必殺必中仕事屋稼業
第1話~第5話
各話一覧
- 00:46:52第1話 出たとこ勝負あらすじをみる 「坊主そば」の主人、半兵衛(緒形拳)はばくち好きのぐうたら亭主、家業はそっちのけで賭場に入りびたり、店はしっかり者の女房お春(中尾ミエ)がきりまわしている。今日もなじみの人足の誘いに半兵衛は店の金を持ってとび出していった。賭場はある藩邸の中間部屋、人足たち相手に一向に目の出ない半兵衛である。 そこへふらりと入ってきた遊び人風の男、政吉(林隆三)が半兵衛をからかった。 若造のくせに生意気なと怒った半兵衛はサシの勝負を挑む。負け続けで無一文の半兵衛は店と女房を賭けた。人足たちの見守るなかで自信たっぷりの政吉は見事に負けてしまった。 ある日、半兵衛は店から金も払わずとび出していった男を追いかけたところ、男は近くの材木置場で殺されていた。その場にあらわれた与力三村敬十郎(石橋蓮司)の手で半兵衛は引っ立てられ、殺人の容疑で痛めつけられた。やっと釈放された半兵衛は奉行所の表で実直そうな番頭風の男から迷惑料として小判1枚を手渡された。不審に思った半兵衛は男のあとをつけ、大店のおかみさんらしい女をつきとめた。だがその女も訳を話そうとしない。半兵衛は武器のかみそりを女の首に突きつけて脅したが、動じた様子もなく「あなたの度胸にほれた」と10両の金を渡した。 数日後、半兵衛は飛脚問屋、嶋屋の奥座敷で先日の2人と向いあっていた。彼等はこの店の女主人おせい(草笛光子)と番頭利助(岡本信人)である。おせいは裏の稼業「仕事屋」の元締で、世の中の弱い人、見捨てられた人たちのために代ってさまざまな”仕事”を請負っており、半兵衛の目の前で殺された男も、仕事屋の1人で、ねらう三村に逆に殺されたのだ。おせいはさっそく半兵衛に三村殺しを30両で頼むという。 その頃、政吉は身投げしようとする女、おみよ(水原麻記)を助け、彼女の口から権力を利用してゆすりを働く三村の悪業を聞かされた。おみよの父、瓦版屋の源三は三村の悪事を書いたため死罪になった。おみよの必死の頼みで政吉もまた三村殺しを引受けていた。 利助の仕組んだ接待の場へあらわれた三村に、半兵衛の剃刀と政吉の短刀がほとんど同時に斬りつけた。この仕事が縁で政吉も「仕事屋」の仲間に加わるのだった。あらすじをみる 「坊主そば」の主人、半兵衛(緒形拳)はばくち好きのぐうたら亭主、家業はそっちのけで賭場に入りびたり、店はしっかり者の女房お春(中尾ミエ)がきりまわしている。今日もなじみの人足の誘いに半兵衛は店の金を持ってとび出していった。賭場はある藩邸の中間部屋、人足たち相手に一向に目の出ない半兵衛である。 そこへふらりと入ってきた遊び人風の男、政吉(林隆三)が半兵衛をからかった。 若造のくせに生意気なと怒った半兵衛はサシの勝負を挑む。負け続けで無一文の半兵衛は店と女房を賭けた。人足たちの見守るなかで自信たっぷりの政吉は見事に負けてしまった。 ある日、半兵衛は店から金も払わずとび出していった男を追いかけたところ、男は近くの材木置場で殺されていた。その場にあらわれた与力三村敬十郎(石橋蓮司)の手で半兵衛は引っ立てられ、殺人の容疑で痛めつけられた。やっと釈放された半兵衛は奉行所の表で実直そうな番頭風の男から迷惑料として小判1枚を手渡された。不審に思った半兵衛は男のあとをつけ、大店のおかみさんらしい女をつきとめた。だがその女も訳を話そうとしない。半兵衛は武器のかみそりを女の首に突きつけて脅したが、動じた様子もなく「あなたの度胸にほれた」と10両の金を渡した。 数日後、半兵衛は飛脚問屋、嶋屋の奥座敷で先日の2人と向いあっていた。彼等はこの店の女主人おせい(草笛光子)と番頭利助(岡本信人)である。おせいは裏の稼業「仕事屋」の元締で、世の中の弱い人、見捨てられた人たちのために代ってさまざまな”仕事”を請負っており、半兵衛の目の前で殺された男も、仕事屋の1人で、ねらう三村に逆に殺されたのだ。おせいはさっそく半兵衛に三村殺しを30両で頼むという。 その頃、政吉は身投げしようとする女、おみよ(水原麻記)を助け、彼女の口から権力を利用してゆすりを働く三村の悪業を聞かされた。おみよの父、瓦版屋の源三は三村の悪事を書いたため死罪になった。おみよの必死の頼みで政吉もまた三村殺しを引受けていた。 利助の仕組んだ接待の場へあらわれた三村に、半兵衛の剃刀と政吉の短刀がほとんど同時に斬りつけた。この仕事が縁で政吉も「仕事屋」の仲間に加わるのだった。
