浮浪雲
第1話~第10話
各話一覧
- 00:46:17第1回あらすじをみる 青田塾の秀才・新之助の父、雲は元武士で今は雲助(人足)の頭。 彼の鶴のひと声で東海道一万の雲助は動くと言われ品川で夢屋という問屋場を仕切っている……はずが、フラフラして道行く女性を口説く日々。 今日も夢屋の番頭・欲次郎に叱られ、街道の補修工事の人足代の徴収に赴くが、勘定奉行の青島(犬塚)が一両をチョロまかしたのをマネて、自身も一両チョロまかす始末。呆れ顔の新之助をよそに今日も雲は芸者遊びに精を出す。 そんな折、江戸に新選組が訪れた。沖田総司(三浦)はこともあろうに夢屋を勤王派のアジトと疑い、雲に接近しようとするが……。あらすじをみる 青田塾の秀才・新之助の父、雲は元武士で今は雲助(人足)の頭。 彼の鶴のひと声で東海道一万の雲助は動くと言われ品川で夢屋という問屋場を仕切っている……はずが、フラフラして道行く女性を口説く日々。 今日も夢屋の番頭・欲次郎に叱られ、街道の補修工事の人足代の徴収に赴くが、勘定奉行の青島(犬塚)が一両をチョロまかしたのをマネて、自身も一両チョロまかす始末。呆れ顔の新之助をよそに今日も雲は芸者遊びに精を出す。 そんな折、江戸に新選組が訪れた。沖田総司(三浦)はこともあろうに夢屋を勤王派のアジトと疑い、雲に接近しようとするが……。
- 00:46:17第2回あらすじをみる 江戸では有名人からサインをもらうことがブームになっていた。新之助を始め青田塾の生徒らも四代目市川小団次、新選組の芹沢鴨らのサインを持ち寄り大フィーバー! しかし青田師範に見つかり、“人として下の下の行為”と叱責された挙げ句、サインをもらうことを禁じられてしまう。 そんな折、ひょんなことから坂本竜馬(山崎)の宿の世話をした新之助は、かめ女から竜馬のサインをせがまれるが一度はそれを拒否する。だが、雲に説得され竜馬からサインをもらったものの青田に知られて平謝り。 一方、お上が竜馬の居場所をつかんだことを知った雲は、竜馬のもとに赴き……。 ※山崎の崎はたつさきです。あらすじをみる 江戸では有名人からサインをもらうことがブームになっていた。新之助を始め青田塾の生徒らも四代目市川小団次、新選組の芹沢鴨らのサインを持ち寄り大フィーバー! しかし青田師範に見つかり、“人として下の下の行為”と叱責された挙げ句、サインをもらうことを禁じられてしまう。 そんな折、ひょんなことから坂本竜馬(山崎)の宿の世話をした新之助は、かめ女から竜馬のサインをせがまれるが一度はそれを拒否する。だが、雲に説得され竜馬からサインをもらったものの青田に知られて平謝り。 一方、お上が竜馬の居場所をつかんだことを知った雲は、竜馬のもとに赴き……。 ※山崎の崎はたつさきです。
- 00:46:17第3回あらすじをみる 夢屋をくいつめ浪人の南(ハナ)が訪ね、青田塾に秀才の少年・吉郎(遠藤)が入塾した頃、江戸に“抱きつき魔”が現れた。南は夢屋の雲助に取り入って洗濯の下請けを引き受け、吉郎は新之助の羨望の的となり、抱きつき魔は夜な夜な若い女性に抱きついては闇夜に消えた。 ある夜、雲は抱きつき魔を目撃し、南は別れた妻で、雲と懇意の芸者・お京(赤座)と再会。そして吉郎は、かめ女にひと目惚れする。かめ女が吉郎に奪われるのではないかと心配した新之助は、 雲にはっぱをかけるがどこ吹く風。 一方、お京は吉郎が抱きつき魔であることを知ったタチの悪い男らに脅迫され……。あらすじをみる 夢屋をくいつめ浪人の南(ハナ)が訪ね、青田塾に秀才の少年・吉郎(遠藤)が入塾した頃、江戸に“抱きつき魔”が現れた。南は夢屋の雲助に取り入って洗濯の下請けを引き受け、吉郎は新之助の羨望の的となり、抱きつき魔は夜な夜な若い女性に抱きついては闇夜に消えた。 ある夜、雲は抱きつき魔を目撃し、南は別れた妻で、雲と懇意の芸者・お京(赤座)と再会。そして吉郎は、かめ女にひと目惚れする。かめ女が吉郎に奪われるのではないかと心配した新之助は、 雲にはっぱをかけるがどこ吹く風。 一方、お京は吉郎が抱きつき魔であることを知ったタチの悪い男らに脅迫され……。
