双燕秘抄 乱世を舞う二羽の絆
#11~#20
各話一覧
- 00:46:37#11あらすじをみる 茉喜(まつき)は、恩師からの誘いを受けて教職に就く決断をした白鳳瑶(はく・ほうよう)と共に、京州から遠く離れた罄州へ移り住むことになった。借金のせいで手放さざるを得なくなった白家の屋敷に別れを告げて旅立つ2人。道中、世間知らずの鳳瑶が盗人に大事な荷物を奪われ、所持金のほとんどを失うという災難に見舞われながらも、何とか勤め先である罄州女学館にたどり着くのだった。出迎えに現れた女学館の教師・沈書墨(しん・しょぼく)に案内され、中に入った茉喜と鳳瑶は…。あらすじをみる 茉喜(まつき)は、恩師からの誘いを受けて教職に就く決断をした白鳳瑶(はく・ほうよう)と共に、京州から遠く離れた罄州へ移り住むことになった。借金のせいで手放さざるを得なくなった白家の屋敷に別れを告げて旅立つ2人。道中、世間知らずの鳳瑶が盗人に大事な荷物を奪われ、所持金のほとんどを失うという災難に見舞われながらも、何とか勤め先である罄州女学館にたどり着くのだった。出迎えに現れた女学館の教師・沈書墨(しん・しょぼく)に案内され、中に入った茉喜と鳳瑶は…。
- 00:47:59#12あらすじをみる 茉喜(まつき)は食材を求めて街へ。肉を買おうとした彼女に、小さな“幸運”が訪れる。店主の手元が狂い、偶然にも大きな肉の塊が彼女の籠の中に落ちたのだ。店主に何も告げずに去ろうかという考えが頭をよぎる茉喜。しかし結局は“ずるをしないで”という白鳳瑶(はく・ほうよう)の教えに従い、肉を返すことに。すると、茉喜の正直さに感服した店主が無償でモツをくれたのだった。それを料理して鳳瑶に振る舞えば、喜んでもらえるはずだと思っていた茉喜だが…。あらすじをみる 茉喜(まつき)は食材を求めて街へ。肉を買おうとした彼女に、小さな“幸運”が訪れる。店主の手元が狂い、偶然にも大きな肉の塊が彼女の籠の中に落ちたのだ。店主に何も告げずに去ろうかという考えが頭をよぎる茉喜。しかし結局は“ずるをしないで”という白鳳瑶(はく・ほうよう)の教えに従い、肉を返すことに。すると、茉喜の正直さに感服した店主が無償でモツをくれたのだった。それを料理して鳳瑶に振る舞えば、喜んでもらえるはずだと思っていた茉喜だが…。
- 00:47:01#13あらすじをみる 館長の馮嫣(ふう・えん)に叱責された上、罰として減給を言い渡された白鳳瑶(はく・ほうよう)。馮銘(ふう・めい)を誘惑したというのだが、事実は正反対で、しつこく言い寄ってきていたのは馮銘のほうである。なぜこんな目に遭わねばならないのかと腹を立てる茉喜(まつき)だが、当の鳳瑶は、今は仕事を失うわけにいかないと、このひどい仕打ちに耐えようとするのだった。翌日、鳳瑶の様子を心配した沈書墨(しん・しょぼく)は、茉喜から事情を聞いて馮嫣に抗議しようとするが…。あらすじをみる 館長の馮嫣(ふう・えん)に叱責された上、罰として減給を言い渡された白鳳瑶(はく・ほうよう)。馮銘(ふう・めい)を誘惑したというのだが、事実は正反対で、しつこく言い寄ってきていたのは馮銘のほうである。なぜこんな目に遭わねばならないのかと腹を立てる茉喜(まつき)だが、当の鳳瑶は、今は仕事を失うわけにいかないと、このひどい仕打ちに耐えようとするのだった。翌日、鳳瑶の様子を心配した沈書墨(しん・しょぼく)は、茉喜から事情を聞いて馮嫣に抗議しようとするが…。
