水戸黄門 助さん格さん大暴れ
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330円
場所は、水戸藩。家老の放蕩息子・辰馬とその取り巻き連中は、軽輩の出であるにもかかわらず、優等生である助三郎、格之進を事ある毎に敵視していた。水戸家の新人登用の試験の際にも、二人は辰馬からカンニングをしていると根も葉もない言い掛かりに大憤慨。結局、みんなを巻き込んでの大乱闘を引き起こしてしまい、謹慎処分を申しつけられる。そんな謹慎中の二人に、なんと御老公からの召喚を受ける。御老公の下にやってきた二人は吃驚仰天。先日、野ッ原で出遭い、握り飯を御馳走になった上、さんざん悪口を言った百姓爺さんだったからだ。畏まる二人とは他所に、二人が若者らしい覇気と正義感を持っていることを知っている御老公が二人を採用したのだった。目出度く仕官が叶ったものの、御老公から命じられるのは、来る日も来る日も西山荘での百姓仕事ばかり。次第に意気消沈していく二人。そんな格之進を酒屋の看板娘お小夜ちゃんがしきりと慰めてくれるのだった。或る日、西山荘に美しい武家娘と母親が訪れる。娘の名は志乃。彼女は、御老公の若かりし頃のロマンスの賜物だった。いよいよ待ちに待った初めての俸禄日。二人はそのお手当で祝盃をあげる。その時たまたま居合わせた家中の青年から、家老藤井紋太夫の専横ぶりを伝え聞く。悲憤慷概の二人は、いざ江戸へと繰り出す。二人は無謀にも、奸臣紋太夫を斬ることに決めたのだった。さらに江戸についた二人は、志乃が紋太夫の奸計により将軍様のお伽にされかけたことを知って、さらに大激怒。柳沢邸に乗り込んだ二人は、折から訪問中の将軍綱吉の前で、老中柳沢吉保と紋太夫の悪事を暴き出し、二人を斬り捨てるという快挙に。快哉を叫ぶ二人…であったはずなのだが、御老公に怒鳴られて吃驚。二人は酒屋で泥酔して夢をみていたのであった。落胆する二人に御老公が言葉を掛ける、「江戸へ行くのじゃ、将軍に意見して吉保と紋太夫を糺そう」と。俄に欣喜雀躍する二人。どうやら、夢以上の大活躍の場が行手に待っているみたいなのである。
- ジャンル
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制作国
日本
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制作年
1970年以前
- シリーズ
- キャスト
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スタッフ
監督 : 沢島忠 脚本 : 白坂依志夫、鷹沢和善 音楽 : 佐藤勝 撮影 : 山岸長樹