫)を人殺しと訴える女おゆき(吉本真由美)が奉行所の前で主水(藤田まこと)にしつこくまとわりついた。ところが玄朴は、町で評判の名医。すげなく追い返されたおゆきは、往診途中の玄朴に包丁で斬りつけた。おゆきを捕えた主水の同心仲間土田喜内(織本順吉)は、目安箱の中に時折玄朴を誹膀する投書があるのを知っており、娘の嫁入り仕度のためにと玄朴をゆすり始めた。
- 00:45:46第49回 偽技 浮かれ囃子攻めあらすじをみる 左門(伊吹吾郎)と同じ手ロの殺しが二件続いて起った。元締の六蔵(木村功)は、左門に疑いを持ち、江戸に出て来て調べ始める。 その結果、殺し屋は幇問俎鯉之助(北村総一郎)と芸者の小染(田島令子)と判った。鯉之助と小染は実は夫婦。鯉之助は元松江藩に仕えた武士で、両親と一人息子を殺した犯人に報復するために町人になり切っていたのだった。ところが、その鯉之助が逆に仇に殺された。小染は、病をおして木更津へ向かう。あらすじをみる 左門(伊吹吾郎)と同じ手ロの殺しが二件続いて起った。元締の六蔵(木村功)は、左門に疑いを持ち、江戸に出て来て調べ始める。 その結果、殺し屋は幇問俎鯉之助(北村総一郎)と芸者の小染(田島令子)と判った。鯉之助と小染は実は夫婦。鯉之助は元松江藩に仕えた武士で、両親と一人息子を殺した犯人に報復するために町人になり切っていたのだった。ところが、その鯉之助が逆に仇に殺された。小染は、病をおして木更津へ向かう。
- 00:45:46第50回 嘘技 無用試し斬りあらすじをみる 長屋住いの浪人が家族ともども自害するという事件が続いた。裏には仕官をネタに浪人たちから金を巻き上げたり、女の体を要求する悪どい仕業を行っている松前藩の江戸留守居役矢部盛正(波田久夫)らの動きが見えた。ところが確実な証拠もなく、大名屋敷では主水(藤田まこと)らの手も及ばなかった。その話を聞いた左門(伊吹吾郎)は独自に彼らの悪事の証拠を探った。そして、初老の浪人篠崎幹之介(新田昌玄)と娘田鶴(田中綾)に近づく矢部らの動きを知り、二人に報告するが、田鶴は矢部の餌食となり、篠崎も殺された。あらすじをみる 長屋住いの浪人が家族ともども自害するという事件が続いた。裏には仕官をネタに浪人たちから金を巻き上げたり、女の体を要求する悪どい仕業を行っている松前藩の江戸留守居役矢部盛正(波田久夫)らの動きが見えた。ところが確実な証拠もなく、大名屋敷では主水(藤田まこと)らの手も及ばなかった。その話を聞いた左門(伊吹吾郎)は独自に彼らの悪事の証拠を探った。そして、初老の浪人篠崎幹之介(新田昌玄)と娘田鶴(田中綾)に近づく矢部らの動きを知り、二人に報告するが、田鶴は矢部の餌食となり、篠崎も殺された。
- 00:45:45第51回 覗き技天地入れ替つぶしあらすじをみる 加西藩御用達の菓子舗「梅屋」は、身に覚えのない落度がもとで、藩から出入りを差し止められた。 その上、失火で店を失ったが主人の弥右衛門(西本裕行)は再建しようとする。疑いをもつ秀(三田村邦彦)は、事件の裏に、「梅屋」のもと番頭(早川保)が動いていることを知った。一方、番頭の妻、わか(白川和子)もその企みに気付いていた。あらすじをみる 加西藩御用達の菓子舗「梅屋」は、身に覚えのない落度がもとで、藩から出入りを差し止められた。 その上、失火で店を失ったが主人の弥右衛門(西本裕行)は再建しようとする。疑いをもつ秀(三田村邦彦)は、事件の裏に、「梅屋」のもと番頭(早川保)が動いていることを知った。一方、番頭の妻、わか(白川和子)もその企みに気付いていた。
