玉昭令
第43話~第52話
各話一覧
- 00:48:22第43話あらすじをみる 幽族と人族の戦は、もはや避けられない状況だった。さりとて端木翠(たんぼく・すい)のためにも諦めるわけにはいかない。幽王・温孤(おんこ)を説得すべく、単身で崇城に乗り込んで停戦を訴える展顔(てん・がん)。しかし、人族の度重なる裏切りが許せない温孤は、元凶である江文卿(こう・ぶんけい)を殺して誠意を見せろと怒りをぶつけるのだった。義父の文卿を手にかけることができない展顔は、温孤に告げる。「憎しみが消えぬなら私を殺せ」と…。あらすじをみる 幽族と人族の戦は、もはや避けられない状況だった。さりとて端木翠(たんぼく・すい)のためにも諦めるわけにはいかない。幽王・温孤(おんこ)を説得すべく、単身で崇城に乗り込んで停戦を訴える展顔(てん・がん)。しかし、人族の度重なる裏切りが許せない温孤は、元凶である江文卿(こう・ぶんけい)を殺して誠意を見せろと怒りをぶつけるのだった。義父の文卿を手にかけることができない展顔は、温孤に告げる。「憎しみが消えぬなら私を殺せ」と…。
- 00:47:44第44話あらすじをみる 沈淵に消されかかる展顔(てん・がん)。万事休すかと思ったその時、棺の中の端木翠(たんぼく・すい)が目を覚ました。一瞬呆然としたものの、愛する者が生き返った喜びがこみ上げ、すぐさま彼女を強く抱きしめる展顔。さらに驚いたことには、復活した端木は千年後の記憶をも取り戻していた。彼女によれば、沈淵を開いたと同時に消えた神位が復活したからだという。その頃、蓬莱図を使って神仙になろうとしていた江文卿(こう・ぶんけい)は…。あらすじをみる 沈淵に消されかかる展顔(てん・がん)。万事休すかと思ったその時、棺の中の端木翠(たんぼく・すい)が目を覚ました。一瞬呆然としたものの、愛する者が生き返った喜びがこみ上げ、すぐさま彼女を強く抱きしめる展顔。さらに驚いたことには、復活した端木は千年後の記憶をも取り戻していた。彼女によれば、沈淵を開いたと同時に消えた神位が復活したからだという。その頃、蓬莱図を使って神仙になろうとしていた江文卿(こう・ぶんけい)は…。
- 00:47:37第45話あらすじをみる 沈淵から生還した展顔(てん・がん)と端木翠(たんぼく・すい)のおかげで故気は除かれ、人間界は平和を取り戻した。役目を終え、自分を蓬莱へ連れ帰ろうとする義兄の楊鑑(よう・かん)に、沈淵で江文卿(こう・ぶんけい)と戦った際に法力を失ったから、今は戻れないと説明する端木。楊鑑は、魂を守ることができる符縄を彼女に与え、法力を回復させる方法が見つかるまで人間界に留まることを許可した。まさか端木がすでに神位を失っているとは夢にも思わずに…。あらすじをみる 沈淵から生還した展顔(てん・がん)と端木翠(たんぼく・すい)のおかげで故気は除かれ、人間界は平和を取り戻した。役目を終え、自分を蓬莱へ連れ帰ろうとする義兄の楊鑑(よう・かん)に、沈淵で江文卿(こう・ぶんけい)と戦った際に法力を失ったから、今は戻れないと説明する端木。楊鑑は、魂を守ることができる符縄を彼女に与え、法力を回復させる方法が見つかるまで人間界に留まることを許可した。まさか端木がすでに神位を失っているとは夢にも思わずに…。
