岩波書店 3,343件 人気順 新着順 身体感覚をひらく 羽鳥 操著/松尾哲矢著 からだの力を抜いてみよう.のびのびとする動きを味わおう.「より強く・より速く・より高く」を目指したトレーニングとは全く異なる運動で,気持ちよくからだをほぐしてみませんか? 寝にょろ,腕にょろ,上体のぶらさげ…,野口体操のさまざまな動きをわかりやすく紹介します. 990円 テレビの日本語 加藤昌男著 テレビが誕生して来年で60年.当初穏やかに語りかけていたテレビが,今や朝から晩まで声高にしゃべり続ける饒舌なメディアへ変わった.報道番組もお笑い番組も隙間なくしゃべり続けるようになったのはいつからか.ニュースのことばを中心にテレビの歴史をふりかえりながら,その要因を探り,テレビの日本語の今を考える. 880円 現代中国の政治 唐 亮著 一党支配のもとで急速な経済成長を続ける中国.その政治体制はどのようなもので,改革開放路線によりいかなる変化が生じているのか.中間層の拡大や社会的諸矛盾の深刻化は,民主化をもたらすのか.現在の中国を「開発独裁」として捉え,その政治構造や変動のダイナミズムを丹念に分析.民主化のゆくえをリアルに展望する. 880円 社会起業家 斎藤 槙著 単に収入を得る手段としてだけでなく,自己実現のために,そして環境・人権などの課題に使命感をもつ―このような価値観をもって働く社会起業家がいま注目されている.社会責任投資の高まり,企業とNPOのパートナーシップといった新しい動向を明らかにしながら,アメリカ・日本の社会起業家の生き方を紹介し,その意義を考える. 880円 論語入門 井波律子著 大古典『論語』から,精選した百四十六条を味読する.その無類の面白さの中核は,孔子という人物にある.約二千五百年のはるかな時を超えて立ち上がる,臨場感あふれる弟子たちとの対話のなかに,不遇にあって大らかさを失わず,ときに笑い,怒り,慟哭し,明朗闊達な精神をもって生きぬいた孔子の,稀有の魅力を読みとく. 880円 キノコの教え 小川眞著 木の根と共生し,落ち葉を分解して,菌類はひっそりと森を支えている.キノコは菌類の繁殖装置.まわりの栄養を吸いあつめておいしくなるが,放射性物質まで濃縮してしまう.植物とも動物とも異なる宿命のもと,共生へと進化したキノコの教えをいま人類は学ぶべきではないか.食と環境と生命をめぐる興味深い話題を満載.(カラー口絵一丁) 880円 マヤ文明 青山和夫 ジャングルにそびえ立つ神殿ピラミッド,広場に林立する石碑,交易に用いられた黒曜石…….マヤ文明は中央アメリカに花ひらいた究極の石器文明だった.もはや謎と神秘のベールにくるみ論じる時代ではない.文字は王の事績を語り,考古学は貴族や農民の生活を明らかにする.マヤ文明の実像を,気鋭の考古学者が熱く語る.(カラー口絵一丁) 880円 アルプス登攀記 下 ウィンパー著/浦松佐美太郎訳 苦闘六年,たびかさなる敗退にもめげず,一八六五年ついに魔物の山マッターホルンは征服された.だが,その帰途,悲劇が起った.本書はウィンパー(一八四〇‐一九一一)が,その一部始終を,彼自身の手になる繊細華麗な木版画を豊富にちりばめつつ,イギリス風のユーモアを交えて淡々と語ったもの.山岳文学の古典としてあまりにも有名. 770円 永遠平和のために カント著/宇都宮芳明訳 世界の恒久的平和はいかにしてもたらされるべきか.カントは,常備軍の全廃・諸国家の民主化・国際連合の創設など具体的提起を行ない,さらに人類の最高善=永遠平和の実現が決して空論にとどまらぬ根拠を明らかにして,人間ひとりひとりに平和への努力を厳粛に義務づける.あらためて熟読されるべき平和論の古典. 550円 柿の種 寺田寅彦著 日常のなかの不思議を研究した物理学者で,随筆の名手としても知られる寺田寅彦の短文集.大正9年に始まる句誌「渋柿」への連載から病床での口授筆記までを含む176篇.「なるべく心の忙(せわ)しくない,ゆっくりした余裕のある時に,一節ずつ間をおいて読んでもらいたい」という著者の願いがこめられている.(解説=池内 了) 770円 黒猫・モルグ街の殺人事件 他五篇 ポオ作/中野好夫訳 美の錬金術師ポオ(一八〇九―四九).