助け人走る
第25話~第30話
各話一覧
- 00:46:56第25話 逃亡大商売あらすじをみる よね(弓恵子)の夫、長吉(花岡秀樹)はかつて夕立小僧と騒がれた怪盗だったがいまは堅気の身。その長吉が、手柄を狙う与力の梶川(外山高士)の手で、ささいなけんかを口実に獄門に送られた。 罪は家族にまで及ぶというのが当時の定法。よねは江戸脱出を考え、助け人の利吉(津坂匡章)に相談した。利吉から話を聞いた文十郎(田村高廣)も平内(中谷一郎)も、最近の危険な空気からこの仕事を断る。そこで利吉は、文十郎の知合いで「逃し屋」が商売の弥平次(伊丹十三)に引き合せを依頼した。 よねは弥平次の差向けるかごに乗った。が、弱味につけこまれてあれこれ金を取られ、無一文となって放り出された場所は夫、長吉が殺された刑場で、なぜか梶川が待ち受けていた。あらすじをみる よね(弓恵子)の夫、長吉(花岡秀樹)はかつて夕立小僧と騒がれた怪盗だったがいまは堅気の身。その長吉が、手柄を狙う与力の梶川(外山高士)の手で、ささいなけんかを口実に獄門に送られた。 罪は家族にまで及ぶというのが当時の定法。よねは江戸脱出を考え、助け人の利吉(津坂匡章)に相談した。利吉から話を聞いた文十郎(田村高廣)も平内(中谷一郎)も、最近の危険な空気からこの仕事を断る。そこで利吉は、文十郎の知合いで「逃し屋」が商売の弥平次(伊丹十三)に引き合せを依頼した。 よねは弥平次の差向けるかごに乗った。が、弱味につけこまれてあれこれ金を取られ、無一文となって放り出された場所は夫、長吉が殺された刑場で、なぜか梶川が待ち受けていた。
- 00:46:25第26話 凶運大見料あらすじをみる 火事場で腹痛を起した小料理屋の女房おきぬ(日色ともえ)を文十郎(田村高廣)が助けた。おきぬは火事が鬼門、このショックで流産してしまった。二度目である。 二年前、かつての情夫でやくざの岩三(浜伸二)を火事のとき見殺しにしたたたりと悩み、易者の慶雲堂(芦屋雁之助)に相談した。 ところが数日後、死んだはずの岩三の使いと称して巳之介(早川保)がおきぬを呼び出し金をゆすった。夫の多吉(前田吟)に話すという。 その頃、助け人に巳之介を殺してくれという依頼があった。頼み人のおそで(京春上)は慶雲堂の占いに従って巳之介に入れ上げ、伯父と開いていた小間物屋を乗っ取られた。伯父は殺され、自分は女郎に売り飛ばされたという。 文十郎(田村高廣)は、きぬが巳之介と会っていたのを見たことから呼び出し事情を聞いた。おきぬも被害者で、二つの事件に共通点があるのを知った―――。あらすじをみる 火事場で腹痛を起した小料理屋の女房おきぬ(日色ともえ)を文十郎(田村高廣)が助けた。おきぬは火事が鬼門、このショックで流産してしまった。二度目である。 二年前、かつての情夫でやくざの岩三(浜伸二)を火事のとき見殺しにしたたたりと悩み、易者の慶雲堂(芦屋雁之助)に相談した。 ところが数日後、死んだはずの岩三の使いと称して巳之介(早川保)がおきぬを呼び出し金をゆすった。夫の多吉(前田吟)に話すという。 その頃、助け人に巳之介を殺してくれという依頼があった。頼み人のおそで(京春上)は慶雲堂の占いに従って巳之介に入れ上げ、伯父と開いていた小間物屋を乗っ取られた。伯父は殺され、自分は女郎に売り飛ばされたという。 文十郎(田村高廣)は、きぬが巳之介と会っていたのを見たことから呼び出し事情を聞いた。おきぬも被害者で、二つの事件に共通点があるのを知った―――。
- 00:46:55第27話 江戸大暗黒あらすじをみる 夫が江戸追放の刑を受け、「船善」のあとを守るおえい(南風洋子)が、法を犯して夫と会っているのをやくざに見られた。これを不義密通と取られ金をゆすられるが、おえいは事実を話せない。 やくざを操る悪の元締め大五郎(多々良純)は、おえいに借金の保証人になると持ちかけ、まんまと店を乗っ取った。 万事窮したおえいは、助け人の利吉(津坂匡章)に一切を話した。 一方、大五郎を追う若い同心小宮(遠藤征慈)は助け人の協力を得て証拠を掴み、上司、与力の香川(五味竜太郎)に報告した。ところが大五郎と香川はグルで、情報を知った大五郎は小宮を捕え、殺してしまった。あらすじをみる 夫が江戸追放の刑を受け、「船善」のあとを守るおえい(南風洋子)が、法を犯して夫と会っているのをやくざに見られた。これを不義密通と取られ金をゆすられるが、おえいは事実を話せない。 やくざを操る悪の元締め大五郎(多々良純)は、おえいに借金の保証人になると持ちかけ、まんまと店を乗っ取った。 万事窮したおえいは、助け人の利吉(津坂匡章)に一切を話した。 一方、大五郎を追う若い同心小宮(遠藤征慈)は助け人の協力を得て証拠を掴み、上司、与力の香川(五味竜太郎)に報告した。ところが大五郎と香川はグルで、情報を知った大五郎は小宮を捕え、殺してしまった。
