ヴィーラント・クイケン

1938年、ベルギーのブリュッセル近郊のディルベーク生まれ。ヴィオラ・ダ・ガンバ演奏の第一人者。古楽界に有名なクイケン三兄弟の長男。ブリュージュ音楽院を経てブリュッセル音楽院へ進む。チェロを学んでいたが、在学中に古楽に興味をもち、文献を元に独学でヴィオラ・ダ・ガンバの奏法をマスターする。59年、バロック音楽のグループ〈アラリウス・アンサンブル〉を結成し、演奏活動を開始する。72年、〈クイケン古楽グループ〉を結成し、ブリュッヘンやレオンハルトと共に、オリジナル楽器による演奏を活発に展開している。また、70年代からはアントワープ、ブリュッセル、ハーグ音楽院などで後進の育成にもあたり、教育者、研究者としても高く評価されている。87年に初来日して以来、日本にも何度か訪れ、古楽の神髄を聴かせて聴衆を魅了した。

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