必殺仕置人
第16回~第20回
各話一覧
- 00:46:46第16回 大悪党のニセ涙あらすじをみる 三国屋を殺し、彼が持っていた頼母子講の百五十両の金を奪った犯人として、板前職人の仙八(森次浩司)が捕えられる。が、仙八はどんなに拷問されても無罪を主張した。 牢に入れられたあとも仙八は、牢名主の小六(高松英郎)に訴えて、せめて病気のおふくろに不幸を詫びるため、半日でも牢を出してほしいと頼み込んだ。仙八の真情を信じた小六は、外からの火で牢屋が火事になれば、囚人の解き放しがある。それを計画してやろうと約束した。 しかし真実の犯人は仙八だった。奪った金を隠すところを幼なじみの万造(津坂浩史)に見られ、万造を追おうとして捕えられた。そのため隠した金が気がかりで、仙八は一芝居うって小六をだまし、まんまと牢を出るのに成功したのである。 ところが、隠したところに金はなく、万造を探しあてて金を奪い返えすが、その仙八のあとを小六がつけていた。 真相を知った小六は、仙八の仕置きを決意する。あらすじをみる 三国屋を殺し、彼が持っていた頼母子講の百五十両の金を奪った犯人として、板前職人の仙八(森次浩司)が捕えられる。が、仙八はどんなに拷問されても無罪を主張した。 牢に入れられたあとも仙八は、牢名主の小六(高松英郎)に訴えて、せめて病気のおふくろに不幸を詫びるため、半日でも牢を出してほしいと頼み込んだ。仙八の真情を信じた小六は、外からの火で牢屋が火事になれば、囚人の解き放しがある。それを計画してやろうと約束した。 しかし真実の犯人は仙八だった。奪った金を隠すところを幼なじみの万造(津坂浩史)に見られ、万造を追おうとして捕えられた。そのため隠した金が気がかりで、仙八は一芝居うって小六をだまし、まんまと牢を出るのに成功したのである。 ところが、隠したところに金はなく、万造を探しあてて金を奪い返えすが、その仙八のあとを小六がつけていた。 真相を知った小六は、仙八の仕置きを決意する。
- 00:46:53第17回 恋情すてて死の願いあらすじをみる 油問屋の但馬屋(真木祥次郎)は堺屋(明石潮)ら一味の油買占めの企らみに同調しなかったため、ワナを仕掛けられて、火あぶりの刑になった。 但馬屋の遺児美弥(長谷川澄子)と鈴(中田喜子)の姉妹は、もと手代の清七(岩下浩)に教えられて、堺屋らの企らみを記した念書を奪い、親の恨みを晴らそうとしていた。そうして夜ごと堺屋一味の油屋に忍び込んでは念書を探していたある夜、主水らに捕えられ、美弥が負傷する。 やがて清七に、今夜こそはと教えられて、鈴はひとりで堺屋に赴くが、逆に斬られ、ニセの念書を掴まされる。いつか清七を愛するようになっていた美弥は、実はすべて清七が仕組んだワナとはどうしても信じられず、錠が奪ってきた本ものの念書を持って奉行所へ訴える。が、応待したのは、堺屋とグルの与力永尾(高野真二)だった。あらすじをみる 油問屋の但馬屋(真木祥次郎)は堺屋(明石潮)ら一味の油買占めの企らみに同調しなかったため、ワナを仕掛けられて、火あぶりの刑になった。 但馬屋の遺児美弥(長谷川澄子)と鈴(中田喜子)の姉妹は、もと手代の清七(岩下浩)に教えられて、堺屋らの企らみを記した念書を奪い、親の恨みを晴らそうとしていた。そうして夜ごと堺屋一味の油屋に忍び込んでは念書を探していたある夜、主水らに捕えられ、美弥が負傷する。 やがて清七に、今夜こそはと教えられて、鈴はひとりで堺屋に赴くが、逆に斬られ、ニセの念書を掴まされる。いつか清七を愛するようになっていた美弥は、実はすべて清七が仕組んだワナとはどうしても信じられず、錠が奪ってきた本ものの念書を持って奉行所へ訴える。が、応待したのは、堺屋とグルの与力永尾(高野真二)だった。
- 00:46:52第18回 備えはできたいざ仕置あらすじをみる 行方不明になった許嫁のおさと(安倍玉絵)を探してくれと、大工の佐吉(中井啓輔)が主水に頼んで来たが、偶然にも錠、半次らが夜釣りの帰りに助けた女が、おさとであった。 だがおさとは、佐吉の顔も忘れ身体中刃物の傷を負っていた。 鉄の治療で回復していくうちに、おさとは、毎夜鬼の面をかむった十兵衛という侍に、手裏剣でもて遊ばれていたと、記憶を取りもどしてくる。 一方佐吉は、おさとの足取りを調べていくうちに、おさとが結婚のことで相談に行った丸岡の隠居(藤尾純)が怪しいと張込むが、ある日、丸岡のあとをつけて材木問屋橘屋(田口計)に入り、丸岡もろとも佐吉まで殺されてしまう。 主水らの調べで橘屋は、勘定奉行の加納十兵衛(高森玄)にご料材の入札を有利にしてもらうため、丸岡を通じて十兵衛に娘たちをあっせんしていたとわかる。 佐吉の死というショックで正気にかえったおさとから依頼を受けた仕置人たちは、ひと筋縄でいかぬ十兵衛を神経作戦で仕置きにかける。