マンガ遊訳 日本を読もう わかる日本書紀(1) 神々と英雄の時代
村田右富実/村上ナッツ/つだゆみ
普通の人が、予備知識なしに読むことのできる、はじめての日本書紀です。
日本書紀とは、当時の日本が大唐帝国に、対等に付き合うべき国だと認めてもらうために、歴史を書き連ねた正史です。
その特徴の一つは、多彩な外交記事の多さ。
古事記との比較で言うと、朝鮮半島の記事は、古事記10件なのに対し1022件もあります。
『日本書紀』は東アジアの一員として書かれているのです。そもそも『日本書紀』と書名に「日本」を名乗ること自体、「日本は他の国とは違う日本という独自国家なのだ」という言挙げです。兄・『古事記』がひたすらに内向きの書だとすれば、弟・『日本書紀』は朝鮮半島や大陸に目を向けながら、自己を確立して行く歴史が記されているといっても過言ではありません。
「わかる日本書紀」第一巻は、神々と英雄の時代。
扱っている時代は、神代紀から始まり、神武紀、欠史八代、崇神紀、垂仁紀、景行紀、そし成務紀まで。
5巻かけて「日本書紀」の全貌を、マンガと遊訳でわかりやすく伝えていきます。 1,540円