字
緑の山
動画ポイント対象
550円
アルプスの山間で持ち上がった放射性廃棄物処理場の建設計画。
土地と自分たちのルーツを守ろうとする反対派と賛成派に分かれた住民たちを追ったドキュメンタリー。
『われら山人たち』『山の焚火』と併せて、ムーラーの「山三部作」を成すドキュメンタリー作品。1988年、NAGRA(ナーグラ:国立放射性廃棄物管理協同組合)はニト
ヴァルデン準州ヴェレンベルクに最終廃棄物処理場を建設する計画を発表し、地域住民の抗議団体が形成される。ムーラーは支持者と反対派、特にヴェレンベ
ルクに住むアルプスの農家にインタビューするのみにとどまらず、時間の尺度としては人間の寿命をはるかに超えたスケールの問題を提起することからアプローチを開始する。リサーチと議論は、直接影響を被る人々、ヴェレンベルクで数世代にわたって暮らしてきた家族に焦点を絞る。彼らは、今や自身のルーツと生活の地を奪われることに直面している。ムーラーはこの作品を「子どもたちと子どもたちの子どもたち」に捧げており、次世代に対して責務を負うべき大人たちに問いを突きつける。
- ジャンル
-
制作国
スイス
-
制作年
1990年代
- シリーズ
-
スタッフ
監督 : フレディ・M・ムーラー