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ｶﾄﾘｰﾇ・ﾄﾞﾇｰｳﾞのドキュメンタリーかと見紛う程、女優役としての存在感に圧倒される。既成概念を越えた生き方にはファンなど烏滸がましい、私は、もう、信奉者の域。装飾がないのだが、エスプリが効いて大人な笑い、また、何かこみ上げて涙が出る場もあり、多様な要素を含んだ重厚な作品だった。