- 00:45:47第52回 潜り技隠し黄金止めあらすじをみる 主水(藤田まこと)の手入れを受け、踊り小屋の花形踊り子みゆき(瞳順子)と竜次(織田あきら)はドサクサにまぎれて逃げ出すところを、秀(三田村邦彦)に助けられた。秀の腕っぷしを見込んだ二人は、廻船問屋松前屋(梅津栄)の仕事をしようと持ちかけ、三人は協力して金塊引き上げの仕事をやりとげたが………。あらすじをみる 主水(藤田まこと)の手入れを受け、踊り小屋の花形踊り子みゆき(瞳順子)と竜次(織田あきら)はドサクサにまぎれて逃げ出すところを、秀(三田村邦彦)に助けられた。秀の腕っぷしを見込んだ二人は、廻船問屋松前屋(梅津栄)の仕事をしようと持ちかけ、三人は協力して金塊引き上げの仕事をやりとげたが………。
- 00:45:50第53回 惚れ技 情炎半鐘割りあらすじをみる 放火による火事が次々に起こり、江戸の街では木材が高騰した。その中で材木商木曾屋源兵衛(高峰圭二)はひたすら売り惜しみ暴利を貪ろうとしていた。源兵衛は、ようの材木商に売り物がなくなった時期を見はからい、木曾の山地主久蔵(北見唯一)を呼び寄せ、その切り出す木を独占しようとしていた。その頃加代(鮎川いずみ)は、久蔵のお伴で江戸に来た木こりの与吉(中村ブン)に惚れられ大弱り。主水(藤田まこと)や左門(伊吹吾郎)と加代の間にあるつながりを探り当てた与吉は、悪い奴らから加代を救ってやると言い出す始末。困り果てた加代は、与吉と一夜を共にし全てを忘れさせようとした。ところが、逆にのぼせあがった与吉は、親方の久蔵を訪ねて相談しようとしたが、木曾屋の悪どい商売にひっかかり、親方共々斬殺された。あらすじをみる 放火による火事が次々に起こり、江戸の街では木材が高騰した。その中で材木商木曾屋源兵衛(高峰圭二)はひたすら売り惜しみ暴利を貪ろうとしていた。源兵衛は、ようの材木商に売り物がなくなった時期を見はからい、木曾の山地主久蔵(北見唯一)を呼び寄せ、その切り出す木を独占しようとしていた。その頃加代(鮎川いずみ)は、久蔵のお伴で江戸に来た木こりの与吉(中村ブン)に惚れられ大弱り。主水(藤田まこと)や左門(伊吹吾郎)と加代の間にあるつながりを探り当てた与吉は、悪い奴らから加代を救ってやると言い出す始末。困り果てた加代は、与吉と一夜を共にし全てを忘れさせようとした。ところが、逆にのぼせあがった与吉は、親方の久蔵を訪ねて相談しようとしたが、木曾屋の悪どい商売にひっかかり、親方共々斬殺された。
- 00:45:50第54回 呪い技 怪談怨霊攻めあらすじをみる 仕官の口を捜しに江戸へ出たまま行方不明になっている夫を探してくれという親子連れが奉行所にやってきた。主水(藤田まこと)は、多忙を理由に追い返した。途方にくれた二人、菊乃(北川恵)と和之進(岩瀬浩規)は左門(伊吹吾郎)の屋台の前で行き倒れ、涼(小林かおり)と美鈴(水本恵子)に助けられた。その頃、菊乃が探している夫宮田宇右衛門(船戸順)は、浪人仲間とすさんだ生活をしていた。そして、百二十石取りの伊東家が婿養子を探していると聞き込み、芝居をうって宮田が娘に近づいていた。あらすじをみる 仕官の口を捜しに江戸へ出たまま行方不明になっている夫を探してくれという親子連れが奉行所にやってきた。主水(藤田まこと)は、多忙を理由に追い返した。途方にくれた二人、菊乃(北川恵)と和之進(岩瀬浩規)は左門(伊吹吾郎)の屋台の前で行き倒れ、涼(小林かおり)と美鈴(水本恵子)に助けられた。その頃、菊乃が探している夫宮田宇右衛門(船戸順)は、浪人仲間とすさんだ生活をしていた。そして、百二十石取りの伊東家が婿養子を探していると聞き込み、芝居をうって宮田が娘に近づいていた。
