心が晴れる言葉――普通の人なんて、ひとりもいないのだ
購入した作品の読み方あらすじ
つらいことも付き合い方を少し変えるだけで、心は不思議なくらい前向きになる。
苦しい状況は、いつか必ず終わる。
いつか状況は変化する。それは信じていい。
・誠実だからあなたは悩む。
あなたが自分を否定する必要はまったくないのだ。
・みんなどこか違っている。
どこかでっぱっていて、どこかひっこんでいる。普通の人なんて、ひとりもいないのだ。
・やまない雨がないように、人生の『雨季』もいつか必ず終わる。
そのことは信じていい。そしてまた雲間から太陽が顔をのぞかせるのだ。
など、
心の名医による、気持ちがすっと晴れていく66のメッセージ。
私の人生経験はもちろん医師としての経験も踏まえて、さまざまなヒントを述べてみたい。
そのうちのいくつかでも読者であるあなたの心が晴れるきっかけになれば幸いである。
■目次
●第1章 つらいことの先に待っているもの
・苦しいときにほんとうに大切なものが見えてくる。
・誠実だからあなたは悩む。自分を否定する必要はまったくないのだ。
ほか
●第2章 悩みの解決を時間にゆだねる
・問題の解決には、ある程度時間がかかることは覚えておこう。
・心が疲れたときくらいは焦らず、のんびり、おおらかに。
ほか
●第3章 自分を少し好きになる方法
・みんなどこか違っている。どこかでぱっていて、どこかひっこんでいる。普通の人なんて、ひとりもいないのだ。
・他人の評価は、あなたを取り巻く状況を変えるかもしれないが、あなた自身を変えることはない。したいことを納得できるまでやってみよう。
ほか
●第4章 人間関係の悩みが晴れるには
・完璧な人間関係などないのだ。ほどほどのところで満足し、わかり合えた部分を喜び、大切にしよう。
ほか
●第5章 それでも行き詰ってしまったら
・「ひきこもり」も病気の一種である。医師による適切な治療を受ければ、いずれ快方に向かう。
・病気を経験すると、人の苦しみや悲しみがわかる心温かな人間になる事ができるのだ。
ほか
●第6章 心が晴れていく習慣
・無償の愛情を捧げる相手がいる。その存在があなたの心を豊かにし、前向きに変えてくれる。
・休養には二種類ある。何もしない休養と、適度な刺激を与える休養だ。疲れた心を休ませるのは後者である。
ほか
●第7章 心が晴れていく言葉
・やり遂げたことが偉いのではない。やろうと思う前向きの姿勢が貴いのである。
・「また一つ経験値が上がった。自分の人生は順調に進んでいる」と思うことだ。
ほか
■著者 斎藤茂太(さいとう・しげた)
精神科医・医学博士。
1916年生まれ。長年、家族・夫婦・子育て・心の病・ストレスを
扱ってきた「心の名医」として、厚い信頼を集めている。
愛称は「モタさん」。歌人・精神科医であった斎藤茂吉の長男でもある。著書多数。
2006年逝去。
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