天国と地獄
4.7点
動画ポイント対象
330円
ナショナルシューズ重役・権藤の息子が何者かによって誘拐されるが、被害にあったのは実は運転手の子供だった。犯人は人違いをしていたのだ。犯人は疾走するこだま号に身代金を持って乗り込むよう要求してくるが、捜査陣は犯人の正体さえつかめない。そして事件は意外な展開を見せる・・・・・・。全編に渡って圧倒的な緊張感が溢れており、中でも日本映画史上に残るほど有名な、身代金奪取の意外なトリック・シーンが圧巻。他の犯罪映画とは一線を画したリアルなドラマ展開に、映画ファンのみならず世間が注目。日本映画では考えられないダイナミックさで、誘拐犯と捜査陣との息づまる対決を描くサスペンス映画の決定版。
レビュー・口コミ(3件) 一覧へ
パイオニアとしての評価とは別にストーリー展開は、まだまだ、未熟成の部分を感じますが、個人的には山崎努が絡む映像が今観ても、見入ってしまう。阿片屈の作り込み、サングラスに映り込む計算された光の配分。ストライプの光と影。今観ても息を呑む程美しい。
4点この地味な物語で十分なスペクタクル。監督の腕が遺憾なく発揮されている。最高。
5点ここで使われた身代金受取方法が、その後のテレビドラマ等でも使用されていたように、当時として斬新でした。
もっとも、そういう点を抜きにしても、かなり上質なサスペンスに仕上がっています。観て損はない佳作です。5点
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制作国
日本
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制作年
1970年以前
- シリーズ
- キャスト
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スタッフ
監督 : 黒澤明 原作 : エド・マクベイン 脚本 : 小国英雄、菊島隆三、久板栄二郎、黒澤明 音楽 : 佐藤勝