- 00:46:51第2話 一発勝負あらすじをみる 旗本朝倉家の世継ぎとして自分の子を奪われた植木職人伊八(住吉正博)とおしの(ジュディ・オング)夫婦。嶋屋のおせい(草笛光子)に子供を取り返してほしいと依頼してきた。 様子をさぐりに行った半兵衛(緒形拳)と政吉(林隆三)が、ついばくちに夢中になっている間に、単身、屋敷に忍び込んだ伊八は朝倉主膳(菅貫太郎)に斬られてしまった。主膳は口封じのためおしのも狙っている。 前の失敗にこりた半兵衛たちは、嶋屋の番頭利助(岡本信人)の協力も得て、赤ん坊を奪いとったが、その泣き声を追って主膳が馬を飛ばしてきた。あらすじをみる 旗本朝倉家の世継ぎとして自分の子を奪われた植木職人伊八(住吉正博)とおしの(ジュディ・オング)夫婦。嶋屋のおせい(草笛光子)に子供を取り返してほしいと依頼してきた。 様子をさぐりに行った半兵衛(緒形拳)と政吉(林隆三)が、ついばくちに夢中になっている間に、単身、屋敷に忍び込んだ伊八は朝倉主膳(菅貫太郎)に斬られてしまった。主膳は口封じのためおしのも狙っている。 前の失敗にこりた半兵衛たちは、嶋屋の番頭利助(岡本信人)の協力も得て、赤ん坊を奪いとったが、その泣き声を追って主膳が馬を飛ばしてきた。
- 00:46:50第3話 いかさま大勝負あらすじをみる 三年前江戸へ働きに出たままの許婚者茂作(和田浩二)を捜す田舎娘お初(桃井かおり)、危いところを政吉(林隆三)に助けられ「坊主そば」で働くことになった。 捜す茂作は口入れ屋和泉屋与兵衛(穂積隆信)の手下で今は伝八と名乗るイカサマ師、娘をだまして女郎に売りとばす悪党である。おせい(草笛光子)の命令で、半兵衛は伝八を殺さなければならない。あらすじをみる 三年前江戸へ働きに出たままの許婚者茂作(和田浩二)を捜す田舎娘お初(桃井かおり)、危いところを政吉(林隆三)に助けられ「坊主そば」で働くことになった。 捜す茂作は口入れ屋和泉屋与兵衛(穂積隆信)の手下で今は伝八と名乗るイカサマ師、娘をだまして女郎に売りとばす悪党である。おせい(草笛光子)の命令で、半兵衛は伝八を殺さなければならない。
- 00:46:51第4話 逆転勝負あらすじをみる 人の弱味につけ込んでゆすりを働く岡っ引、弥三(今井健二)から十手を取り上げてくれという”仕事”の依頼があった。依頼人の吉五郎(高木均)は島帰りで、今は小間物屋をやっている。仕事を命じられた半兵衛(緒形拳)と政吉(林隆三)は物足りないと不服そうである。 政吉は弥三の美しい一人娘・おすみ(菊容子)と恋仲になり、彼女の口から、弥三に岡っ引をやめさせようとした。しかし弥三は政吉の目の前で殺され、その疑いが政吉にかかってきた。そのため、仕事屋の元締、おせい(草笛光子)も苦しい立場にたたされたのだった。あらすじをみる 人の弱味につけ込んでゆすりを働く岡っ引、弥三(今井健二)から十手を取り上げてくれという”仕事”の依頼があった。依頼人の吉五郎(高木均)は島帰りで、今は小間物屋をやっている。仕事を命じられた半兵衛(緒形拳)と政吉(林隆三)は物足りないと不服そうである。 政吉は弥三の美しい一人娘・おすみ(菊容子)と恋仲になり、彼女の口から、弥三に岡っ引をやめさせようとした。しかし弥三は政吉の目の前で殺され、その疑いが政吉にかかってきた。そのため、仕事屋の元締、おせい(草笛光子)も苦しい立場にたたされたのだった。
- 00:46:51第5話 忍んで勝負あらすじをみる 小伝馬町の牢名主、もぐらの留造(多々良純)は、牢役人小坂左馬之助(小林勝彦)と牢番の平八(細川智)を金で抱き込み、悪どいやり口で新入りの囚人たちから金を巻きあげていた。 この三人を殺してほしいという仕事を元締おせい(草笛光子)から命じられた半兵衛(緒形拳)と政吉(林隆三)、殺す相手が牢内では手が出せない。つきまとう岡っ引、源五郎(大塚吾郎)を利用して半兵衛たちも牢へ入ることが出来たが、留造を殺す機会もないまま釈放されてしまった。 年に一度、髪結いが牢内に入れるという情報をつかんだ半兵衛と政吉、にわか髪結いに化けて潜入したが……。あらすじをみる 小伝馬町の牢名主、もぐらの留造(多々良純)は、牢役人小坂左馬之助(小林勝彦)と牢番の平八(細川智)を金で抱き込み、悪どいやり口で新入りの囚人たちから金を巻きあげていた。 この三人を殺してほしいという仕事を元締おせい(草笛光子)から命じられた半兵衛(緒形拳)と政吉(林隆三)、殺す相手が牢内では手が出せない。つきまとう岡っ引、源五郎(大塚吾郎)を利用して半兵衛たちも牢へ入ることが出来たが、留造を殺す機会もないまま釈放されてしまった。 年に一度、髪結いが牢内に入れるという情報をつかんだ半兵衛と政吉、にわか髪結いに化けて潜入したが……。