東京ヴィヴァルディ合奏団
1961年に東京芸術大学出身の弦楽器奏者が中心となり結成された。創立以来、弦楽5部とチェンバロ(ピアノ・オルガン)の12名編成による演奏スタイルで、指揮者を持たない。1970年代には3回のヨーロッパ公演を成功させ、日本の代表的室内合奏団として揺るぎない地位を築いた。近代的なイタリアン・バロック・サウンドの開拓に意欲を示し、春と秋の定期演奏会を中心に活動を続け、1988年からは内外のソリストをゲストに招いている。ヴィヴァルディ作品の紹介に力を注いでいるのは勿論だが、レパートリーは古典派からロマン派、近代・現代にも及び、その緻密なアンサンブルは高く評価されている。2001年は創立40周年を記念してCDをリリースし、また、委嘱による外山雄三の組曲「弓の月」を初演するなど、21世紀を大きく歩みはじめた。
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