牧野守 在野の映画学 戦時下・戦後映画人との対話
近藤和都/森田のり子/大塚英志 6,299円
あらすじ
凛とした在野学
牧野守 ――映画史家。1930年樺太生まれ。ドキュメンタリー制作者として活動する傍ら、戦前の「キネマ旬報」をはじめとする映画資料を膨大に収集し、後にコロンビア大学に所蔵される「マキノコレクション」を形成した。日本映画研究の基盤となる資料群を次々に復刻版で公開しながら、在野の文献史学の立場で映画検閲・記録映画・映画理論の研究を発表。加えて『鉄腕アトム』幻のシナリオを執筆するなど、その足跡は多方面に及ぶ。
序論 牧野守の資料論―収集・研究・育成をめぐって
第一章 亀井文夫
第二章 厚木たか
第三章 三木茂
第四章 大村英之助
第五章 江藤文夫
第六章 波多野完治
第七章 岸富美子
第八章 伊藤武郎・能登節雄