マンガ遊訳日本を読もうわかる日本書紀3

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あらすじ

予備知識なしに読むことのできる、はじめての『日本書紀』、第3巻目です。
『日本書紀』とは、当時の日本が大唐帝国に、対等に付き合うべき国だと認めてもらうために、歴史を書き連ねた正史です。

第3巻では、大和朝廷は拡大し律令制を整えていきます。しかし、朝鮮半島での外交戦略では失策が。 仏教伝来直前の日本、世はめまぐるしく動いていきます。



◆あらすじ◆
【(21)雄略紀→(22)清寧紀→(23)顕宗紀→(24)仁賢紀→(25)武烈紀→(26)継体紀→(27)安閑紀→(28)宣化紀】

安康天皇の死の知らせに、末弟・大泊瀬(おおはつせ)皇子は兄を疑い殺害。眉輪王と円(つぶらの)大臣を焼き殺し、皇位継承者候補の従兄・市辺押磐皇子(いちのへのおしわのみこ)を狩りに誘い射殺し、二十一代雄略天皇となりました。
残虐性と有徳の両面が語られ、朝鮮三国との関係も描かれます。 その皇子・二十二代清寧天皇は御子を残さずに崩御。履中天皇の皇子・市辺押磐皇子の遺子・弘計王(をけのみこ) と億計王(おけのみこ)が針間国で見つかり二十三代顕宗天皇、二十四代仁賢天皇となります 。
仁賢天皇の皇子・二十五代武烈天皇は、残虐な暴君として描かれます。武烈天皇には皇子がなく、応神天皇の五代目の子孫が越の国から迎えられ二十六代継体天皇となります。任那(みまな)の 四県を百済(くだら)に割譲。大和朝廷は朝鮮半島に繰返し出兵。北九州の豪族たちは筑紫君磐井のもとに結束し大規模な反乱を起こしますが平定され、かえって律令国家体制が整いました。