試合で勝つ!剣道 必勝の戦術60 新版
購入した作品の読み方あらすじ
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★ 全日本剣道選手権覇者が教える、
「試合で勝つ」ための思考と戦い方
★ 時間経過ごとの試合運び、
有効な試合場の使い方、
大会に向けた練習法・心身の整え方まで
この一冊でわかる!
◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆
本書を手にされた皆さんは、
きっと『試合に勝つためにはどうすればいいのだろう』
という思いを持たれていると思います。
しかし日本の武道の中でも、
とりわけ剣道においては、
試合に勝つことが目的ではないと言われます。
それには私も同感です。
試合で勝つことだけを目的として
剣道をしているわけではありません。
そもそも試合とは、
文字通り『試し合い』だと私は思うのです。
練習して修得してきたものをどれくらい出せるか、
あるいは修得してきたものがどの程度通用するか、
弱気になっていないか、
気持ちで負けていないかなど、
そのときの自分の技術や精神を
相手と『試し合う』機会であるということです。
試合に勝てれば、修得してきたものが
間違いではなかったと確信できるはずです。
そして、さらに技や精神に磨きをかけ、
さらなる高みを目指すきっかけとなるでしょう。
もし負けてしまったら、その原因を考え、
その後の練習に活かす絶好の機会となります。
試合に勝つことは、勝つことが最終目的ではなく、
いま言ったように、自らをさらに高みへと
誘うための手段なのだと私は思います。
そのような視点に立つと、
これまでと違った剣道の見方ができるようになり、
日々の剣道に取り組む姿勢も変わってくるはずです。
本書は、これまでの私の経験から、
試合に勝つための考え方や試合の進め方にはじまり、
効果的な攻め方や打突技術について解説しています。
しかし、仮に本書とまったく同じ場面があったとしても、
相手が違えば相手の考えや反応は
異なるに違いありません。
本書を参考にして、さらに自らの色を加えるなどして、
さらに上を目指すための資料として
活用していただけたら幸いです。
鈴木 剛
◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆
☆ 第一章
試合開始直後・中盤・終盤の考え方と進め
* 自分にとって近い間合いで、相手にとって遠い間合いで試合をしよう
* 相手の剣先を押さえ、押し返してくる相手は攻撃的な場合が多い
* 相手の剣先を押さえ、押し返してこない相手は、そちら側に自信を持っている
* 攻め入ったとき、相手が手元を動かしたら攻めが効いている
* 攻め入ったとき、攻め返してくる相手は強いと心得て、側面正対で攻める
* 攻め入ったとき、相手が間合いを切り、後ろ足の踵が床に着いている場合は攻め込んでこない
・・・など
☆ 第二章
試合場の場所別試合の作り方と効果的な技
* 相手が場外を背にして踵を床に着けていても、間合いが遠い場合は二段技、または裏に返る技が効果的
* 相手が場外を背にしているとき、出ばなを狙っていることがあるので、小さい攻めで相手を見て応じ技にすると有効
* 鍔迫り合いで相手が場外を背にしたときは、捨て身で引き技を狙ってくることがあるので注意が必要
* 場外を背にしたときは、円の動きを使って中央に戻ろう
円の動きの中で相手が打突してきた場合は、返し技が効果的
・・・など
☆ 第三章
試合(大会)前の練習方法と調整法
* できる限り試合で相手となる選手の研究をしておく
* 対戦相手