50代からの、池波正太郎の食と街

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あらすじ

“時代小説作家”であり、“食のエッセイスト”としての顔も持つ池波正太郎は、2023年、生誕100年を迎える。本著では、彼の時代小説家としての頂点をなす“江戸三大シリーズ”(『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』)を、食、そして東京の街への彼の思いや関わり方から、その作家としての最盛期を、いわゆる“アラフィフ”以降の一つの生き様の具体例と考えて、その秘密を読み解こうとするエッセイである。
(1)“仕掛人・藤枝梅安”は池波正太郎が創った“ラスボス”か? 
(2)“食の随筆家”としての池波正太郎の誕生
(3)「江戸三大シリーズ」を“食”から読み解く
(4)池波正太郎の“東京の街、再発見” (1) 銀座編 
(5)池波正太郎の“東京の街、再発見” (2) 浅草編 
(6)池波正太郎の“東京の街、再発見” (3) 神田連雀町編 
(7)還暦を迎えての作家・池波正太郎の生き方
また、銀座・神田・浅草・日本橋の「池波正太郎が愛した食の名店」MAPも掲載。池波ファン必読の1冊!