深夜食堂 2
第十二話~第二十話
各話一覧
- 00:24:00第十二話 唐揚げとハイボールあらすじをみる カウンターの片隅で、目を閉じ、微笑むような口元で眠るサヤ(平田薫)。サヤはいつも「唐揚げ」を注文しては、常連の男たちに見守られ、店の中で眠り込む。その寝顔は一見幸せそうだが、起きている間は、よほど疲れることがあるらしい。マスター(小林薫)は、ビールがダメというサヤに、普段店では出さない「ハイボール」をすすめる。サヤは、お笑い芸人の章介(永岡佑)とつきあっていた。売れない芸人の章介に、お金を渡して尽くすサヤだったが、章介の態度は冷淡だった。ある日、店の中でサヤを責めたてる章介に、竜の子分でヤクザのゲン(山中崇)が激怒。店の前で喧嘩を始める。そこにやってきたのが刑事の野口(光石研)と部下の足立(足立智充)だったが、サヤを見て足立は驚く。あらすじをみる カウンターの片隅で、目を閉じ、微笑むような口元で眠るサヤ(平田薫)。サヤはいつも「唐揚げ」を注文しては、常連の男たちに見守られ、店の中で眠り込む。その寝顔は一見幸せそうだが、起きている間は、よほど疲れることがあるらしい。マスター(小林薫)は、ビールがダメというサヤに、普段店では出さない「ハイボール」をすすめる。サヤは、お笑い芸人の章介(永岡佑)とつきあっていた。売れない芸人の章介に、お金を渡して尽くすサヤだったが、章介の態度は冷淡だった。ある日、店の中でサヤを責めたてる章介に、竜の子分でヤクザのゲン(山中崇)が激怒。店の前で喧嘩を始める。そこにやってきたのが刑事の野口(光石研)と部下の足立(足立智充)だったが、サヤを見て足立は驚く。
- 00:24:00第十三話 あさりの酒蒸しあらすじをみる マスター(小林薫)の止めるのも聞かずに、「あさりの酒蒸し」を肴に、店で飲み続けるおレン(馬渕晴子)。おレンはいい年をして結婚の話のない息子の丈(宇梶剛士)に悪態をつきながら、今夜も酔いつぶれ、背負われ家に帰っていく。空手道場で指導をし、生徒の子供たちからも慕われている丈は、母とは違って酒を飲まず、その人格は幼な馴染みの永井(甲本雅裕)からも一目置かれている。気がかりなのは母の体調だが、丈は、苦労しっぱなしだった母から酒を飲む楽しみを奪えない。マスター相手にそう話す丈の心に、幼い日の母との思い出が蘇る。あらすじをみる マスター(小林薫)の止めるのも聞かずに、「あさりの酒蒸し」を肴に、店で飲み続けるおレン(馬渕晴子)。おレンはいい年をして結婚の話のない息子の丈(宇梶剛士)に悪態をつきながら、今夜も酔いつぶれ、背負われ家に帰っていく。空手道場で指導をし、生徒の子供たちからも慕われている丈は、母とは違って酒を飲まず、その人格は幼な馴染みの永井(甲本雅裕)からも一目置かれている。気がかりなのは母の体調だが、丈は、苦労しっぱなしだった母から酒を飲む楽しみを奪えない。マスター相手にそう話す丈の心に、幼い日の母との思い出が蘇る。
- 00:24:00第十四話 煮こごりあらすじをみる 弁当屋で働く将司(清水優)は、以前、マスター(小林薫)のところで見かけたイクミ(伊藤歩)と、自分の店で再会、客の応対を助けてもらう。そのお礼にと、将司はイクミを食事に誘う。イクミの好物はマスターの出す「煮こごり」。イクミを好きになった将司は、その場で交際を申し込むが、彼氏がいるから、とふられてしまう。残念がる将司だが、常連の小道(宇野祥平)から、イクミが風俗店で働いていることを聞き、ショックを受ける。定食屋の息子だった将司は、いつかは彼女と自分の店を開いてと、将来を思い描きさえしたのだが。あらすじをみる 弁当屋で働く将司(清水優)は、以前、マスター(小林薫)のところで見かけたイクミ(伊藤歩)と、自分の店で再会、客の応対を助けてもらう。そのお礼にと、将司はイクミを食事に誘う。イクミの好物はマスターの出す「煮こごり」。イクミを好きになった将司は、その場で交際を申し込むが、彼氏がいるから、とふられてしまう。残念がる将司だが、常連の小道(宇野祥平)から、イクミが風俗店で働いていることを聞き、ショックを受ける。定食屋の息子だった将司は、いつかは彼女と自分の店を開いてと、将来を思い描きさえしたのだが。
