六代目 三遊亭円楽 独演会
#1~#8
各話一覧
- 00:31:22#1 船徳あらすじをみる 「船徳」 道楽者の若旦那・徳は船頭にあこがれ無理やり船頭にしてもらった。当然いい加減だが、それを知らぬ客を乗せて漕ぎだすのだ。この不幸な客たちの運命はどうなるのだろうか。 船を漕いだり、うちわで仰いだりと扇子を使う仕草がふんだんに入るというまさに映像ならではの楽しさ溢れる演目だ。前半では親方に呼ばれた船頭たちがそれぞれ自分の罪を告白しあう場面が可笑しい。 円楽は噺に登場する古くからの習わし「四万六千日」をわかりやすく説明し、またサゲにも新たな工夫をくわえた。 2018年7月11日 横浜にぎわい座あらすじをみる 「船徳」 道楽者の若旦那・徳は船頭にあこがれ無理やり船頭にしてもらった。当然いい加減だが、それを知らぬ客を乗せて漕ぎだすのだ。この不幸な客たちの運命はどうなるのだろうか。 船を漕いだり、うちわで仰いだりと扇子を使う仕草がふんだんに入るというまさに映像ならではの楽しさ溢れる演目だ。前半では親方に呼ばれた船頭たちがそれぞれ自分の罪を告白しあう場面が可笑しい。 円楽は噺に登場する古くからの習わし「四万六千日」をわかりやすく説明し、またサゲにも新たな工夫をくわえた。 2018年7月11日 横浜にぎわい座
- 00:45:45#2 死神あらすじをみる 「死神」 貧乏な男が死神と出会い、医者の真似事をして金儲けのできる呪文を教わった。 それで金は儲けたが、調子に乗って元の貧乏に戻ってしまう。そこで死神から禁じられた方法を使うのだった。すると死神は男を連れて暗い闇の中に入って行く。 落語中興の祖と言われた初代三遊亭圓朝がグリム童話を落語に翻案したもの、大師匠六代目三遊亭圓生も得意にしていた。円楽は死神がこの男を贔屓にする因縁を織り交ぜたりとオリジナリティあふれる演出を見せてくれる。 2017年5月9日 横浜にぎわい座あらすじをみる 「死神」 貧乏な男が死神と出会い、医者の真似事をして金儲けのできる呪文を教わった。 それで金は儲けたが、調子に乗って元の貧乏に戻ってしまう。そこで死神から禁じられた方法を使うのだった。すると死神は男を連れて暗い闇の中に入って行く。 落語中興の祖と言われた初代三遊亭圓朝がグリム童話を落語に翻案したもの、大師匠六代目三遊亭圓生も得意にしていた。円楽は死神がこの男を贔屓にする因縁を織り交ぜたりとオリジナリティあふれる演出を見せてくれる。 2017年5月9日 横浜にぎわい座
- 00:33:33#3 お化け長屋あらすじをみる 「お化け長屋」 貧乏長屋の連中は一軒の空き屋を便利に使っていたが大家がこれに借家札を貼る。 それでも何とか使いたい住人たち、あの部屋はお化けが出ると借りに来る人を追い返すことにした。始めに借りに来た男は嘘の怪談話に怖がり逃げて帰ったが、次に来た乱暴者はその怪談を怖がらない。それどころか話の途中に茶々を入れてまぜっかえすから、怪談自体が怖くないどころか爆笑話になってしまうのだ。この怪談話をぶち壊す場面の工夫がまさに円楽ならでは演出である。ちなみにこの乱暴者が越して来てからを描くというやり方もあり、そちらも面白い。 2018年9月12日 横浜にぎわい座あらすじをみる 「お化け長屋」 貧乏長屋の連中は一軒の空き屋を便利に使っていたが大家がこれに借家札を貼る。 それでも何とか使いたい住人たち、あの部屋はお化けが出ると借りに来る人を追い返すことにした。始めに借りに来た男は嘘の怪談話に怖がり逃げて帰ったが、次に来た乱暴者はその怪談を怖がらない。それどころか話の途中に茶々を入れてまぜっかえすから、怪談自体が怖くないどころか爆笑話になってしまうのだ。この怪談話をぶち壊す場面の工夫がまさに円楽ならでは演出である。ちなみにこの乱暴者が越して来てからを描くというやり方もあり、そちらも面白い。 2018年9月12日 横浜にぎわい座
