そうだったのか! 里山のいきもの百物語

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あらすじ

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本書は詩人として活躍されている大島健夫氏が
里山のいきものを100種選び
その生きざまを紹介したものです。
百物語というのは本来、
怪談の形式のひとつとしてあるものです。
その百物語という言葉を使用したのは
里山の自然そのものが危機に瀕している今、
そこに生きているいきものたちの運命は
風前の灯になっているものも多く、
絶滅しかねない怖いことになっている
いきものたちの実態を知ってほしいという
著者の思いからです。


本書で取り上げている里山のいきもの100種は
以下のとおりです。
・シュレーゲルアオガエル・ヒヨドリ・
ニホンマムシ・イチョウウキゴケ・
ハンミョウ・ニホンノウサギ・
スナヤツメ・ヘビトンボ・
オオケマイマイ・マイマイカブリ・
サワガニ・カワセミ・ケラ・
など・・・

お馴染みのいきものから
ほとんど知られていないいきもの、
ときには珍しいいきものまで
著者の視点から100種を選びました。


大島氏は「あとがき」で
 「ひとまず百のお話を語り終えたいま、
もし何事かが起こるとすらならば、
私は、最後まで読んで下さった皆様の心に、
里山に対する興味と関心の種が芽吹き、
何かひとつでも、人間といきものとのかかわりについて、
読む前と違ったことを考えるようになって下さったなら
幸せに思います。」
と述べています。
本書で取り上げたいきものたちの現状を
知っていただけば里山の環境がどうなっているのか
よくわかっていただけると思います。
さらに里山が日本の生態系の維持に
大きな役割を担っていることもわかるでしょう。