黒革の手帖
第十章~第十八章
各話一覧
- 00:23:40第十章あらすじをみる 元子は、楢林の実態を探るために、カルネのホステス・里子の妹である和江を見習い看護師として病院に潜入させる作戦を立てた。一方、波子は楢林の後ろ盾を利用して開店準備を進めており、贅沢な店の備品を揃えようとしていた。元子は、知己のあるインテリアコーディネーターの磯村を紹介するよう波子に要望されたが、断った。怒り心頭の波子に泣きつかれた楢林は、看護師長・中岡市子に現金2000万円を引き出させた。この金の用途を不審に思った市子は楢林の妻に相談した。一方、波子は磯村と直接接触を試みていた。あらすじをみる 元子は、楢林の実態を探るために、カルネのホステス・里子の妹である和江を見習い看護師として病院に潜入させる作戦を立てた。一方、波子は楢林の後ろ盾を利用して開店準備を進めており、贅沢な店の備品を揃えようとしていた。元子は、知己のあるインテリアコーディネーターの磯村を紹介するよう波子に要望されたが、断った。怒り心頭の波子に泣きつかれた楢林は、看護師長・中岡市子に現金2000万円を引き出させた。この金の用途を不審に思った市子は楢林の妻に相談した。一方、波子は磯村と直接接触を試みていた。
- 00:23:40第十一章あらすじをみる 波子が去った後のカルネは、客が減り経営状態が厳しくなっていた。加えて、波子が開く店の噂が広まり、元子は不機嫌な日々を送っていた。一方、市子は楢林の妻から一通の手紙を渡され、波子の彼氏という男と会うことになる。その男は元子の策略であった。そこで市子は、波子が楢林からの資金援助を受けていることを知る。波子と縁を切るように迫る市子に、楢林は烈火のごとく怒りを見せる。また、市子と楢林のやり取りを和枝から聞いた元子は、楢林の攻略に手応えを感じる。一方、波子はスカウトの宮田を使い、カルネのホステスを自分の店に引き抜こうとしていた。あらすじをみる 波子が去った後のカルネは、客が減り経営状態が厳しくなっていた。加えて、波子が開く店の噂が広まり、元子は不機嫌な日々を送っていた。一方、市子は楢林の妻から一通の手紙を渡され、波子の彼氏という男と会うことになる。その男は元子の策略であった。そこで市子は、波子が楢林からの資金援助を受けていることを知る。波子と縁を切るように迫る市子に、楢林は烈火のごとく怒りを見せる。また、市子と楢林のやり取りを和枝から聞いた元子は、楢林の攻略に手応えを感じる。一方、波子はスカウトの宮田を使い、カルネのホステスを自分の店に引き抜こうとしていた。
- 00:23:40第十二章あらすじをみる 元子は波子のマンションを訪れ、カルネからホステスを引き抜くのを止めるよう忠告する。そして市子と直接会い、波子が楢林と関係を持ったことを詫びる一方、楢林にも責任があると指摘する。市子は元子の言葉に共感するが、楢林が波子のために全財産を投げ出す可能性に動揺する。元子は市子の寝返りに自信を抱き、同情の言葉をかけ、楢林の周辺の情報をさらに聞き出そうと、スパイの和江にある依頼をする。やがて病院を辞めることを決意した市子は、元子にその旨を伝える。しかし、そのやり取りを陰で盗み見る男がいた。あらすじをみる 元子は波子のマンションを訪れ、カルネからホステスを引き抜くのを止めるよう忠告する。そして市子と直接会い、波子が楢林と関係を持ったことを詫びる一方、楢林にも責任があると指摘する。市子は元子の言葉に共感するが、楢林が波子のために全財産を投げ出す可能性に動揺する。元子は市子の寝返りに自信を抱き、同情の言葉をかけ、楢林の周辺の情報をさらに聞き出そうと、スパイの和江にある依頼をする。やがて病院を辞めることを決意した市子は、元子にその旨を伝える。しかし、そのやり取りを陰で盗み見る男がいた。
- 00:23:40第十三章あらすじをみる 元子の前に、銀行の上司で次長だった村井が現れた。元子は村井から、支店長だった藤岡が自殺したと知らされる。さらに、元子が楢林の裏口座を狙っていることを知っていた村井は、元子に協力を持ちかける。一方、市子は楢林の妻に呼び戻され、病院を辞めないよう説得される。楢林の妻に借りがある市子は、病院を辞める決意が揺らぐ。波子は元子を疑う。波子は、元子が自分と楢林の関係を乱そうとしていると疑いを抱いていた。あらすじをみる 元子の前に、銀行の上司で次長だった村井が現れた。元子は村井から、支店長だった藤岡が自殺したと知らされる。さらに、元子が楢林の裏口座を狙っていることを知っていた村井は、元子に協力を持ちかける。一方、市子は楢林の妻に呼び戻され、病院を辞めないよう説得される。楢林の妻に借りがある市子は、病院を辞める決意が揺らぐ。波子は元子を疑う。波子は、元子が自分と楢林の関係を乱そうとしていると疑いを抱いていた。