その美への情熱は精確無比な計算と設計にもとづいてあらゆる作品に発揮されており,読者を怪奇な幻想世界,異常心理の世界へと抗いがたく引きずり込む.ポオの作に傾倒した若きヴァレリはあの「数学的アヘン」を決して忘れることはできぬ,と言った.表題作のほかに「裏切る心臓」「盗まれた手紙」など. 770円 君主論 マキアヴェッリ著/河島英昭訳 ルネサンス期イタリアの政治的混乱を辛くも生きたマキアヴェッリ(1469-1527)は外交軍事の実経験と思索のすべてを傾けて,君主たるものが権力をいかに維持・伸長すべきかを説いた.人間と組織に切りこむその犀利な観察と分析は今日なお恐るべき有効性を保っている.カゼッラ版を基に諸本を参照し,厳しい原典批判をへた画期的な新訳. 880円 こころ 夏目漱石作 この小説の主人公である「先生」は,かつて親友を裏切って死に追いやった過去を背負い,罪の意識にさいなまれつつ,まるで生命をひきずるようにして生きている.と,そこへ明治天皇が亡くなり,後をおって乃木大将が殉死するという事件がおこった.「先生」もまた死を決意する.だが,なぜ……. (解説 古井由吉・ 注 大野淳一) 550円 古代への情熱 シュリーマン著/村田数之亮訳 トロヤ戦争の物語を絵本でよんだ少年シュリーマンは美しい古都が必ず地下に埋もれていると信じその発掘を志す.長年にわたる猛烈な勉強と経済的苦闘の結果ついに独力をもってトロヤ,ミケネの発掘事業に着手,少年の日の夢は実現して多くの遺跡を発見,考古学,美術史学界に莫大な貢献をした.これはその生涯と事業の克明な記録. 660円 山月記・李陵 他九篇 中島 敦作 三十三年余の短い一生に,珠玉の光を放つ典雅な作品を残した中島敦(一九〇九―四二).近代精神の屈折が,祖父伝来の儒家に育ったその漢学の血脈のうちに昇華された表題作をはじめ,『西遊記』に材を取って自我の問題を掘り下げた「悟浄出世」「悟浄歎異」,南洋への夢を紡いだ「環礁」など彼の真面目を伝える作十一篇. (解説 氷上英廣) 880円 ツァラトゥストラは こう言った 下 ニーチェ著/氷上英廣訳 晩年のニーチェ(一八四四―一九〇〇)がその根本思想を体系的に展開した第一歩というべき著作.有名な「神は死んだ」という言葉で表わされたニヒリズムの確認からはじめて,さらにニーチェは,神による価値づけ・目的づけを剥ぎとられた在るがままの人間存在はその意味を何によって見出すべきかと問い,それに答えようとする. 880円 罪と罰 上 ドストエフスキー作/江川 卓訳 その年の夏は暑かった.大学を除籍になり,ぎりぎりの貧乏暮らしの青年に,郷里の母と妹の期待と犠牲が重くのしかかる.この悲惨な境遇から脱出しようと,彼はある「計画」を決行するが…閉塞した社会状況のなかでくすぶる人間性回復への強烈な願望を描いて世界文学史にドストエフスキーの名を刻みつけた不朽の作品.(全3冊) 880円 罪と罰 中 ドストエフスキー作/江川 卓訳 心配してくれる家族や友人にも,警戒と不信を抱き続けるラスコーリニコフ.妹の卑劣な婚約者を非難して波乱を起こし,殺人事件の捜査官との薄氷の渡り合いに神経をすりへらすが,事態は意外な方向に進展する.一方,心の清らかなソーニャとの交流は次第に深まってゆき,ほんの少しずつ,彼の魂にも変化が….(全3冊) 880円 遠野物語・山の人生 柳田国男著 数千年来の常民の習慣・俗信・伝説には必ずや深い人間的意味があるはずである.それが攻究されて来なかったのは不当ではないか.柳田の学問的出発点はここにあった.陸中遠野郷に伝わる口碑を簡古かつ気品ある文章で書きとめた『遠野物語』,および『山の人生』は,柳田学の展開を画する記念碑的労作である. (解説 桑原武夫) 880円 羅生門 鼻 芋粥 偸盗 芥川竜之介作 王朝末期の荒廃した都を舞台に展開する凄惨な人間絵巻「羅生門」,師漱石も賞賛した,長い鼻を持つ禅智内供の内心の葛藤「鼻」,芋粥に異常な執着を持つ男「芋粥」,女をめぐる盗賊の兄弟の確執「偸盗」.いずれも『今昔物語』『宇治拾遺物語』などに素材を得たもので,芥川王朝物の第1冊として編集.(解説=中村真一郎) 440円 1 ... 165166167 168 TOP 電子書籍(本・小説) 岩波書店 166ページ目