- 00:46:55第28話 国替大精算あらすじをみる 平内(中谷一郎)が笠間藩の中間小頭、銀蔵(山本麟一)から五両で人殺しを頼まれた。 文十郎(田村高廣)らと相談したが、奉行所のワナかも知れぬと断ることにした。 ところがその帰途、文十郎は平内から殺す相手がお香(小林千鶴子)だったと知って驚く。妹しの(佐野厚子)の友達なのだ。 お香は、高須藩の江戸詰藩士、加治俊八郎(小杉勇二)と愛し合っていた。が、俊八郎は近く国許へ帰るため、お香と縁を切ろうと考えていた。そこで、中間の弥七(山本勝)に十両でお香の後始末を頼み、弥七は仲間の銀蔵に話を持って行ったのだった。 助け人に断られた銀蔵は、浪人を雇い、お香を捕えた。あらすじをみる 平内(中谷一郎)が笠間藩の中間小頭、銀蔵(山本麟一)から五両で人殺しを頼まれた。 文十郎(田村高廣)らと相談したが、奉行所のワナかも知れぬと断ることにした。 ところがその帰途、文十郎は平内から殺す相手がお香(小林千鶴子)だったと知って驚く。妹しの(佐野厚子)の友達なのだ。 お香は、高須藩の江戸詰藩士、加治俊八郎(小杉勇二)と愛し合っていた。が、俊八郎は近く国許へ帰るため、お香と縁を切ろうと考えていた。そこで、中間の弥七(山本勝)に十両でお香の後始末を頼み、弥七は仲間の銀蔵に話を持って行ったのだった。 助け人に断られた銀蔵は、浪人を雇い、お香を捕えた。
- 00:46:53第29話 地獄大搾取あらすじをみる 助け人の元締、清兵衛(山村聡)引退のあと、その代理を勤める利吉(津坂匡章)が、“タコ部屋”の人足となって泥まみれの大熱演、悪と対決する。 利吉への依頼は尋ね人。村の仲間と出稼ぎに出たまま消息の知れない巳之吉(寺下貞信)を、女房のふさ(八木孝子)が捜していた。文十郎(田村高廣)らは断るが、利吉は、出身が同じと知って単身乗り出した。 巳之吉らはもぐりの口入れ屋にだまされて“タコ部屋”で働かされているに違いない。こう読んだ利吉はタコ部屋潜入を図り、声をかけられようと江戸をさまよった。 タコつりの源八(野崎善彦)の手で利吉が連れ込まれた先は、牢獄のような駒吉(田口精一)の飯場だった。そしてその夜、隣室に監禁された巳之吉ら、日吉村の者が水を欲しがる声を聞いた。 利吉らは“タコ部屋大脱走”の計画を開始したのだった―――。あらすじをみる 助け人の元締、清兵衛(山村聡)引退のあと、その代理を勤める利吉(津坂匡章)が、“タコ部屋”の人足となって泥まみれの大熱演、悪と対決する。 利吉への依頼は尋ね人。村の仲間と出稼ぎに出たまま消息の知れない巳之吉(寺下貞信)を、女房のふさ(八木孝子)が捜していた。文十郎(田村高廣)らは断るが、利吉は、出身が同じと知って単身乗り出した。 巳之吉らはもぐりの口入れ屋にだまされて“タコ部屋”で働かされているに違いない。こう読んだ利吉はタコ部屋潜入を図り、声をかけられようと江戸をさまよった。 タコつりの源八(野崎善彦)の手で利吉が連れ込まれた先は、牢獄のような駒吉(田口精一)の飯場だった。そしてその夜、隣室に監禁された巳之吉ら、日吉村の者が水を欲しがる声を聞いた。 利吉らは“タコ部屋大脱走”の計画を開始したのだった―――。
- 00:47:14第30話 貸金大仕掛あらすじをみる 飾り職人・辰五郎(島田正吾)は、かつて錠前切りの辰と呼ばれる盗人だった。が、いまは近く祝言を上げる孫娘おみよ(池波志乃)のため、かんざし作りに腕をふるう老職人となっていた。その辰五郎が、昔の仲間伝次(御影伸介)から、監禁されている娘を救うためと持ちかけられ、十五年ぶりに錠前破りを犯した。 ところが実は、金を貸してはまた盗み出すという、両替商唐津屋重兵衛(清水彰)の策略。事実を知った辰五郎は、伝次に殺されてしまう。あらすじをみる 飾り職人・辰五郎(島田正吾)は、かつて錠前切りの辰と呼ばれる盗人だった。が、いまは近く祝言を上げる孫娘おみよ(池波志乃)のため、かんざし作りに腕をふるう老職人となっていた。その辰五郎が、昔の仲間伝次(御影伸介)から、監禁されている娘を救うためと持ちかけられ、十五年ぶりに錠前破りを犯した。 ところが実は、金を貸してはまた盗み出すという、両替商唐津屋重兵衛(清水彰)の策略。事実を知った辰五郎は、伝次に殺されてしまう。