ラドゥ・ルプー

1945年11月30日生まれ、ルーマニア・ガラツ出身のピアニスト。ブカレスト音楽院でフロリカ・ムジチェスクにに学び、1960年からはモスクワ音楽院に留学してスタニスラフ・ネイガウスらに師事。66年のヴァン・クライバーン国際や翌年のエネスコ国際などのピアノ・コンクールで優勝。69年にロンドン・デビューを成功させ、72年に米デビュー。78年にはカラヤンの招きでザルツブルク音楽祭に出演するなど国際的に活躍し、“千人に一人のリリシスト”と謳われる。73年からはたびたび来日も果たす。2019年に引退し、療養生活をしていたが、2022年4月17日にスイスのローザンヌで死去。76歳没。