犬ではないと言われた犬

購入した作品の読み方

あらすじ

初小説が、第171回芥川賞候補作品に。今もっとも注目を集める詩人の、「言葉」をめぐる最新エッセイ集。

これは犬である、と言い張れば、犬です--。

【目次】
くちぶえ、ソロで

犬ではないと言われた犬

とありますが、どんなこころですか

矮小な手のひら

しゃべれない

ひとりで学ぶことについて

ほら、フレディ

ドアノブのないドア

ひとの子に

お前とポエムやるの息苦しいよ

微調整、微調整

雲のかよひ路

事象がわたしを

湯船に浸かる

かわいくはないよそもの

後ろ歩き

ミケ

あとがき

【著者】
向坂くじら
詩人。1994年名古屋生まれ。「国語教室ことぱ舎」(埼玉県桶川市)代表。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」朗読担当。著書に詩集『とても小さな理解のための』、エッセイ集『夫婦間における愛の適温』、小説『いなくなくならなくならないで』ほか共著など。慶應義塾大学文学部卒。