- 00:44:21#4 ねずみあらすじをみる 「ねずみ」 仙台へやって来た彫物の名人・左甚五郎、持ち宿“虎屋”を乗っ取られ貧乏宿を営む親子に、ねずみを彫って但し書きを添えて旅立つ。するとこのねずみが動いたと評判になり、おかげで小さな宿が繁盛するというもの。円楽は親子がだまされ、閑古鳥のなく宿から繁盛するまでのプロセスを丁寧に語り、観客の腑に落ちるように描き出す。 甚五郎が登場する人気演目は、江戸に向かう道中で彫る「竹の水仙」、江戸に着いて彫り上げる「三井の大黒」、そしてこの「ねずみ」と時の流れを追って語られる。 2017年12月11日 横浜にぎわい座あらすじをみる 「ねずみ」 仙台へやって来た彫物の名人・左甚五郎、持ち宿“虎屋”を乗っ取られ貧乏宿を営む親子に、ねずみを彫って但し書きを添えて旅立つ。するとこのねずみが動いたと評判になり、おかげで小さな宿が繁盛するというもの。円楽は親子がだまされ、閑古鳥のなく宿から繁盛するまでのプロセスを丁寧に語り、観客の腑に落ちるように描き出す。 甚五郎が登場する人気演目は、江戸に向かう道中で彫る「竹の水仙」、江戸に着いて彫り上げる「三井の大黒」、そしてこの「ねずみ」と時の流れを追って語られる。 2017年12月11日 横浜にぎわい座
- 00:49:13#5 らくだあらすじをみる 「らくだ」 通称“らくだ”という乱暴者が死んだ。その兄貴分は出入りの屑屋を脅しつつ、らくだの葬式を出すと言う。果ては長屋の因業大家から酒・肴をもらう為、らくだの死骸を踊らせることにもなるのだ。驚いた大家は急いで酒肴を用意し、疲れた屑屋が帰ろうとすると兄貴分から「いっぱい飲んでけ」と酒をすすめられた。すると飲み始めた屑屋の様子が次第に変わってゆく。江戸後期、実際に“らくだ”が見世物として輸入された。折しも江戸に小屋掛けの寄席が出始め三遊亭圓生の初代が誕生した時代でもある。その頃に成立した噺であろう。 2018年4月9日 横浜にぎわい座あらすじをみる 「らくだ」 通称“らくだ”という乱暴者が死んだ。その兄貴分は出入りの屑屋を脅しつつ、らくだの葬式を出すと言う。果ては長屋の因業大家から酒・肴をもらう為、らくだの死骸を踊らせることにもなるのだ。驚いた大家は急いで酒肴を用意し、疲れた屑屋が帰ろうとすると兄貴分から「いっぱい飲んでけ」と酒をすすめられた。すると飲み始めた屑屋の様子が次第に変わってゆく。江戸後期、実際に“らくだ”が見世物として輸入された。折しも江戸に小屋掛けの寄席が出始め三遊亭圓生の初代が誕生した時代でもある。その頃に成立した噺であろう。 2018年4月9日 横浜にぎわい座
