50歳からのチャンスを広げる 「自分軸」
あらすじ
未曾有の超高齢社会の最前線を見てきた精神科医の和田秀樹氏がたどりついた一つの答え、それが「後半生こそ自分軸をもって生きる人が結局は幸せである」ということ。
人生100年時代となり、気がつけば「定年なき時代」に。
だからこそ、折り返し地点に立った50代は、自分の人生を自分で決められる最後のチャンス。
早くに行動に起こすことで、驚くほど豊かな後半生に変えていくことができるのです。
そのキーワードとなるのが「自分軸」。
自分の人生をどう生きるか。どんな喜びを感じ、何を大切にするか。
そうした根本的な問いに、今、向き合う姿勢が何より重要です。
仕事、お金、他者、過去の自分……、それらの「とらわれ」から自由になった時、ストレスから一気に開放されて人生の見え方が180度変わります。
こんな人におすすめです
↓
・子育てがほぼ終わりに近づいている
・役職定年が近づいている
・仕事を引退した後の人生を考え始めている
・定年後の人生が見えない
・仕事は順調であるが、定年後も同じように働き続けていく自信がない
・職場の人間関係がわずらわしいと思うことがときどきある
・貯蓄はあまりできていない。
・老後資金を貯めることに汲々としている
・自分の人生は自分の意思で決めたいと思っている
・おしなべて、周りに気を遣いながら生きてきた
・ずっと「他人軸」で生きてきた
・周囲に流されやすい
・仕事以外の生きがいも趣味も今のところない
・配偶者はいるが、仲が良いとは言えない
もくじ
はじめに…2
序 定年も老後も存在しない
人生100年時代は自分軸で生きていこう…10
第1章 仕事にとらわれない
定年という言葉は忘れよう…22
肩書はもう意味がない…26
老後シミュレーションは早いほど価値が高まる…30
これまでの仕事に軸足を奪われるな…33
仕事はわがままに選べる時代に…38
マルチキャリアを今からなら目指せる…40
起業という選択肢は50代で…42
最後は誰もがニートになる覚悟を持つ…45
第2章 お金の呪縛にとらわれない
貯金はいらない…50
モノより思い出に価値がある…53
インフレは心配しなくていい…56
50代が生きる老後はお金がなくても楽しい…60
課題は消費できるようになること…64
第3章 他者との距離感を見直す
親子それぞれの自立を目指す…68
パートナーとの関係を見直す…72
年金制度も熟年離婚を後押し…74
他者との「つかず離れず」を大切に…76
「ネガティブな関係」は断ち切る勇気を…80
頼るべきは専門家…82
「ほどよい孤独」のすすめ…85
第4章 医療との適度な距離感を保つ
現代医療の落とし穴…90
薬を飲むのはやめていい…93
健康診断の結果を鵜呑みにしない…95
自分の「健康」の感覚を大切に…100
和田流セルフメディケーションのすすめ…104
「医食同源」の知恵に学ぶ…108
医者を「消費者目線」で選ぶ時代…111
「結局、自分は何をしたいか」が最も大切…115
第5章 テクノロジーと上手に付き合う
AIやロボットを味方に付ける…118
AIを使って行動のハードルを下げる…121
医者より正しいAI診断…124
あふれる情報にとらわれない…128
「正解」は変わると考える…131
「スマホ依存」はシニアこそ怖い…135
テクノロジーに依存し過ぎない…139
第6章 過去の自分にとらわれない
「老いを受け入れる」は諦めではない…144
プラス思考に切り替える…147
過去の自分を忘れ、今を生きる…150
常識に縛られない…152
人の目を気にせずにオシャレをする…156
美容で若さを維持する…159
健康情報に振り回されない…