- 00:23:40第十四章あらすじをみる 村井の脅迫めいた言葉や行動に思い悩んだ元子は、妙な悪夢まで見るようになっていた。スカウトの宮田に村井の対処を依頼していた折、カルネに楢林が現れ、自分と波子との関係を市子に告げ口したのか元子を問いただすが、元子は白を切るのだった。一方、交通事故による怪我で入院中の村井は、見舞いに来た元子の言動に、交通事故が警告として意図的に起こされたことを察知し、戦慄する。そして元子から楢林の考えを聞かされた市子は、ある行動に出る。あらすじをみる 村井の脅迫めいた言葉や行動に思い悩んだ元子は、妙な悪夢まで見るようになっていた。スカウトの宮田に村井の対処を依頼していた折、カルネに楢林が現れ、自分と波子との関係を市子に告げ口したのか元子を問いただすが、元子は白を切るのだった。一方、交通事故による怪我で入院中の村井は、見舞いに来た元子の言動に、交通事故が警告として意図的に起こされたことを察知し、戦慄する。そして元子から楢林の考えを聞かされた市子は、ある行動に出る。
- 00:23:40第十五章あらすじをみる 楢林は市子が病院を辞めたことで苛立っていたが、元子からの誘いに上機嫌で出かけることになる。元子は週末に1泊旅行に行きたいと楢林を誘い、楢林は波子との約束をキャンセルして快諾する。しかし、旅行中に波子は楢林が自分にウソをついたことを知る。元子は楢林にカルネの改装資金を貸して欲しいと切り出す。楢林は条件をつけて金を貸そうとするが、その時、一本の電話がかかってくる。あらすじをみる 楢林は市子が病院を辞めたことで苛立っていたが、元子からの誘いに上機嫌で出かけることになる。元子は週末に1泊旅行に行きたいと楢林を誘い、楢林は波子との約束をキャンセルして快諾する。しかし、旅行中に波子は楢林が自分にウソをついたことを知る。元子は楢林にカルネの改装資金を貸して欲しいと切り出す。楢林は条件をつけて金を貸そうとするが、その時、一本の電話がかかってくる。
- 00:23:40第十六章あらすじをみる 波子は、楢林が元子と一緒にいるのではと直感し、伊豆の旅館の近くまで来ていた。楢林は、自分と波子の関係に妻が気がついていると波子を言いくるめ、その場をしのいだ。そんな中、元子は楢林に無担保無利子無期限で1億円を貸すよう要求する。金額と条件を強く拒絶する楢林だったが、楢林の架空名義預金や隠し財産のリストを元子に読み上げられ、渋々要求を呑むのだった。翌日、波子は楢林から店を処分するよう言われる。あらすじをみる 波子は、楢林が元子と一緒にいるのではと直感し、伊豆の旅館の近くまで来ていた。楢林は、自分と波子の関係に妻が気がついていると波子を言いくるめ、その場をしのいだ。そんな中、元子は楢林に無担保無利子無期限で1億円を貸すよう要求する。金額と条件を強く拒絶する楢林だったが、楢林の架空名義預金や隠し財産のリストを元子に読み上げられ、渋々要求を呑むのだった。翌日、波子は楢林から店を処分するよう言われる。
- 00:23:40第十七章あらすじをみる 楢林は複数の架空預金を解約し1億円を元子に渡した。元子が札束が入ったバッグを楢林に持たせタクシーを拾おうとしていると、偶然にも楢林の知人である医学進学ゼミナールの理事長・橋田と鉢合わせする。元子が勝利に酔いしれる一方で、楢林は市子に元子への協力を問い詰め、市子は必死で詫びる。楢林の妻は1億円程度で済んでよかったと話す。金を受け取らず、楢林の病院に戻ることを決意する市子に、元子は怒りを向け、なじるのだった。その夜、カルネに橋田が訪れる。あらすじをみる 楢林は複数の架空預金を解約し1億円を元子に渡した。元子が札束が入ったバッグを楢林に持たせタクシーを拾おうとしていると、偶然にも楢林の知人である医学進学ゼミナールの理事長・橋田と鉢合わせする。元子が勝利に酔いしれる一方で、楢林は市子に元子への協力を問い詰め、市子は必死で詫びる。楢林の妻は1億円程度で済んでよかったと話す。金を受け取らず、楢林の病院に戻ることを決意する市子に、元子は怒りを向け、なじるのだった。その夜、カルネに橋田が訪れる。
- 00:23:40第十八章あらすじをみる 楢林から奪い取った1億円を使い、元子はカルネを改装し新たなホステスを獲得するため燭台の千鶴子を雇おうとする。燭台のママは、元子が千鶴子を引き抜こうとしていることに反対し、元子が大きな勘違いしていると指摘する。カルネの常連客となった橋田が大物国会議員・江口大介と交流があると知った元子は、橋田の仲介により数日後に江口と対面するも、挨拶程度の会話で終わり、肩透かしを食らったように戸惑う。あらすじをみる 楢林から奪い取った1億円を使い、元子はカルネを改装し新たなホステスを獲得するため燭台の千鶴子を雇おうとする。燭台のママは、元子が千鶴子を引き抜こうとしていることに反対し、元子が大きな勘違いしていると指摘する。カルネの常連客となった橋田が大物国会議員・江口大介と交流があると知った元子は、橋田の仲介により数日後に江口と対面するも、挨拶程度の会話で終わり、肩透かしを食らったように戸惑う。