- 00:24:00第十五話 缶詰あらすじをみる 大学の映画サークルで、自主映画を製作しているゲンキ(森岡龍)とユウキ(前野朋哉)。八王子の鑓水峠でロケハンの最中、史跡らしきところに積まれていた「パイナップル」の缶詰を失敬し、マスター(小林薫)のところに持ち込んだ。どこか不気味なところもあるものの、マスターにパイナップルの入った酢豚を作ってもらい、それをきっかけで、彼らは店に来ていた菊乃(早織)と知り合う。二人は暗くて寂しそうで、しかし綺麗な菊乃を、自分たちの映画のヒロインにと御願いするのだが…。菊乃は撮影の日に現れず、ゲンキとユウキは、柚木(史朗)という初老の男から、鑓水峠が心霊スポットで、かつて殺人事件があったと教えられる。あらすじをみる 大学の映画サークルで、自主映画を製作しているゲンキ(森岡龍)とユウキ(前野朋哉)。八王子の鑓水峠でロケハンの最中、史跡らしきところに積まれていた「パイナップル」の缶詰を失敬し、マスター(小林薫)のところに持ち込んだ。どこか不気味なところもあるものの、マスターにパイナップルの入った酢豚を作ってもらい、それをきっかけで、彼らは店に来ていた菊乃(早織)と知り合う。二人は暗くて寂しそうで、しかし綺麗な菊乃を、自分たちの映画のヒロインにと御願いするのだが…。菊乃は撮影の日に現れず、ゲンキとユウキは、柚木(史朗)という初老の男から、鑓水峠が心霊スポットで、かつて殺人事件があったと教えられる。
- 00:24:00第十六話 クリームシチューあらすじをみる 肌寒い夜、小説家の鈴木(吹越満)は編集者といっしょにマスター(小林薫)の店で酒を飲んでいた。鈴木は妻と娘を捨て、十年近くやさぐれた生活を送っている。鈴木たちが店を出た後、入れ替わりに入ってきたのが、キャバクラで働く花(朝倉あき)と客の鉾田(徳井優)。花は鈴木が食べずに残していた「クリームシチュー」を注文する。花は小さい頃父親が家出して以来、ずっと母子家庭で過ごしてきた。最近は母親とも喧嘩ばかりで、自分で学費を稼ぎ大学に通っている。マスターの作ったクリームシチューを食べ、母を思い出した花は涙をこぼす。幸薄い花は、幸せをつかめるのか。あらすじをみる 肌寒い夜、小説家の鈴木(吹越満)は編集者といっしょにマスター(小林薫)の店で酒を飲んでいた。鈴木は妻と娘を捨て、十年近くやさぐれた生活を送っている。鈴木たちが店を出た後、入れ替わりに入ってきたのが、キャバクラで働く花(朝倉あき)と客の鉾田(徳井優)。花は鈴木が食べずに残していた「クリームシチュー」を注文する。花は小さい頃父親が家出して以来、ずっと母子家庭で過ごしてきた。最近は母親とも喧嘩ばかりで、自分で学費を稼ぎ大学に通っている。マスターの作ったクリームシチューを食べ、母を思い出した花は涙をこぼす。幸薄い花は、幸せをつかめるのか。
- 00:24:00第十七話 白菜漬けあらすじをみる 常連客の月子(市川美和子)はテレビドラマのシナリオライター。独身で猫と暮らす月子は、今日も一人でマスター(小林薫)の店へとやってきた。月子は先日、乗ったタクシーの運転手・武(螢雪次朗)に、マスターからもらった「白菜漬け」をあげたと話す。武は宮城県出身で、故郷の味が忘れられないらしかったのだが…。ある日月子は、自分を育ててくれた敏腕プロデューサー・野瀬(田中哲司)との不倫愛を週刊誌に取り上げられ、窮地に陥る。絶望的な気持ちになる月子だったが。あらすじをみる 常連客の月子(市川美和子)はテレビドラマのシナリオライター。独身で猫と暮らす月子は、今日も一人でマスター(小林薫)の店へとやってきた。月子は先日、乗ったタクシーの運転手・武(螢雪次朗)に、マスターからもらった「白菜漬け」をあげたと話す。武は宮城県出身で、故郷の味が忘れられないらしかったのだが…。ある日月子は、自分を育ててくれた敏腕プロデューサー・野瀬(田中哲司)との不倫愛を週刊誌に取り上げられ、窮地に陥る。絶望的な気持ちになる月子だったが。