- 00:45:50第55回 離れ技 孤立水火攻めあらすじをみる 元近江屋の元手代丈吉(住吉道博)は、店に火をつけたかどで八丈島へ送られたが、島抜けして江戸へ舞い戻って来た。その知らせを中村主水(藤田まこと)からきいた足利屋勘兵衛(北村英三)は狼狽する。実は近江屋に火をつけたのは足利屋と火盗改め首席与力庄司大造(山口幸生)の仕業。近江屋の没落をねらっての陰謀で、罪を丈吉になすりつけたのだった。 復讐を誓う丈吉は、足利屋の一人息子勘太(石井大介)を誘拐しようとねらうが、まちがって足利屋に預けられていた野菜売りの息子太市(糸長真知)をさらってしまう。人違いと気付いた丈吉は、太市を足利屋勘兵衛の手に返すが、翌日太市は死体で大川にあがる。あらすじをみる 元近江屋の元手代丈吉(住吉道博)は、店に火をつけたかどで八丈島へ送られたが、島抜けして江戸へ舞い戻って来た。その知らせを中村主水(藤田まこと)からきいた足利屋勘兵衛(北村英三)は狼狽する。実は近江屋に火をつけたのは足利屋と火盗改め首席与力庄司大造(山口幸生)の仕業。近江屋の没落をねらっての陰謀で、罪を丈吉になすりつけたのだった。 復讐を誓う丈吉は、足利屋の一人息子勘太(石井大介)を誘拐しようとねらうが、まちがって足利屋に預けられていた野菜売りの息子太市(糸長真知)をさらってしまう。人違いと気付いた丈吉は、太市を足利屋勘兵衛の手に返すが、翌日太市は死体で大川にあがる。
- 00:45:49第56回 外し技 釣鐘からくり割りあらすじをみる 巳寺の富くじには汚いからくりがあった。木札の箱の中に人間がひそんで、二回に一回は当り札を誰も買っていない番号札とさしかえるのだ。それで寺は千両丸もうけというわけだった。 それに気づいた秀才僧妙珍(小林芳宏)は妹のお糸(竹井みどり)に手紙で知らせるが、まもなく妙珍は住職智深のわなにはまって殺される。兄の手紙を持ってお糸は奉行所に訴えるがとりあげられない。あらすじをみる 巳寺の富くじには汚いからくりがあった。木札の箱の中に人間がひそんで、二回に一回は当り札を誰も買っていない番号札とさしかえるのだ。それで寺は千両丸もうけというわけだった。 それに気づいた秀才僧妙珍(小林芳宏)は妹のお糸(竹井みどり)に手紙で知らせるが、まもなく妙珍は住職智深のわなにはまって殺される。兄の手紙を持ってお糸は奉行所に訴えるがとりあげられない。
- 00:45:51第57回 逆さ技 大どんでん崩しあらすじをみる 火盗改同心杉山黒之介(亀石征一郎)は非情な捕り物で恐れられていた。ある夜、密告状が届き、主水(藤田まこと)の目前で盗賊一味を皆殺しにする。そして、密告者が誰かもつきとめ、その男をゆする。密告者は結城屋のムコ養子友吉(石山律雄)で過去を消すため、かつて自分もその一味だった盗賊の仲間を売ったのだ。 弱味をにぎられた友吉は、悪党の本性をあらわし、養父結城屋吾兵衛(須藤健)に隠し子がいるのを利用して一芝居打ち、吾兵衛をわなにおとす。あらすじをみる 火盗改同心杉山黒之介(亀石征一郎)は非情な捕り物で恐れられていた。ある夜、密告状が届き、主水(藤田まこと)の目前で盗賊一味を皆殺しにする。そして、密告者が誰かもつきとめ、その男をゆする。密告者は結城屋のムコ養子友吉(石山律雄)で過去を消すため、かつて自分もその一味だった盗賊の仲間を売ったのだ。 弱味をにぎられた友吉は、悪党の本性をあらわし、養父結城屋吾兵衛(須藤健)に隠し子がいるのを利用して一芝居打ち、吾兵衛をわなにおとす。
