エディタ・グルベローヴァ

1946年12月23日生まれ、チェコスロヴァキア（現・スロヴァキア）・ブラチスラヴァ出身のソプラノ歌手。ドイツ系の父、ハンガリー系の母をもつ。プラハ、ウィーンで声楽を学び、68年にブラスチラヴァ国立歌劇場での『セヴィリァの理髪師』ロジーナ役でデビュー。70年にウィーン国立歌劇場と契約し、73年にはザルツブルク音楽祭に出演。『魔笛』の夜の女王役が当り役に。以降もイタリアオペラを得意とし“ベルカントの女王”と呼ばれるなど、世界最高峰のソプラノ歌手として活躍。親日家としても知られ、80年以来15回超の来日を果たし、多くのオペラ公演やコンサートを開催。2021年10月18日にスイス・チューリッヒにて死去。74歳没。