迷いを断つ 【生きる】論
あらすじ
【生きる】とは赤ちゃんから老人になって死ぬまでの過程です。個人の気持ちには関係がなく、起こる現象そのものです。そして、人は何かを捨てて、捨てて、前に進んでいくのです。これはおもちゃを捨てないと大人になれないように、何かを捨てて、成長することなのです――。生きることは苦しいことであると、現代では当たり前のようにいわれ、人々は苦しみから逃れるために、富を、名誉、知識を得、成功を収めようとしているが、それでほんとうの幸福が得られるのだろうか? と、著者は問いかける。生きることは動いていること、体の細胞のすべてが動いていることにすぎない。本書には、短い言葉の中に、多角的に見る『生きる』が存在している。スリランカ上坐部仏教の長老が語る生きる形はシンプルにして奥深く、現代人の不安定な気持ちを取り除き、破壊してくれる。本当の自分に気づかせるヒントにあふれた、新しい幸福の形を見出させてくれる『生きる』論!
- ジャンル
- 出版社