あらすじをみる 行方不明になった許嫁のおさと(安倍玉絵)を探してくれと、大工の佐吉(中井啓輔)が主水に頼んで来たが、偶然にも錠、半次らが夜釣りの帰りに助けた女が、おさとであった。 だがおさとは、佐吉の顔も忘れ身体中刃物の傷を負っていた。 鉄の治療で回復していくうちに、おさとは、毎夜鬼の面をかむった十兵衛という侍に、手裏剣でもて遊ばれていたと、記憶を取りもどしてくる。 一方佐吉は、おさとの足取りを調べていくうちに、おさとが結婚のことで相談に行った丸岡の隠居(藤尾純)が怪しいと張込むが、ある日、丸岡のあとをつけて材木問屋橘屋(田口計)に入り、丸岡もろとも佐吉まで殺されてしまう。 主水らの調べで橘屋は、勘定奉行の加納十兵衛(高森玄)にご料材の入札を有利にしてもらうため、丸岡を通じて十兵衛に娘たちをあっせんしていたとわかる。 佐吉の死というショックで正気にかえったおさとから依頼を受けた仕置人たちは、ひと筋縄でいかぬ十兵衛を神経作戦で仕置きにかける。
- 00:46:52第19回 罪も憎んで人憎むあらすじをみる 鉄と錠は無宿人狩にあい、佐渡送りされることになる。というのも、老中秋山但馬守(伊丹十三)と金座御用商人後藤庄三郎(加藤武)が、飢饉で世情不安な江戸の秩序を戻すため、また佐渡金山の採掘のために考えた企みに、まきこまれたからである。 捕えられた無宿人の中に、勘当された後藤の息子精一郎(川口恒)がいた。彼は秋山の政敵星野淡路守の理想に共鳴して父に対立し、人別帳からはずされていたのである。このことを知った主水は、精一郎を使って無宿人釈放をはかろうとするが、庄三郎の態度は冷たかった。 やがて佐渡へ向う一行を星野一派が襲撃し、精一郎は助けられ、星野らの反撃計画を知らされる。精一郎は星野もまた権力と金を追う亡者だったと知るが、その時秋山らがさしむけた刺客に襲われた。 傷つきながら精一郎は主水らに助けられ、父の企らみの一切を打ち明け、秋山らを倒してほしいと依頼する。あらすじをみる 鉄と錠は無宿人狩にあい、佐渡送りされることになる。というのも、老中秋山但馬守(伊丹十三)と金座御用商人後藤庄三郎(加藤武)が、飢饉で世情不安な江戸の秩序を戻すため、また佐渡金山の採掘のために考えた企みに、まきこまれたからである。 捕えられた無宿人の中に、勘当された後藤の息子精一郎(川口恒)がいた。彼は秋山の政敵星野淡路守の理想に共鳴して父に対立し、人別帳からはずされていたのである。このことを知った主水は、精一郎を使って無宿人釈放をはかろうとするが、庄三郎の態度は冷たかった。 やがて佐渡へ向う一行を星野一派が襲撃し、精一郎は助けられ、星野らの反撃計画を知らされる。精一郎は星野もまた権力と金を追う亡者だったと知るが、その時秋山らがさしむけた刺客に襲われた。 傷つきながら精一郎は主水らに助けられ、父の企らみの一切を打ち明け、秋山らを倒してほしいと依頼する。
- 00:46:53第20回 狙う女を暗が裂くあらすじをみる 江戸で指折りの大店、板倉屋(清水彰)伊勢谷(郡司良)和泉屋(沢村宗之助)の旦那らは、芸者蝶丸(真屋順子)と料亭で散財していたところを、板前の寅吉(夏八木勲)におそわれ、板倉屋はのがれたが、あとの三人は殺された。 捕手に追われ、重傷をおった寅吉は、おきんの家に逃げ込む。はじめはすきを見て逃げだそうとするおきんだったが、重傷の寅吉の哀願するような目の輝やきや、同じ故郷のもの同志ということもわかり、しだいに打ちとけていった。 鉄と錠は、おきんの不審な動きを見張っているうちに、寅吉がひそんでいるらしいと気づき、ふみ込んで事情を知る。寅吉は蝶丸と相思相愛の仲になり、苦労して身請けの金までつくるが、実は蝶丸が板倉屋らと酒の余興に仕組んだ芝居だったとわかり、復讐を遂げようとしたのだった。 そのころ、捕手はすでにおきんの家を完全に包囲していた。あらすじをみる 江戸で指折りの大店、板倉屋(清水彰)伊勢谷(郡司良)和泉屋(沢村宗之助)の旦那らは、芸者蝶丸(真屋順子)と料亭で散財していたところを、板前の寅吉(夏八木勲)におそわれ、板倉屋はのがれたが、あとの三人は殺された。 捕手に追われ、重傷をおった寅吉は、おきんの家に逃げ込む。はじめはすきを見て逃げだそうとするおきんだったが、重傷の寅吉の哀願するような目の輝やきや、同じ故郷のもの同志ということもわかり、しだいに打ちとけていった。 鉄と錠は、おきんの不審な動きを見張っているうちに、寅吉がひそんでいるらしいと気づき、ふみ込んで事情を知る。寅吉は蝶丸と相思相愛の仲になり、苦労して身請けの金までつくるが、実は蝶丸が板倉屋らと酒の余興に仕組んだ芝居だったとわかり、復讐を遂げようとしたのだった。 そのころ、捕手はすでにおきんの家を完全に包囲していた。