暗闇仕留人
第1話~第5話
各話一覧
- 00:47:00第1話 集まりて候あらすじをみる 嘉永六年。黒船襲来で混乱の江戸。北町奉行の同心・中村主水(藤田まこと)は仕置人時代をなつかしく思っていた。 そのころ、髪結いのおその(今出川西紀)が与力の高畑(今井健二)に夜鷹の疑いで捕えられ、この時主水は、腕の立つ二人の男に出会った。かげのありそうな、裏の仕事にうってつけの男と見た。御家人くずれの三味線ひき糸井貢(石坂浩二)と元殺し屋で石工の大吉(近藤洋介)である。 さらにむかしの仲間、半次(津坂匡章)とおきん(野川由美子)と再会したのを機会に、主水は”仕留人稼(か)業”を決心、糸井らを引き入れようと接近する。 高畑の手で近江屋(浜田寅彦)の妾(めかけ)にされようとしたおそのは舌をかんで自殺。祖父の弥助(佐山俊二)は主水らに五両をさし出して敵を討ってくれと依頼した。さいしょ拒んだ糸井も事件にまき込まれここに”仕留人グループ”が誕生する。あらすじをみる 嘉永六年。黒船襲来で混乱の江戸。北町奉行の同心・中村主水(藤田まこと)は仕置人時代をなつかしく思っていた。 そのころ、髪結いのおその(今出川西紀)が与力の高畑(今井健二)に夜鷹の疑いで捕えられ、この時主水は、腕の立つ二人の男に出会った。かげのありそうな、裏の仕事にうってつけの男と見た。御家人くずれの三味線ひき糸井貢(石坂浩二)と元殺し屋で石工の大吉(近藤洋介)である。 さらにむかしの仲間、半次(津坂匡章)とおきん(野川由美子)と再会したのを機会に、主水は”仕留人稼(か)業”を決心、糸井らを引き入れようと接近する。 高畑の手で近江屋(浜田寅彦)の妾(めかけ)にされようとしたおそのは舌をかんで自殺。祖父の弥助(佐山俊二)は主水らに五両をさし出して敵を討ってくれと依頼した。さいしょ拒んだ糸井も事件にまき込まれここに”仕留人グループ”が誕生する。
- 00:46:54第2話 試して候あらすじをみる 黒船に対抗するため、爆薬の研究を続ける講武所の助教、須貝(中山仁)は、偶然見かけたかつての仲間、糸井貢(石坂浩二)に再三、仲間入りをすすめた。 爆薬の人体実験を企てる須貝は同心、岩井(上田忠好)に金を渡して人集めを依頼、岩井は十人の囚人を渡した。その囚人の中にはイカサマ商売で岩井に捕えられた半次(津坂匡章)、親の罪の身代りとなった与之吉(山本紀彦)がいた。 大筒にこめられた爆薬は、木に縛られた半次らに向って火を吹いた。あらすじをみる 黒船に対抗するため、爆薬の研究を続ける講武所の助教、須貝(中山仁)は、偶然見かけたかつての仲間、糸井貢(石坂浩二)に再三、仲間入りをすすめた。 爆薬の人体実験を企てる須貝は同心、岩井(上田忠好)に金を渡して人集めを依頼、岩井は十人の囚人を渡した。その囚人の中にはイカサマ商売で岩井に捕えられた半次(津坂匡章)、親の罪の身代りとなった与之吉(山本紀彦)がいた。 大筒にこめられた爆薬は、木に縛られた半次らに向って火を吹いた。
- 00:46:52第3話 売られて候あらすじをみる 吉原遊廓の角屋隆右衛門(山形勲)は、黒船が着く港に女郎屋を開くことを企んだ。開港場を探るため、御側用人の伊沢(北原将光)に接近を図る。伊沢が浄心寺の壇家ということで妙心尼(三島ゆり子)に着目、大吉(近藤洋介)との情事をタネに、伊沢から開港場を聞き出せとおどした。 大吉は、妙心尼をかばって一時逃れのうそをつくが、ばれて地下牢(ろう)に監禁される。ここで大吉は、脱出を図って捕えられた女郎おりん(志乃原良子)に会う。 大吉を捜すため、おきん(野川由美子)が洋妾(らしゃめん)に化けて角屋に潜入した。