- 00:45:46第58回 暴れ技 田楽垂直刺しあらすじをみる 旗本永久保典膳(田中浩)らの悪業は江戸市民の恨みの的になっており、木更津の元締のところにも何人もの訴えが集まっていた。だが、相手が旗本とあって主水(藤田まこと)も二の足をふむ。 そんな折、豆腐屋の定七(佐々木剛)が彼らを天秤棒で叩きのめすという事件がおこる。数日後、定七はさらに、永久保一味にとり囲まれていた金坂東馬(内田喜郎)という若侍を助けたのを縁に、東馬に用心棒がわりの槍持ちとして雇われた。 だが、東馬が北出藩江戸詰の侍と知った永久保は、直参旗本に刃向って藩が取りつぶされてもいいのかと東馬をおどす。東馬の母世津(鮎川十糸子)は東馬に入れ知恵し、定七を永久保に売る。あらすじをみる 旗本永久保典膳(田中浩)らの悪業は江戸市民の恨みの的になっており、木更津の元締のところにも何人もの訴えが集まっていた。だが、相手が旗本とあって主水(藤田まこと)も二の足をふむ。 そんな折、豆腐屋の定七(佐々木剛)が彼らを天秤棒で叩きのめすという事件がおこる。数日後、定七はさらに、永久保一味にとり囲まれていた金坂東馬(内田喜郎)という若侍を助けたのを縁に、東馬に用心棒がわりの槍持ちとして雇われた。 だが、東馬が北出藩江戸詰の侍と知った永久保は、直参旗本に刃向って藩が取りつぶされてもいいのかと東馬をおどす。東馬の母世津(鮎川十糸子)は東馬に入れ知恵し、定七を永久保に売る。
- 00:45:47第59回 彫り技 喜悦観音一刀斬りあらすじをみる 風呂帰りに行方不明となった山城屋の娘おしのが背中一面に刺青を彫られ死体となって発見された。背中の彫りものの出来栄えから、彫ったのは雷門の彫辰(浜田晃)とわかったものの、その彫辰も神かくしに遭い行方が知れなかった。 そんなある夜、左門(伊吹吾郎)の家に訪ねた秀(三田村邦彦)は、通りすがりの女お絹(森あい)が、自分の作ったおしののかんざしを身に着けているのを見とがめ、主水(藤田まこと)と後をつけた。ところがお絹は、そのかんざしを元老中中野富翁(神田隆)からもらったと言う。あらすじをみる 風呂帰りに行方不明となった山城屋の娘おしのが背中一面に刺青を彫られ死体となって発見された。背中の彫りものの出来栄えから、彫ったのは雷門の彫辰(浜田晃)とわかったものの、その彫辰も神かくしに遭い行方が知れなかった。 そんなある夜、左門(伊吹吾郎)の家に訪ねた秀(三田村邦彦)は、通りすがりの女お絹(森あい)が、自分の作ったおしののかんざしを身に着けているのを見とがめ、主水(藤田まこと)と後をつけた。ところがお絹は、そのかんざしを元老中中野富翁(神田隆)からもらったと言う。
- 00:45:46第60回 狙い技 仁義無用斬りあらすじをみる 板橋宿で十手を預かる中津屋権造(牧冬吉)は、女郎屋との二足のわらじであこぎなことをしていた。その女郎屋で死んでいった娘たちの親からの訴えをうけた元締は、主水(藤田まこと)と秀(三田村邦彦)に権造の身辺の調査を命じた。 その頃、江戸所払いになっていた渡世人の時次郎(にしきのあきら)が権造に託した老母と妹おゆき(西崎みどり)の身を案じて戻ってきた。ところが、権造は老母の薬代のかたにおゆきを女郎として働かせていた。怒った時次郎はおゆきを取り戻すため権造の家に乗り込んだが。あらすじをみる 板橋宿で十手を預かる中津屋権造(牧冬吉)は、女郎屋との二足のわらじであこぎなことをしていた。その女郎屋で死んでいった娘たちの親からの訴えをうけた元締は、主水(藤田まこと)と秀(三田村邦彦)に権造の身辺の調査を命じた。 その頃、江戸所払いになっていた渡世人の時次郎(にしきのあきら)が権造に託した老母と妹おゆき(西崎みどり)の身を案じて戻ってきた。ところが、権造は老母の薬代のかたにおゆきを女郎として働かせていた。怒った時次郎はおゆきを取り戻すため権造の家に乗り込んだが。