- 00:31:08#6 ほうじの茶あらすじをみる 「ほうじの茶」 幇間の一八は贔屓の若旦那に呼ばれてお座敷へついた。相変わらずパーパーとお客を持ち上げる言葉を連発するが今日の若旦那からのお達しは何か面白いことをやれとのこと。 一八はちょうど今珍しいお茶を持っていると出し、これは目の前で念じながら焙じると念じた人物が湯気の中に登場するという。実はここからは円楽自身が物真似をしてお客を楽しませるという構成の噺なのだ。田中邦衛の声色や大師匠六代目圓生、立川談志など多くの落語家を出囃子と共に歩き方までそっくりに演じるからまことに楽しい。 2019年10月9日 横浜にぎわい座あらすじをみる 「ほうじの茶」 幇間の一八は贔屓の若旦那に呼ばれてお座敷へついた。相変わらずパーパーとお客を持ち上げる言葉を連発するが今日の若旦那からのお達しは何か面白いことをやれとのこと。 一八はちょうど今珍しいお茶を持っていると出し、これは目の前で念じながら焙じると念じた人物が湯気の中に登場するという。実はここからは円楽自身が物真似をしてお客を楽しませるという構成の噺なのだ。田中邦衛の声色や大師匠六代目圓生、立川談志など多くの落語家を出囃子と共に歩き方までそっくりに演じるからまことに楽しい。 2019年10月9日 横浜にぎわい座
- 00:38:23#7 浜野矩随あらすじをみる 「浜野矩随」(はまののりゆき) 江戸時代、腰元彫りの名人・浜野矩安の子、矩随は父親に似ず彫師としての腕が無い。 骨董商若狭屋だけはそんな矩随を見放さずにいたが、ある日矩随のあまりのいい加減さを罵倒するのだ。矩随は死のうと決め、母親に言うと「私に形見の観音像を彫ってくれ」と頼むのだった。そこで矩随は死ぬ気になって観音像を彫り上げ、以降名人として名を馳せることになる。この噺は師の五代目圓楽が得意にしていた人情噺で、当代円楽は終盤に先代とは別の解釈をくわえさらに感動的な噺に仕上げてみせた。 2020年9月9日 横浜にぎわい座あらすじをみる 「浜野矩随」(はまののりゆき) 江戸時代、腰元彫りの名人・浜野矩安の子、矩随は父親に似ず彫師としての腕が無い。 骨董商若狭屋だけはそんな矩随を見放さずにいたが、ある日矩随のあまりのいい加減さを罵倒するのだ。矩随は死のうと決め、母親に言うと「私に形見の観音像を彫ってくれ」と頼むのだった。そこで矩随は死ぬ気になって観音像を彫り上げ、以降名人として名を馳せることになる。この噺は師の五代目圓楽が得意にしていた人情噺で、当代円楽は終盤に先代とは別の解釈をくわえさらに感動的な噺に仕上げてみせた。 2020年9月9日 横浜にぎわい座
- 00:37:00#8 藪入りあらすじをみる 昭和の初期まで存在した奉公という制度。円楽もまくらの部分で丁寧に解説しているが、わが息子を学びのため幼い年齢で商家に住み込みでの働きに出す。 “藪入り”とは年に2回もらえる休みで親元に帰れる日。ことに初めての藪入りとなれば親子共々に格別の思いがあったことだろう。円楽はそんな前夜の父親の気持ちの高揚を楽しげに描き、また帰ってきた倅との照れ臭いながらももどかしいやり取りを情感たっぷりに描く。 この微妙な感情の表現を見ることができるのは、まさに映像ならではの楽しみと言える。 2021年1月15日 横浜にぎわい座あらすじをみる 昭和の初期まで存在した奉公という制度。円楽もまくらの部分で丁寧に解説しているが、わが息子を学びのため幼い年齢で商家に住み込みでの働きに出す。 “藪入り”とは年に2回もらえる休みで親元に帰れる日。ことに初めての藪入りとなれば親子共々に格別の思いがあったことだろう。円楽はそんな前夜の父親の気持ちの高揚を楽しげに描き、また帰ってきた倅との照れ臭いながらももどかしいやり取りを情感たっぷりに描く。 この微妙な感情の表現を見ることができるのは、まさに映像ならではの楽しみと言える。 2021年1月15日 横浜にぎわい座
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