- 00:46:41第46話あらすじをみる 李瓊香(り・けいこう)が営む錦繍布荘を訪ねた端木翠(たんぼく・すい)は、花嫁衣装を選んでいる1人の女に違和感を抱く。その女は、李年慶(り・ねんけい)の妹・采秀(さいしゅう)だった。少し前まで独り身が一番だと言っていたはずの彼女が、急に婚礼の準備を始めている――腑に落ちないものを感じ、彼女に近づく端木。何気なく触れてみると、采秀の手は異常なまでに冷たく、しかも耳の後ろには奇妙な虫が。端木は、彼女が幽族に寄生されていると確信し…。あらすじをみる 李瓊香(り・けいこう)が営む錦繍布荘を訪ねた端木翠(たんぼく・すい)は、花嫁衣装を選んでいる1人の女に違和感を抱く。その女は、李年慶(り・ねんけい)の妹・采秀(さいしゅう)だった。少し前まで独り身が一番だと言っていたはずの彼女が、急に婚礼の準備を始めている――腑に落ちないものを感じ、彼女に近づく端木。何気なく触れてみると、采秀の手は異常なまでに冷たく、しかも耳の後ろには奇妙な虫が。端木は、彼女が幽族に寄生されていると確信し…。
- 00:48:25第47話あらすじをみる 強制的に別れを命じられた文曲星君と季笙(きしょう)。想い合っているのに悲しい結末を迎える羽目になった劉向カン(りゅう・こうかん)と姚蔓青(よう・まんせい)。2組とも蓬莱に突如として現れた天道使君なる者のせいで、添い遂げる未来を奪われたのだ。こんなむごい仕打ちが、人間界を守ってきた蓬莱のやり方とは到底思えないと、端木翠(たんぼく・すい)は怒りを露わにする。展顔(てん・がん)は、蓬莱で何が起きているか調べようと彼女をなだめ…。あらすじをみる 強制的に別れを命じられた文曲星君と季笙(きしょう)。想い合っているのに悲しい結末を迎える羽目になった劉向カン(りゅう・こうかん)と姚蔓青(よう・まんせい)。2組とも蓬莱に突如として現れた天道使君なる者のせいで、添い遂げる未来を奪われたのだ。こんなむごい仕打ちが、人間界を守ってきた蓬莱のやり方とは到底思えないと、端木翠(たんぼく・すい)は怒りを露わにする。展顔(てん・がん)は、蓬莱で何が起きているか調べようと彼女をなだめ…。
- 00:46:26第48話あらすじをみる 「妻になってくれ」――展顔(てん・がん)の求婚を、端木翠(たんぼく・すい)は承諾した。しかと抱きしめ合う2人。だがその後、愛する人と正式に結ばれる喜びに浸りながら、上機嫌で帰っていく展顔の後ろ姿を見送る端木の表情は悲しげだった。草廬に1人残り、花嫁衣装に身を包みながら、これまで展顔と共に過ごした日々を振り返る端木の目からは涙がこぼれ落ちる。翌日、婚礼を挙げるため端木を迎えに来た展顔を待っていたのは…。あらすじをみる 「妻になってくれ」――展顔(てん・がん)の求婚を、端木翠(たんぼく・すい)は承諾した。しかと抱きしめ合う2人。だがその後、愛する人と正式に結ばれる喜びに浸りながら、上機嫌で帰っていく展顔の後ろ姿を見送る端木の表情は悲しげだった。草廬に1人残り、花嫁衣装に身を包みながら、これまで展顔と共に過ごした日々を振り返る端木の目からは涙がこぼれ落ちる。翌日、婚礼を挙げるため端木を迎えに来た展顔を待っていたのは…。
- 00:48:11第49話あらすじをみる 天道使君こと江文卿(こう・ぶんけい)との争いで深手を負った紅鸞(こうらん)。何とか逃げおおせたものの、今度は幽族であるがゆえに啓封の民たちに捕らえられそうになっていた。危ういところで端木翠(たんぼく・すい)と展顔(てん・がん)に助けられたが、端木がかつて温孤(おんこ)を追い詰めたあげくに殺し、そのうえ次は自分たちをだまして天兵に売ったと誤解している紅鸞は拒絶の態度を示す。見兼ねた展顔は、温孤は自ら望んで雷に打たれて死んだと話すが…。あらすじをみる 天道使君こと江文卿(こう・ぶんけい)との争いで深手を負った紅鸞(こうらん)。何とか逃げおおせたものの、今度は幽族であるがゆえに啓封の民たちに捕らえられそうになっていた。危ういところで端木翠(たんぼく・すい)と展顔(てん・がん)に助けられたが、端木がかつて温孤(おんこ)を追い詰めたあげくに殺し、そのうえ次は自分たちをだまして天兵に売ったと誤解している紅鸞は拒絶の態度を示す。見兼ねた展顔は、温孤は自ら望んで雷に打たれて死んだと話すが…。
