実録外伝 大阪電撃作戦

01:35:45
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昭和35年秋、大阪のやくざたちは、日本最大のヤクザ組織である神戸・川田組の影に怯え、また大阪・双竜会をはじめとする戦後派不良グループの跳梁に手を焼いていた。ミナミの盛り場一帯は、石村組と南原組が勢力を二分しており、ミナミに拠点を築こうとする双竜会と激突、連日激しい抗争が展開される中、双竜会を強硬に駆逐する石村組がひとり孤立。これを知った大阪進攻を企図する川田組斬り込み隊長・山地にとっては、渡りに船の好機であったが、三代目川田組組長は、この戦争への介入を許さないため、山地は、天王寺で売り出し中の新興暴力団・大東組の大東組長を強引に舎弟分にし、石村組へのテコ入れを図った。この川田組大阪進攻作戦に、旧来の大阪ヤクザ組織は衝撃を受ける。双竜会との抗争を中止し、同盟を結び、川田組の進攻を防ごうと考える南原組組長・南原は、川田組の山地暗殺を企て、双竜会の安田、南原組幹部・宮武、高山を中心に暗殺部隊を編成。だが、今一歩のところで、山地の暗殺計画は失敗する。この事実を知った大東は、名うての殺し屋を連れて、南原組を襲撃し、南原を逆に脅迫する。双竜会と手を切ることを約束した上、川田組の山地への全面協力を約する。南原組がこのような状況に陥るに至って、宮武は暗殺計画に参加した高山の身の安全のため、身を隠すよう指示する。 一方、南原の寝返りで孤立した双竜会。双竜会会長・趙は、安田に暗殺隊の解散を命令する。だが、あくまでも山地暗殺の執念を燃やす安田は、先般の暗殺作戦に加わり、志を同じくする南原組の高山を捜す。高山を見つけ出し、意気投合し、時が来るのを待つ安田。 そんな折、南原の経営するクラブで気炎を上げていた安田とその配下は、その店にやって来ていた三代目川田組組長に絡み、三代目舎弟分の友田組組長に重傷を負わせる事件が起こる。この事を知った高山は、単身警察署に赴き、逮捕された安田を殺そうと待ち構える友田組の裏をかいて、安田を救い出す。 その頃神戸では、激昻した山地が、双竜会殲滅を主張。これに対し、三代目組長は、川田組の名を出さず、友田組と双竜会の抗争として処理することを指示する。この事を知り狼狽する双竜会会長・趙は、南原組組長に相談し、大東組組長を通じて山地に謝罪すべく、事件の張本人である安田を捜し求める。山地の指示による双竜会狩りと呼ばれる〝人間狩り〟が開始される。 この期に及びながらも山地の暗殺を画策する高山は、逆に大東の罠にかかり捕まってしまう。高山が捕まった事を知った安田は、自らの隠れ家を南原に教え、宮武をおびき出し捕らえ、高山との身柄交換を要求する。高山と宮武の身柄交換の際、意を決して宮武が高山に組み付き、阻止しようとすると、無情にもマシンガンが火を噴き、二人は蜂の巣にされてしまう。高山の無惨な死に様にただ呆然とする安田。数日後の手打ち式には、指を詰めた趙と安田以下7名の幹部が出向く。大東の命令で安田の身体検査を行う。安田は隠し持っていたメスで大東を刺し殺すが、それと同時に拳銃の一斉射撃にあい、安田は非業の死を遂げる。 かくして、双竜会の全面的無条件降伏により、川田組の大阪進攻作戦の幕はおりたのであった。
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  • スタッフ
    監督 : 中島貞夫 脚本 : 高田宏治
(C)東映

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