国鉄青春日記 昭和車掌の“人情”物語

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あらすじ

檀上完爾が復員後、国鉄に勤めはじめた17歳、東北本線水沢駅での体験から始まる、貴重な鉄道人生を描いた青春日記。
踏切警手見習いから、普通列車車掌、優等列車車掌、広報課へと歩んだ著者の国鉄人生が、温かな人情物語とともに刻まれています。そのほか運行中の特急列車車中で起こったエピソードを描いた「特急車掌の物語」、ブルートレインブームの時代のできごとをまとめた「ブルートレイン黄金時代」など、古き懐かしき昭和の国鉄物語がもりだくさんの1冊です。

第一章 私の国鉄青春日記 816歳、初めての国鉄勤務は水沢駅だった/踏切警手40年、人生のほろ苦さを知る/新前車掌、“泣きマル"に救われる/女性客を守った、勇気ある戦後の女性車掌/山田線の夜行貨物列車、ある深夜のできごと/第二の故郷、東北。温かな人情に惚れる/脱線事故と殉職機関士の両親の思いやり/武田信玄に心酔した中央線名物"信玄車掌"/湘南電車に乗務。毎日が楽しかった/荷物室で、リキドウザンとにらみ合う! ?/普通車掌から荷物専務車掌になる/ふるさと三鷹で起きた二大事件/はじめて投稿したのは、水沢駅の思い出だった/沼津行の列車内で女の子が倒れた/こっそり2等車に乗っていた名横綱栃錦/夫婦そろって汽車乗り家業。「こんにちは」「さようなら」が小説に/15年間の現場勤務から広報課へ転勤/乗客の安全確保の命を懸けた職員がいた/ほか