音読でたのしむ思い出の童謡・唱歌 令和に伝えたい心に響く歌101
著者:齋藤 孝 1,650円
あらすじ
◆「童謡・唱歌」を声に出して読むことが、「脳力」を鍛え「心」を豊かにしてくれます。
◆本書では、「故郷(ふるさと)」「荒城の月」「夏は来ぬ」「月の沙漠」から
「かあさんの歌」「トロイカ」「大きな古時計」まで、歌い継いでいきたい童謡・唱歌を101選びました。
ページを繰りながら、どんどん声に出して読んでください。
解説にある、ちょっとした教養話とともに、知的に楽しめる工夫もしています。
◆「音読」の4つの意義とは?
1「脳トレ効果」が高い
音読をしているとき、頭のなかでは、体を介した、「言葉のインプットとアウトプットの循環」が生じ、記憶力アップにつながります。
この一連の動作を繰り返している間、頭は回転しています。脳が活性化されているわけです。しかも集中しています。
2「健康効果」が高い
精神面では、気持ちを明るくする効果があります。
音読をすると脳内にセロトニンという幸せ物質が分泌されやすくなるといいます。
音読すると、自然と唾液が出ます。それにより口内環境が整い、
虫歯や歯周病の予防、消化吸収をスムーズにする効果が期待されます。
3「心の栄養」になる
童謡・唱歌の詞は、四季を映す日本の美しい自然や、景色に込めた情感の深さが味わえるもの。
歌本来が描き出す昔ながらの日本の風景と、自分自身の思い出の情景が重ね合わされ、
湧き上がる情感と相まって、複雑な味わいをもたらしてくれます。
4「童謡・唱歌」を歌い継いでいく
精度の高い詞を、美しいメロディやリズムに乗せた童謡・唱歌を、日本人は百年以上も歌い継いできたのです。
「文化を継承していく」という観点から、いまの子どもたちに、童謡・唱歌を伝えていきましょう!