チームが機能するとはどういうことか ― 「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ
エイミー・C・エドモンドソン/野津智子
〈心理的安全性〉提唱者による
新時代の働き方「チーミング」
世界の経営思想家ランキング3位(Thinkers50)、
最優秀論文賞、カミングス賞、アクセンチュア賞受賞(全米経営学会)、
チーム研究の第一人者の3.5万部突破ロングセラー!
これまでの「チーム」は、スポーツチームや音楽家のグループのように、
物理的に同じ場所にいて、信頼を築く時間がある、固定された集団だった。
しかし現在はどうだろう。
メンバーは世界中にいて、目的達成とともに解散する、流動的な集団へと変わりつつある。
――いま、チームが機能するために何が必要なのか?
トヨタ、IDEO、チリ鉱山落盤事故救出チーム、北京五輪会場設計チーム…
20年以上にわたって多様な人と組織を見つめてきたハーバード・ビジネススクール教授が、
学習する力・実行する力を兼ね備えた新時代のチームの作り方を描く。
「期待以上の一冊だった。これは、シンプルかつ強力な新しいリーダーシップだ!」
――中竹竜二(日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクター)
<本書の主なトピック>
●ルーチンの業務か、複雑な業務か、イノベーションの業務…仕事の中身によってチームワークは変わる。
●意見を言い合う、チャレンジする、協力しあう……「チームとしての当たり前」をなぜ実行できないのか?
●学習フレーム VS 実行フレーム
●「失敗から学ぶ」のは、なぜ難しいのか?
●「心理的安全」を高めるリーダーシップ行動。
●生存率2%の「不可能な」救出劇。奇跡のチームはこうして生まれた!
●学習しながら実行する VS 効率追求しながら実行する
●学習が止まったとき、組織の成長は終わる。
●優れた組織のリーダーは、毎日みずからにこう問いかける。
「われわれは何を学ぶことができるか。もっとうまくできることは何か」
<もくじ>
序文 エドガー・H・シャイン
第1部 チーミング
第1章 新しい働き方
第2章 学習とイノベーションと競争のためのチーミング
第2部 学習するための組織づくり
第3章 フレーミングの力
第4章 心理的に安全な場をつくる
第5章 上手に失敗して、早く成功する
第6章 境界を超えたチーミング
第3部 戦略実行しながら学習する
第7章 チーミングと学習を仕事に活かす
第8章 成功をもたらすリーダーシップ
原著 TEAMING: How Organizations Learn, Innovate, and Compete in the Knowledge Economy 2,420円