- 00:46:17第4回あらすじをみる 新之助の尊敬の的、青田師範が女性にうつつを抜かしている。しかも相手が芸者と知って新之助は大ショック。折しも青田の薫陶を受け、日本の夜明けが近いこと、人間平等を周囲に説いて廻っていたときだけに、ダメージは一入だった。 そんな新之助に、雲はなんと! かめ女も元芸者であるとウソをつく。ウソは波紋を呼び、ひと騒動持ち上がる。だが、その一件で新之助は“平等”の意味を改めて考え直すことに。 一方、青田は、芸者のお久(五十嵐)から病気の父親の治療費・百両と引き換えに身を売る決意を聞かされ、父の形見の百両をお久に託すが……。あらすじをみる 新之助の尊敬の的、青田師範が女性にうつつを抜かしている。しかも相手が芸者と知って新之助は大ショック。折しも青田の薫陶を受け、日本の夜明けが近いこと、人間平等を周囲に説いて廻っていたときだけに、ダメージは一入だった。 そんな新之助に、雲はなんと! かめ女も元芸者であるとウソをつく。ウソは波紋を呼び、ひと騒動持ち上がる。だが、その一件で新之助は“平等”の意味を改めて考え直すことに。 一方、青田は、芸者のお久(五十嵐)から病気の父親の治療費・百両と引き換えに身を売る決意を聞かされ、父の形見の百両をお久に託すが……。
- 00:46:14第5回あらすじをみる 新之助がつる(平塚)という少女に好かれた。女性側からのアプローチは二回目という。けんもほろろの新之助だったが、ある日そのつるから、しま(蝦名)という美少女を紹介される。今度は新之助のほうがひと目惚れ。聞けば、しまの父親は夢屋の問屋場で働いている熊だという。途端に熊の手伝いを始め、雲に熊の待遇改善を頼む新之助。当の熊は嫁と姑の確執の板挟みになり、それを日々目の当たりにしているしまは、結婚後は両親と別居したいと新之助に語る。 ところが、しまは雲に惚れてしまい、雲もまんざらではないと言い出す始末。思い余った新之助は……。あらすじをみる 新之助がつる(平塚)という少女に好かれた。女性側からのアプローチは二回目という。けんもほろろの新之助だったが、ある日そのつるから、しま(蝦名)という美少女を紹介される。今度は新之助のほうがひと目惚れ。聞けば、しまの父親は夢屋の問屋場で働いている熊だという。途端に熊の手伝いを始め、雲に熊の待遇改善を頼む新之助。当の熊は嫁と姑の確執の板挟みになり、それを日々目の当たりにしているしまは、結婚後は両親と別居したいと新之助に語る。 ところが、しまは雲に惚れてしまい、雲もまんざらではないと言い出す始末。思い余った新之助は……。
- 00:46:03第6回あらすじをみる 定八(志賀)は秘めた恋をしていた。事の起こりは彼が松田屋の荷物を運んでいる途中、道端で苦しむひとりの女性を助けたことに始まる。荷物を地蔵の傍らに積み、その女性、お滝(中村)を家まで送った定八は、その間に荷物を盗まれてしまう。 欲次郎から激しく叱責されながらも定八の脳裏をよぎるのはお滝のことばかり。お滝は貧しく、労咳で苦しむ母親に薬を買うこともままならない。 そんな折、薬屋で働く娘・ちさ(栗田)と見合いをした定八は、彼女が自分に好意を抱いたことを知り、ツケで労咳の薬を入手しお滝に届ける。お滝はそんな定八に我が身を捧げようとするが、定八はそれを拒み……。あらすじをみる 定八(志賀)は秘めた恋をしていた。事の起こりは彼が松田屋の荷物を運んでいる途中、道端で苦しむひとりの女性を助けたことに始まる。荷物を地蔵の傍らに積み、その女性、お滝(中村)を家まで送った定八は、その間に荷物を盗まれてしまう。 欲次郎から激しく叱責されながらも定八の脳裏をよぎるのはお滝のことばかり。お滝は貧しく、労咳で苦しむ母親に薬を買うこともままならない。 そんな折、薬屋で働く娘・ちさ(栗田)と見合いをした定八は、彼女が自分に好意を抱いたことを知り、ツケで労咳の薬を入手しお滝に届ける。お滝はそんな定八に我が身を捧げようとするが、定八はそれを拒み……。
- 00:46:04第7回あらすじをみる 新之助の雲に対する不平不満は募るばかり。100点を取っても褒めてくれず、雨の日にも迎えに来ずに傘を持ったまま芸者遊びにうつつを抜かし……。 そんな折、新之助の学友の鉄太郎が、憂国の士となるべく京都へ出奔した。その際、オランダ語の辞典・訳鍵を古本屋に売って旅費とし、新之助はその本が欲しくてたまらない。折しも新之助は浪人・松村伊十郎(高橋)とその妻・よし(江夏)夫婦に出会い、猫可愛がりされる。新之助も当初はまんざらでもなかったが、次第に気味が悪くなり夫婦を遠ざけるように。そうこうしつつ新之助は訳鍵購入費を稼ぐべく、雲を四六時中監視するアルバイトを始めた。あらすじをみる 新之助の雲に対する不平不満は募るばかり。100点を取っても褒めてくれず、雨の日にも迎えに来ずに傘を持ったまま芸者遊びにうつつを抜かし……。 そんな折、新之助の学友の鉄太郎が、憂国の士となるべく京都へ出奔した。その際、オランダ語の辞典・訳鍵を古本屋に売って旅費とし、新之助はその本が欲しくてたまらない。折しも新之助は浪人・松村伊十郎(高橋)とその妻・よし(江夏)夫婦に出会い、猫可愛がりされる。新之助も当初はまんざらでもなかったが、次第に気味が悪くなり夫婦を遠ざけるように。そうこうしつつ新之助は訳鍵購入費を稼ぐべく、雲を四六時中監視するアルバイトを始めた。