あらすじをみる 吉原遊廓の角屋隆右衛門(山形勲)は、黒船が着く港に女郎屋を開くことを企んだ。開港場を探るため、御側用人の伊沢(北原将光)に接近を図る。伊沢が浄心寺の壇家ということで妙心尼(三島ゆり子)に着目、大吉(近藤洋介)との情事をタネに、伊沢から開港場を聞き出せとおどした。 大吉は、妙心尼をかばって一時逃れのうそをつくが、ばれて地下牢(ろう)に監禁される。ここで大吉は、脱出を図って捕えられた女郎おりん(志乃原良子)に会う。 大吉を捜すため、おきん(野川由美子)が洋妾(らしゃめん)に化けて角屋に潜入した。
- 00:46:51第4話 仕留て候あらすじをみる 新任の北町奉行、山城守(本郷功次郎)は腐敗した所内を刷新するため、与力の諸岡(小林勝彦)とはかつて、無能な同心十人を休職処分にすると発表した。 筆頭に上げられた中村主水(藤田まこと)は、諸岡に金を包んで処分を取消してもらった。その代りにクビを切られたのは人の良い老同心庄内(加東大介)だった。 一方、山城守は若年寄昇進を狙っていた。回船問屋の銀屋(北村英三)をおどして禁制品を仕入れさせ、その品を大奥に献上しようと考えた。 これを知った主水は、金になると仲間にはかるが一同尻ごみする。 その間に山城守は銀屋殺しを諸岡に指示、諸岡はそれを庄内の息子誠一郎(池田秀一)に命じた。あらすじをみる 新任の北町奉行、山城守(本郷功次郎)は腐敗した所内を刷新するため、与力の諸岡(小林勝彦)とはかつて、無能な同心十人を休職処分にすると発表した。 筆頭に上げられた中村主水(藤田まこと)は、諸岡に金を包んで処分を取消してもらった。その代りにクビを切られたのは人の良い老同心庄内(加東大介)だった。 一方、山城守は若年寄昇進を狙っていた。回船問屋の銀屋(北村英三)をおどして禁制品を仕入れさせ、その品を大奥に献上しようと考えた。 これを知った主水は、金になると仲間にはかるが一同尻ごみする。 その間に山城守は銀屋殺しを諸岡に指示、諸岡はそれを庄内の息子誠一郎(池田秀一)に命じた。
- 00:46:52第5話 追われて候あらすじをみる 金貸しの徳市(山本麟一)は米屋の伊兵衛(小鹿番)に金を貸す条件に大福講を始めさせた。が、徳市は高い利息と伊兵衛の信用で集まった金を持ち逃げし、そのうえ口封じに伊兵衛を殺した。 伊兵衛から真相を聞いていた女房のおこま(福田公子)は、なにも知らない娘おしげ(志摩みずえ)と逃げた。だが二人ははぐれてしまい、おこまは捕えられ、おしげは大吉(近藤洋介)に保護された。 監禁されたおこまは、わずかなすきに逃げ出し、やっとおしげに会った。ところがこれは、わざと逃がした徳市の策略で、二人は手下のやくざが呼び集めた講の出資者に取り囲まれた。金を返せと、なじる群集にまぎれ込んだやくざたちは、親娘を撲殺してしまった。あらすじをみる 金貸しの徳市(山本麟一)は米屋の伊兵衛(小鹿番)に金を貸す条件に大福講を始めさせた。が、徳市は高い利息と伊兵衛の信用で集まった金を持ち逃げし、そのうえ口封じに伊兵衛を殺した。 伊兵衛から真相を聞いていた女房のおこま(福田公子)は、なにも知らない娘おしげ(志摩みずえ)と逃げた。だが二人ははぐれてしまい、おこまは捕えられ、おしげは大吉(近藤洋介)に保護された。 監禁されたおこまは、わずかなすきに逃げ出し、やっとおしげに会った。ところがこれは、わざと逃がした徳市の策略で、二人は手下のやくざが呼び集めた講の出資者に取り囲まれた。金を返せと、なじる群集にまぎれ込んだやくざたちは、親娘を撲殺してしまった。