- 00:24:00第十八話 冷やし中華あらすじをみる 人一倍寒がりのひとみ(酒井若菜)は、若い男に貢ぐだけ貢いでは捨てられていた。ある日ひとみは、ペットショップで出会った五十過ぎの男・橋本(芦川誠)と恋に落ちる。橋本が好きなのは「冷やし中華」だ。暑がりの男と冷え性の女は、週末になると揃ってマスター(小林薫)の店を訪れ、冷やし中華を食べていた。そんな中、店に定年間近の刑事・犬塚(塩見三省)が現れる。「粘りの犬塚」とその名を轟かせた犬塚だったが、20年前、追いかけていた犯人を目の前で逃したことがあった。犯人の手がかりは、「あいつはホント冷やし中華が好きだった」ということ。犬塚の話を聞き、橋本の過去を疑い始めるひとみだったが…。あらすじをみる 人一倍寒がりのひとみ(酒井若菜)は、若い男に貢ぐだけ貢いでは捨てられていた。ある日ひとみは、ペットショップで出会った五十過ぎの男・橋本(芦川誠)と恋に落ちる。橋本が好きなのは「冷やし中華」だ。暑がりの男と冷え性の女は、週末になると揃ってマスター(小林薫)の店を訪れ、冷やし中華を食べていた。そんな中、店に定年間近の刑事・犬塚(塩見三省)が現れる。「粘りの犬塚」とその名を轟かせた犬塚だったが、20年前、追いかけていた犯人を目の前で逃したことがあった。犯人の手がかりは、「あいつはホント冷やし中華が好きだった」ということ。犬塚の話を聞き、橋本の過去を疑い始めるひとみだったが…。
- 00:24:00第十九話 肉じゃがあらすじをみる ある夜、常連客の金本(金子清文)が、彼とは不釣合いな美人・千秋(東風万智子)を連れ店にやってきた。マスター(小林薫)の作った「肉じゃが」を見て、「うちは牛肉を買うお金がなくて豚肉だった」と言う千秋。彼女をいじらしく思った金本は、あたりはばからず、さらにいちゃつき始める。一方、店にはたびたび、バースディケーキをデリバリーするノリ子(前田亜季)という女が現れていた。ノリ子も肉じゃが好きで、昔は貧乏で豚肉を使っていたと話す。北海道の田舎で、六人兄弟の末っ子に育ったという彼女の身の上を聞くマスター。そのノリ子に、常連の五郎(松尾諭)が自分あてのケーキを頼む。五郎にはその昔、「肉じゃがしか作れない」と話していた女に、貯金を丸ごと盗まれた過去があった。あらすじをみる ある夜、常連客の金本(金子清文)が、彼とは不釣合いな美人・千秋(東風万智子)を連れ店にやってきた。マスター(小林薫)の作った「肉じゃが」を見て、「うちは牛肉を買うお金がなくて豚肉だった」と言う千秋。彼女をいじらしく思った金本は、あたりはばからず、さらにいちゃつき始める。一方、店にはたびたび、バースディケーキをデリバリーするノリ子(前田亜季)という女が現れていた。ノリ子も肉じゃが好きで、昔は貧乏で豚肉を使っていたと話す。北海道の田舎で、六人兄弟の末っ子に育ったという彼女の身の上を聞くマスター。そのノリ子に、常連の五郎(松尾諭)が自分あてのケーキを頼む。五郎にはその昔、「肉じゃがしか作れない」と話していた女に、貯金を丸ごと盗まれた過去があった。
- 00:23:40第二十話 ギョーザあらすじをみる 「出来るもんなら、作るよ」が営業方針でやっているマスター(小林薫)だが、「ギョーザ」だけは、専門店を営む村田(リリー・フランキー)のギョーザを出していた。村田は妻の桃子(黒谷友香)と家庭を持っていたが、その桃子は、店の常連客のカタギリ(オダギリジョー)と、過去、深い関係にあった。評判になっているギョーザを出前しにやってきた桃子は、店の表で彼とすれ違ってしまう。今では別々の道を歩いていたはずの彼らは記憶を呼び覚まし、思い惑う。あらすじをみる 「出来るもんなら、作るよ」が営業方針でやっているマスター(小林薫)だが、「ギョーザ」だけは、専門店を営む村田(リリー・フランキー)のギョーザを出していた。村田は妻の桃子(黒谷友香)と家庭を持っていたが、その桃子は、店の常連客のカタギリ(オダギリジョー)と、過去、深い関係にあった。評判になっているギョーザを出前しにやってきた桃子は、店の表で彼とすれ違ってしまう。今では別々の道を歩いていたはずの彼らは記憶を呼び覚まし、思い惑う。