- 00:47:16#14あらすじをみる 名家や高官の娘が通うはずの罄州女学館に、丁一苑の学生は試験も受けずに入学でき、素性の不明な者も大勢いる――茉喜(まつき)はそんな噂を耳にした。実際、陳文徳(ちん・ぶんとく)までもが身分を隠して学校に潜り込んでいる。何か大事件が起きるのではないかと不安になった彼女が、一刻も早く逃げ出すべく白鳳瑶(はく・ほうよう)に事情を説明していたところへ沈書墨(しん・しょぼく)が。すると彼女は、問題は丁一苑だけではないと、女学館に潜む闇を話し始め…。あらすじをみる 名家や高官の娘が通うはずの罄州女学館に、丁一苑の学生は試験も受けずに入学でき、素性の不明な者も大勢いる――茉喜(まつき)はそんな噂を耳にした。実際、陳文徳(ちん・ぶんとく)までもが身分を隠して学校に潜り込んでいる。何か大事件が起きるのではないかと不安になった彼女が、一刻も早く逃げ出すべく白鳳瑶(はく・ほうよう)に事情を説明していたところへ沈書墨(しん・しょぼく)が。すると彼女は、問題は丁一苑だけではないと、女学館に潜む闇を話し始め…。
- 00:47:23#15あらすじをみる 茉喜(まつき)、陳文徳(ちん・ぶんとく)、沈書墨(しん・しょぼく)の3人は、馮嫣(ふう・えん)に騙されて馮家の地下牢に落とされた。するとそこには思わぬ人物が。ある将軍に嫁ぐと言い残し、突然姿を消した罄州女学館の教師・孫景雲(そん・けいうん)である。彼女は馮嫣に殺されたものだと思っていた書墨は、大事な友が生きていたことを泣いて喜ぶのだった。その頃、明徳(めいとく)侯の鍾毓麒(しょう・いくき)は、姉の鍾太后が残した直筆書画を見るためと称し、女学館を訪れていて…。あらすじをみる 茉喜(まつき)、陳文徳(ちん・ぶんとく)、沈書墨(しん・しょぼく)の3人は、馮嫣(ふう・えん)に騙されて馮家の地下牢に落とされた。するとそこには思わぬ人物が。ある将軍に嫁ぐと言い残し、突然姿を消した罄州女学館の教師・孫景雲(そん・けいうん)である。彼女は馮嫣に殺されたものだと思っていた書墨は、大事な友が生きていたことを泣いて喜ぶのだった。その頃、明徳(めいとく)侯の鍾毓麒(しょう・いくき)は、姉の鍾太后が残した直筆書画を見るためと称し、女学館を訪れていて…。
- 00:46:47#16あらすじをみる 太后の書画には何か重大な秘密があるのですか――間者として罄州女学館に潜入していた呉吟(ご・ぎん)は、明徳(めいとく)侯に尋ねた。書画を見つけ出すという任務を達成できずに叱責されたばかりではあったが、蔵書閣で自分と同じ目的を持つらしい曲者と遭遇し、女学館では変事が続いているところに明徳侯自らが来訪しているという状況から察するに、それがただならぬ物であるとしか思えなかったのだ。鋭い指摘に感心した明徳侯は、太后の書画の秘密を呉吟に明かし…。あらすじをみる 太后の書画には何か重大な秘密があるのですか――間者として罄州女学館に潜入していた呉吟(ご・ぎん)は、明徳(めいとく)侯に尋ねた。書画を見つけ出すという任務を達成できずに叱責されたばかりではあったが、蔵書閣で自分と同じ目的を持つらしい曲者と遭遇し、女学館では変事が続いているところに明徳侯自らが来訪しているという状況から察するに、それがただならぬ物であるとしか思えなかったのだ。鋭い指摘に感心した明徳侯は、太后の書画の秘密を呉吟に明かし…。
- 00:46:31#17あらすじをみる 明徳(めいとく)侯の命を狙った2人の刺客。そのうちの1人、丁二苑の張湘南(ちょう・しょうなん)は、半年前に罄州女学館へ入学していた。元来、中途入学は許されていないはずだと呉吟(ご・ぎん)は館長の馮嫣(ふう・えん)を問い詰める。賄賂を受け取ったことは白状するも、身元に疑わしい点はなかったと弁明する馮嫣。ところが湘南には驚くべき過去があった。彼女の本当の姓は孫(そん)。実父は元御史中丞で、明徳侯を弾劾したため罪に問われ、一家流刑になっていたのだ…。あらすじをみる 明徳(めいとく)侯の命を狙った2人の刺客。そのうちの1人、丁二苑の張湘南(ちょう・しょうなん)は、半年前に罄州女学館へ入学していた。元来、中途入学は許されていないはずだと呉吟(ご・ぎん)は館長の馮嫣(ふう・えん)を問い詰める。賄賂を受け取ったことは白状するも、身元に疑わしい点はなかったと弁明する馮嫣。ところが湘南には驚くべき過去があった。彼女の本当の姓は孫(そん)。実父は元御史中丞で、明徳侯を弾劾したため罪に問われ、一家流刑になっていたのだ…。
