助け人走る
第19話~第24話
各話一覧
- 00:46:23第19話 世情大不安あらすじをみる 物価狂乱の江戸の町。助け人の文十郎(田村高廣)や平内(中谷一郎)も買出しに忙しい。 この二人に裏の仕事がきた。依頼人は浪人の高坂多聞(犬塚弘)。高坂は買い占め商人の三洲屋を襲って品物を江戸中にまこうと誘う。口先きは景気がいいが、高坂は金も持たず、二人は取り合わない。 二人を追いすがる高坂の目の前に三洲屋の用心棒、片桐源次郎(木村元)が現われ、高坂を袋叩きにし、敵討ちなど諦めて国へ帰れと金を投げた。 実は、片桐は高坂の親の敵。が、見栄っ張りで腕の弱い高坂は片桐にかなわない。しかも片桐は三洲屋(伊達三郎)を通じて老中に働きかけ、敵討ちの許可を取り消させていた。高坂は、三洲屋を襲えば片桐もクビになり、敵討ちも再び許されようと考えたのだった。 殴り倒された高坂は、片桐の投げた金を拾い、文十郎らに助太刀してくれと哀願した―――。あらすじをみる 物価狂乱の江戸の町。助け人の文十郎(田村高廣)や平内(中谷一郎)も買出しに忙しい。 この二人に裏の仕事がきた。依頼人は浪人の高坂多聞(犬塚弘)。高坂は買い占め商人の三洲屋を襲って品物を江戸中にまこうと誘う。口先きは景気がいいが、高坂は金も持たず、二人は取り合わない。 二人を追いすがる高坂の目の前に三洲屋の用心棒、片桐源次郎(木村元)が現われ、高坂を袋叩きにし、敵討ちなど諦めて国へ帰れと金を投げた。 実は、片桐は高坂の親の敵。が、見栄っ張りで腕の弱い高坂は片桐にかなわない。しかも片桐は三洲屋(伊達三郎)を通じて老中に働きかけ、敵討ちの許可を取り消させていた。高坂は、三洲屋を襲えば片桐もクビになり、敵討ちも再び許されようと考えたのだった。 殴り倒された高坂は、片桐の投げた金を拾い、文十郎らに助太刀してくれと哀願した―――。
- 00:46:52第20話 邪恋大迷惑あらすじをみる 目明しの万蔵(伊藤雄之助)は同心の磯矢(今井健二)と組んで島帰りの前科者から金をゆすったり、女房に手を出したりしていた。 万蔵は、目をつけた芸者おさよ(吉田日出子)の夫、島帰りの仙八(中吉卓郎)をいびり、再び島送りにした。おさよは万蔵に襲われ、抵抗したはずみで盲目になってしまった。 五年後、おさよはあんまになっていた。それを知った万蔵はしつように追うが、おさよは文十郎(田村高廣)らに助けられた。 万蔵は磯矢に、おさよを適当な罪状で捕えてくれと頼んだ。おさよは文十郎らに迷惑がかかると、単身万蔵宅に乗りこみ、鉄針で立ち向かったが逆に殺された。 顔を知られ、手が出せなくて焦る文十郎らの前に、竜(宮内洋)と名乗る助け人の一匹狼が現われた。あらすじをみる 目明しの万蔵(伊藤雄之助)は同心の磯矢(今井健二)と組んで島帰りの前科者から金をゆすったり、女房に手を出したりしていた。 万蔵は、目をつけた芸者おさよ(吉田日出子)の夫、島帰りの仙八(中吉卓郎)をいびり、再び島送りにした。おさよは万蔵に襲われ、抵抗したはずみで盲目になってしまった。 五年後、おさよはあんまになっていた。それを知った万蔵はしつように追うが、おさよは文十郎(田村高廣)らに助けられた。 万蔵は磯矢に、おさよを適当な罪状で捕えてくれと頼んだ。おさよは文十郎らに迷惑がかかると、単身万蔵宅に乗りこみ、鉄針で立ち向かったが逆に殺された。 顔を知られ、手が出せなくて焦る文十郎らの前に、竜(宮内洋)と名乗る助け人の一匹狼が現われた。
- 00:46:54第21話 心中大悲憤あらすじをみる 下級武士、矢崎雄之助(山下洵一郎)は甘い顔と結婚をえさに女をだまして金を貢がせ、子供ができた女は捨てていた。 髪結のおわか(笠原玲子)も雄之助にだまされ、わが子を殺してはりつけの刑になった。また、仲居のおすえ(赤座美代子)は雄之助を引き留めるためわが子を捨てた。 殺されたおわかの父清造(美川陽一郎)は、雄之助を尾行して数々の虐待を知り、助け人の清兵衛(山村聡)を訪れ一切を話した。利吉(津坂匡章)が調べに走った。 一方、狙われていると知った雄之助は助け人の一匹狼、竜(宮内洋)に十両を渡し狙う奴の始末を頼んだ。竜は、清兵衛宅に乗り込み対決したが―――。あらすじをみる 下級武士、矢崎雄之助(山下洵一郎)は甘い顔と結婚をえさに女をだまして金を貢がせ、子供ができた女は捨てていた。 髪結のおわか(笠原玲子)も雄之助にだまされ、わが子を殺してはりつけの刑になった。また、仲居のおすえ(赤座美代子)は雄之助を引き留めるためわが子を捨てた。 殺されたおわかの父清造(美川陽一郎)は、雄之助を尾行して数々の虐待を知り、助け人の清兵衛(山村聡)を訪れ一切を話した。利吉(津坂匡章)が調べに走った。 一方、狙われていると知った雄之助は助け人の一匹狼、竜(宮内洋)に十両を渡し狙う奴の始末を頼んだ。竜は、清兵衛宅に乗り込み対決したが―――。