- 00:45:46第8回あらすじをみる 新しい書役が決まり、欲次郎はその目配せに余念がない。書役とは名主の公務代行人。公務荷請け入札の鍵を握る重要人物だ。なんとしてもその大仕事を取りたい欲次郎は、雲に賄賂の五両を持たせ、その書役・鈴木長十郎(大滝)との顔合わせの場を設けた。 ところが雲はその金を長十郎に渡さず、雲助を集めて芸者とドンチャン騒ぎ。当の長十郎は立腹し、入札は絶望視された。だが何故か長十郎はそんな雲が気になって仕方がない。 そんな折、新之助がおたふく風邪にかかり雲は寝ずの看病を続ける。その話を小耳にした長十郎はさらに雲に好感を持つ。実は長十郎も去年の暮に子供を亡くし、そのことがきっかけで妻に離縁されていた。あらすじをみる 新しい書役が決まり、欲次郎はその目配せに余念がない。書役とは名主の公務代行人。公務荷請け入札の鍵を握る重要人物だ。なんとしてもその大仕事を取りたい欲次郎は、雲に賄賂の五両を持たせ、その書役・鈴木長十郎(大滝)との顔合わせの場を設けた。 ところが雲はその金を長十郎に渡さず、雲助を集めて芸者とドンチャン騒ぎ。当の長十郎は立腹し、入札は絶望視された。だが何故か長十郎はそんな雲が気になって仕方がない。 そんな折、新之助がおたふく風邪にかかり雲は寝ずの看病を続ける。その話を小耳にした長十郎はさらに雲に好感を持つ。実は長十郎も去年の暮に子供を亡くし、そのことがきっかけで妻に離縁されていた。
- 00:45:41第9回あらすじをみる 新之助は福之進に連れられ、とある茶店へ赴いた。かめ女そっくりの女性が働いているというのだ。そこにいたのは、本当にかめ女と瓜二つの女・おりょう(桃井・二役)だった。にわかには信じられない新之助は、家と店を何度も往復してかめ女と茶店の女を見比べた程。新之助は母親そっくりのおりょうに惚れてしまう。 だが、おりょうには縁談話が持ち上がっていた。入船という大店の若旦那に見染められたのだ。借金の肩代わりまでしてくれるという、またとない良縁だと薦められる。家族の幸せも考えれば快諾することが吉なのだが、おりょうは迷っていた。実は彼女には他に想い人がいて……。あらすじをみる 新之助は福之進に連れられ、とある茶店へ赴いた。かめ女そっくりの女性が働いているというのだ。そこにいたのは、本当にかめ女と瓜二つの女・おりょう(桃井・二役)だった。にわかには信じられない新之助は、家と店を何度も往復してかめ女と茶店の女を見比べた程。新之助は母親そっくりのおりょうに惚れてしまう。 だが、おりょうには縁談話が持ち上がっていた。入船という大店の若旦那に見染められたのだ。借金の肩代わりまでしてくれるという、またとない良縁だと薦められる。家族の幸せも考えれば快諾することが吉なのだが、おりょうは迷っていた。実は彼女には他に想い人がいて……。
- 00:45:42第10回あらすじをみる かめ女から近頃悪さが過ぎる新之助を叱るよう言われた雲。しかし朝帰りのことなどだらしのないところを新之助にお説教される始末だ。人生にハリがないからいけないと、自伝でも書いてみたらどうか?と言われ、早速筆を執る。まずは女性遍歴を洗い出そうと、関係した女性の名前を書き出したところまではすんなりいくものの、そこから先が進まない。 そんな折、かめ女は昔の恋人・小田作之進(村野)と再会した。侍だった彼が今は町人姿。かめ女が今の職業を訊いても答えない。折しもフランス人通詞が何者かの闇討ちを受けた。かめ女は、かつて攘 夷論者だった彼の仕業ではないかと疑い……。あらすじをみる かめ女から近頃悪さが過ぎる新之助を叱るよう言われた雲。しかし朝帰りのことなどだらしのないところを新之助にお説教される始末だ。人生にハリがないからいけないと、自伝でも書いてみたらどうか?と言われ、早速筆を執る。まずは女性遍歴を洗い出そうと、関係した女性の名前を書き出したところまではすんなりいくものの、そこから先が進まない。 そんな折、かめ女は昔の恋人・小田作之進(村野)と再会した。侍だった彼が今は町人姿。かめ女が今の職業を訊いても答えない。折しもフランス人通詞が何者かの闇討ちを受けた。かめ女は、かつて攘 夷論者だった彼の仕業ではないかと疑い……。