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円城塔のデビュー作『Self-Referennce ENGINE』。舞台は因果律の崩壊した多次元世界。ある時ある場所で誰かが経験した物語が断片的につづられるのだが、予期せぬところでそれらがリンクし、最終的に一つの物語が形成される。マクロな視点で見ればSF小説、ミクロな視点で見れば恋愛小説。なんのこっちゃって話だが、この支離滅裂具合が本書の醍醐味なんだと思う。
2016/04/02
円城塔のデビュー作『Self-Referennce ENGINE』。舞台は因果律の崩壊した多次元世界。ある時ある場所で誰かが経験した物語が断片的につづられるのだが、予期せぬところでそれらがリンクし、最終的に一つの物語が形成される。マクロな視点で見ればSF小説、ミクロな視点で見れば恋愛小説。なんのこっちゃって話だが、この支離滅裂具合が本書の醍醐味なんだと思う。