- 00:46:52第22話 父子大相剋あらすじをみる 栄達をはかる旗本の田原与左衛門(岡田英次)は、老中へのわいろ千両を八洲屋(内田朝雄)に工面させた。見返りの条件は、息子弥一郎(佐藤功)と八洲屋の娘、茅野(久野秀子)を縁組し、八洲屋を幕府御用商人として推挙するというものだ。 与左衛門はこのため、弥一郎の恋人たえ(柴田和子)を殺した。 これを知った弥一郎は、父親へ報復のため茅野が預けられている仮親、金子新兵衛(光枝明彦)宅から茅野を誘かい、身代金千両を要求した。 誘かいを目撃した茅野の恋人、平三郎(石山律雄)は、助け人清兵衛(山村聡)に茅野捜しを依頼した。あらすじをみる 栄達をはかる旗本の田原与左衛門(岡田英次)は、老中へのわいろ千両を八洲屋(内田朝雄)に工面させた。見返りの条件は、息子弥一郎(佐藤功)と八洲屋の娘、茅野(久野秀子)を縁組し、八洲屋を幕府御用商人として推挙するというものだ。 与左衛門はこのため、弥一郎の恋人たえ(柴田和子)を殺した。 これを知った弥一郎は、父親へ報復のため茅野が預けられている仮親、金子新兵衛(光枝明彦)宅から茅野を誘かい、身代金千両を要求した。 誘かいを目撃した茅野の恋人、平三郎(石山律雄)は、助け人清兵衛(山村聡)に茅野捜しを依頼した。
- 00:46:52第23話 裏切大慕情あらすじをみる 家人の橘一之進(伊藤孝雄)とゆき(珠めぐみ)の夫婦は、人もうらやむ仲だった。が、ある日突然、不幸が襲った。 ゆきが、浪人の石田(田中浩)にかどわかされ、呉服商美濃屋藤兵衛(渥美国泰)に犯されたのだ。 ゆきは悩んだ。夫にも打明けられず、家名に傷つくことを考えれば自害もできない。ゆきは助け人の清兵衛(山村聡)を尋ね、自分を殺し、二人を殺してくれと口走った。事情を明かさず立ち去ったゆきが気がかりで、清兵衛は利吉(津坂匡章)に調査を命じた。 再びゆきは災難にあった。石田にゆすられ、藤兵衛に犯された。覚悟を決めたゆきは、清兵衛に一切を話し、十両をさし出した。 一方、一之進は、ゆきが実家から金を無心することからゆきを問いつめ不義を知った。そして、ゆきを責め、斬り殺してしまった。あらすじをみる 家人の橘一之進(伊藤孝雄)とゆき(珠めぐみ)の夫婦は、人もうらやむ仲だった。が、ある日突然、不幸が襲った。 ゆきが、浪人の石田(田中浩)にかどわかされ、呉服商美濃屋藤兵衛(渥美国泰)に犯されたのだ。 ゆきは悩んだ。夫にも打明けられず、家名に傷つくことを考えれば自害もできない。ゆきは助け人の清兵衛(山村聡)を尋ね、自分を殺し、二人を殺してくれと口走った。事情を明かさず立ち去ったゆきが気がかりで、清兵衛は利吉(津坂匡章)に調査を命じた。 再びゆきは災難にあった。石田にゆすられ、藤兵衛に犯された。覚悟を決めたゆきは、清兵衛に一切を話し、十両をさし出した。 一方、一之進は、ゆきが実家から金を無心することからゆきを問いつめ不義を知った。そして、ゆきを責め、斬り殺してしまった。
- 00:46:55第24話 悲痛大解散あらすじをみる 助け人の為吉(住吉正博)が捕えられた。助け料の小判から足がついたのだった。捕えた与力の黒田(南原宏治)は“死神”の異名を持つ男。助け人の裏稼(か)業を執ように探索していた。 清兵衛(山村聡)宅も家捜しした。が、小判は出ず、黒田は為吉を拷問して一味の名を吐かせようとした。 “自白”を恐れた清兵衛は身代りをはかるが黒田に腹のうちを読まれ拒まれる。見せしめにと為吉に引き合わされるが、傷だらけの為吉は気丈に、隠していた妻(江夏夕子)と子を頼むとだけ言い残した。 為吉救出がだめなら、せめて楽に死なそうと清兵衛は利吉(津坂匡章)に短刀を渡した。あらすじをみる 助け人の為吉(住吉正博)が捕えられた。助け料の小判から足がついたのだった。捕えた与力の黒田(南原宏治)は“死神”の異名を持つ男。助け人の裏稼(か)業を執ように探索していた。 清兵衛(山村聡)宅も家捜しした。が、小判は出ず、黒田は為吉を拷問して一味の名を吐かせようとした。 “自白”を恐れた清兵衛は身代りをはかるが黒田に腹のうちを読まれ拒まれる。見せしめにと為吉に引き合わされるが、傷だらけの為吉は気丈に、隠していた妻(江夏夕子)と子を頼むとだけ言い残した。 為吉救出がだめなら、せめて楽に死なそうと清兵衛は利吉(津坂匡章)に短刀を渡した。