- 00:49:13第50話あらすじをみる 理性を失った夫・江文卿(こう・ぶんけい)に瀕死の重傷を負わされた江夫人。彼女は、倒れている自分に駆け寄ってきた2人の息子――展顔(てん・がん)と上官策(じょうかん・さく)に、義父の文卿を恨まないよう約束させた。そして、端木翠(たんぼく・すい)に「展顔を頼む」と告げ、かつて文卿のために手作りした香袋を握りしめたまま息絶えたのだった。その頃、蓬莱では、蓬莱図を体に取り込んで強大な力を得た文卿が暴虐の限りを尽くし…。あらすじをみる 理性を失った夫・江文卿(こう・ぶんけい)に瀕死の重傷を負わされた江夫人。彼女は、倒れている自分に駆け寄ってきた2人の息子――展顔(てん・がん)と上官策(じょうかん・さく)に、義父の文卿を恨まないよう約束させた。そして、端木翠(たんぼく・すい)に「展顔を頼む」と告げ、かつて文卿のために手作りした香袋を握りしめたまま息絶えたのだった。その頃、蓬莱では、蓬莱図を体に取り込んで強大な力を得た文卿が暴虐の限りを尽くし…。
- 00:49:28第51話あらすじをみる 圧倒的な強さを誇る江文卿(こう・ぶんけい)を相手に、苦戦する展顔(てん・がん)たち。激闘のなかで紅鸞(こうらん)が敗死し、その悲しみと怒りから、端木翠(たんぼく・すい)は文卿に問いを投げかける。神仙に恐れられ、人族におびえられ、幽族にも恨まれるばかりか、愛してくれる妻さえも殺した――これがお前の望んだ結果なのか。その言葉にわずかな動揺を見せたものの、己の大義を疑うことを知らぬ文卿は、「すべてを消し去ってやる」と叫ぶと…。あらすじをみる 圧倒的な強さを誇る江文卿(こう・ぶんけい)を相手に、苦戦する展顔(てん・がん)たち。激闘のなかで紅鸞(こうらん)が敗死し、その悲しみと怒りから、端木翠(たんぼく・すい)は文卿に問いを投げかける。神仙に恐れられ、人族におびえられ、幽族にも恨まれるばかりか、愛してくれる妻さえも殺した――これがお前の望んだ結果なのか。その言葉にわずかな動揺を見せたものの、己の大義を疑うことを知らぬ文卿は、「すべてを消し去ってやる」と叫ぶと…。
- 00:51:59第52話あらすじをみる 端木翠(たんぼく・すい)は、生死盤を使って命の入れ替えを行うことで展顔(てん・がん)を救った。上仙が死んだ場合、骸は蓬莱に運ばねばならない。だが、悲しみのあまり、展顔は死を受け入れられず、端木を手元から放そうとしなかった。楊鑑(よう・かん)は、己を犠牲にしてでもそなたには生きてほしいと願い、愛と希望を託した端木の想いを無駄にするなと彼を諭す。これからの人生は端木と自分の2人のものだから大事にしなければ――意を決した展顔は…。【完結】あらすじをみる 端木翠(たんぼく・すい)は、生死盤を使って命の入れ替えを行うことで展顔(てん・がん)を救った。上仙が死んだ場合、骸は蓬莱に運ばねばならない。だが、悲しみのあまり、展顔は死を受け入れられず、端木を手元から放そうとしなかった。楊鑑(よう・かん)は、己を犠牲にしてでもそなたには生きてほしいと願い、愛と希望を託した端木の想いを無駄にするなと彼を諭す。これからの人生は端木と自分の2人のものだから大事にしなければ――意を決した展顔は…。【完結】