組織的カオスフットボール教典 ユルゲン・クロップが企てる攪乱と破壊

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あらすじ

英国の著名なアナリストであるリー・スコットがペップ・グアルディオラの戦術を解読した『ポジショナルフットボール教典』に続く第二弾は、ユルゲン・クロップがリヴァプールに落とし込んだ意図的にカオスを作り上げる『組織的カオスフットボール』が標的である。

現在のリヴァプールはクロップがイングランドにやって来た当初に導入していた「カオス的」なアプローチとは一線を画す。

今やリヴァプールがボールを保持している局面で用いる全体構造については「カオス」と表現するよりも、「組織的カオス」と呼ぶほうがおそらく適切だろう。

また、クロップの代名詞だった激烈なプレッシングにも変化が生じ、もはやアイデンティティの主要部分ではなくなっている。

より効率的な形で試合のリズムをコントロールしようとしている最新のクロップ戦術が本書で赤裸々になる。





【目次】

プロローグ

01トレント・アレクサンダー=アーノルド

02DF陣のボール保持

03「アンカー」の重要性

04ゲームメーカーとしてのプレッシング

05機能本位の中盤

06「9番」

07偽ウイング

08フィルジル・ファン・ダイク

09ジョーダン・ヘンダーソン

10ファビーニョ

11ナビ・ケイタ

12サディオ・マネ

13モハメド・サラー

14ロベルト・フィルミーノ

15ゴールの解剖学

特別収録 ユルゲン・クロップ戦術進化論(アナリスト・庄司悟)

エピローグ

訳者あとがき