- 00:47:32#18あらすじをみる 女学館の教師たちによると、罄州を守るために派遣されてくる将軍は、戦功も多く、若くて凛々しい美男子らしい。そんな噂が広まっていたある日、罄州女学館に甲冑を身にまとった2人の兵が。学内をぶらぶらと歩いていた茉喜(まつき)は、目の前の男の顔を見て驚愕する。そこにいたのは、戦死したはずの万嘉桂(ばん・かけい)だったのだ。にわかには信じられず、恐る恐る彼の頬に触れる茉喜。手のひらから感じる温かさに、生きていることを実感した彼女の目からは大粒の涙がこぼれ…。あらすじをみる 女学館の教師たちによると、罄州を守るために派遣されてくる将軍は、戦功も多く、若くて凛々しい美男子らしい。そんな噂が広まっていたある日、罄州女学館に甲冑を身にまとった2人の兵が。学内をぶらぶらと歩いていた茉喜(まつき)は、目の前の男の顔を見て驚愕する。そこにいたのは、戦死したはずの万嘉桂(ばん・かけい)だったのだ。にわかには信じられず、恐る恐る彼の頬に触れる茉喜。手のひらから感じる温かさに、生きていることを実感した彼女の目からは大粒の涙がこぼれ…。
- 00:47:15#19あらすじをみる 茉喜(まつき)に執着する呉吟(ご・ぎん)は、配下の忠告も無視して罄州を離れようとしなかった。愚かなまねをしている呉吟に憤る呉朗(ご・ろう)だが、明徳(めいとく)侯はむしろ好都合だと捉えた。鉄鉱が眠る罄州を他の勢力に侵略されないよう龍襄軍を進駐させたとはいえ、陛下の軍を意のままには動かせない。目的を果たすには、自分の命令に従って内密に動く者が必要であり、その役目を呉吟に任せようと考えたのだ。情にとらわれている呉吟にそんな大役は無理だと難色を示す呉朗だが…。あらすじをみる 茉喜(まつき)に執着する呉吟(ご・ぎん)は、配下の忠告も無視して罄州を離れようとしなかった。愚かなまねをしている呉吟に憤る呉朗(ご・ろう)だが、明徳(めいとく)侯はむしろ好都合だと捉えた。鉄鉱が眠る罄州を他の勢力に侵略されないよう龍襄軍を進駐させたとはいえ、陛下の軍を意のままには動かせない。目的を果たすには、自分の命令に従って内密に動く者が必要であり、その役目を呉吟に任せようと考えたのだ。情にとらわれている呉吟にそんな大役は無理だと難色を示す呉朗だが…。
- 00:47:39#20あらすじをみる 白鳳瑶(はく・ほうよう)と万嘉桂(ばん・かけい)に、一刻も早く一緒になってもらいたい――そう考える嘉桂の母に頼まれた茉喜(まつき)は、万家へ引っ越すよう鳳瑶の説得を試みた。だが何を言っても、鳳瑶は“人の世話にはならない”と拒み続ける。頑固な鳳瑶に業を煮やした茉喜は、意を決して今の暮らしに対する不満をぶちまけるのだった。茉喜は楽しく過ごしているとばかり思っていた鳳瑶は激しく動揺し、何も気づかなくてごめんなさいと、泣いて部屋を出ていき…。あらすじをみる 白鳳瑶(はく・ほうよう)と万嘉桂(ばん・かけい)に、一刻も早く一緒になってもらいたい――そう考える嘉桂の母に頼まれた茉喜(まつき)は、万家へ引っ越すよう鳳瑶の説得を試みた。だが何を言っても、鳳瑶は“人の世話にはならない”と拒み続ける。頑固な鳳瑶に業を煮やした茉喜は、意を決して今の暮らしに対する不満をぶちまけるのだった。茉喜は楽しく過ごしているとばかり思っていた鳳瑶は激しく動揺し、何も気づかなくてごめんなさいと、泣いて部屋を出ていき…。
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