向坂くじら(著) 3件 人気順 新着順 とても小さな理解のための 向坂くじら(著) 又吉直樹、今日マチ子らが絶賛の名著、復活。向坂くじらデビュー詩集、増補・新装版。 日々の息苦しさからの解放。 ここに綴られた詩は、あらゆる事象の境界を 溶かし、生まれたての眼で世界を見せてくれる。 又吉直樹さん 幼さを内包しながら、少女は溶ける。 羽化した大人の身体。虫の眼で見つめる世界。 日常の美しさと痛みを描き出す、透明な言葉たち。 今日マチ子さん 「幸福な人間に詩は書けない」とある詩人は言ったが、わたしはそれを信じない。くじらさんは手を伸ばす。いま匂いや重みをもつきみ、おまえ、あなたへと。あなたの向こうの窓やその先へと。その道すがら、出会う誰かと互いに呼吸を渡し合って、生きて詩を書きつづける彼女のことを、わたしは誰よりも信じている。 堀静香さん 名著、復活。 向坂くじらデビュー詩集、増補・新装版。 【目次】 星座 ●キッチン 二十七歳 迷子 四月の昼 月子、ハズゴーン 満潮 サービス 怒りだ 誤認 潮鳴り トマトポークカレー(もっとも個人的な) ●玄関口 牛乳を一杯わけてください ほしがる 棲みうつる日 ちいさな群れ 城塞 変態 ●子どもたち 区別 線とハサミ クライスト 踊り 月が欠ける 性的な誘い 目撃 提案 あったかくして ●波のうつ部屋 君の帰りを待ちながら書いた詩 食いちがう 波のうつ部屋 カウント 水べ ディナーテーブル 許しが訪れるのを待って 航路 死ぬ前の話 ●窓 ショウ ベッドタウン・パレード 見せてあげる ぶん 同い年 肉眼 豊穣 えり子を知りませんか 新しい足 ねえ、おかあさん ●とても小さな理解のための おとなりは ねずみを殺す いてもいても メッセージ・イン・ア・ボトル 詩がどこにもいなかった日 ディスカウント 理解へ(家庭的な解釈) アンダスタン 青いしっぽ 冬に光る 週末 【著者】 向坂くじら 詩人。1994年名古屋生まれ。「国語教室ことぱ舎」(埼玉県桶川市)代表。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」朗読担当。著書にエッセイ集『夫婦間における愛の適温』『犬ではないと言われた犬』(百万年書房)、小説『いなくなくならなくならないで』(河出書房新社)ほか共著など。慶應義塾大学文学部卒。 2,200円 犬ではないと言われた犬 向坂くじら(著) 初小説が、第171回芥川賞候補作品に。今もっとも注目を集める詩人の、「言葉」をめぐる最新エッセイ集。 これは犬である、と言い張れば、犬です--。 【目次】 くちぶえ、ソロで 犬ではないと言われた犬 とありますが、どんなこころですか 矮小な手のひら しゃべれない ひとりで学ぶことについて ほら、フレディ ドアノブのないドア ひとの子に お前とポエムやるの息苦しいよ 微調整、微調整 雲のかよひ路 事象がわたしを 湯船に浸かる かわいくはないよそもの 後ろ歩き ミケ あとがき 【著者】 向坂くじら 詩人。1994年名古屋生まれ。「国語教室ことぱ舎」(埼玉県桶川市)代表。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」朗読担当。著書に詩集『とても小さな理解のための』、エッセイ集『夫婦間における愛の適温』、小説『いなくなくならなくならないで』ほか共著など。慶應義塾大学文学部卒。 1,760円 夫婦間における愛の適温 向坂くじら(著) デビュー詩集が5刷!現在メディアから注目を集める向坂くじら、初のエッセイ集。 デビュー詩集『とても小さな理解のための』が早くも5刷。 現在最もメディアから注目を集める詩人・向坂くじら、初の散文集。 「まずもって、あの夫というやつは臆病すぎる。合理的であるということを隠れ蓑に、ただ予期せぬものの訪れを怖がっているだけ。なんだい、なんだい、びびりやがって。くされチキンがよ。だいたい、すべて計画通りの毎日なんてつまらないじゃないか。(中略)そのくされチキンがある日、なんの前触れもなく急須を一式買って帰ってきた」(本文より) 暮らしより大切なものがある人間は、いかにして暮らせばよいのだろうか? 【目次】 オッケー、愛情だけ受け取るね わたしはね、もう、これでいくのよ おおむね、ね(笑) 俺は論理的に話したいだけなんだけど、彼女はすぐ感情的になって 飢えなのです 合理的に考えて、死んだほうがマシである わたしは、その顔あんまり好きじゃないな 歌を歌っていましたか 昼下がりが/部屋を/包んだ 目のあわない距離 「そっちでいくのかよ」 ものをなくしつづけて生きている 彼岸 笑う姿を見てて、うれしい ああ、また、わたしが間違っていたのだな 熱が出ると いちばんふつうの家のカレーが好きなんだよね うちではお手伝いひとつしなかったのにね あいをたいせつにね! ごめんね、ハイジニーナちゃん 関西弁で、しゃべってみたいわあ あんまり、遅くならずに帰ってこようね なんでこんなところにいるんだっけ 春 【著者】 向坂くじら 詩人、国語教室ことぱ舎代表。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」で朗読を担当。第一詩集『とても小さな理解のための』(しろねこ社)。一九九四年生まれ、埼玉県在住。 1,870円 1 TOP 電子書籍(本・小説) 向坂くじら(著)