Self-Reference ENGINE

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あらすじ

彼女のこめかみに埋まった弾丸。鯰文書の謎を解き明かす老教授の最終講義。床下の大量のフロイト。異形の巨大石像と白く可憐な靴下。岩場を進む少年兵の額に灯るレーザーポインタ。反乱を起こした時間。そして、あてのない僕らの冒険──これはSF? 文学? あるいはまったく別の何か? 驚異のデビュー作。

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  • 円城塔のデビュー作『Self-Referennce ENGINE』。舞台は因果律の崩壊した多次元世界。ある時ある場所で誰かが経験した物語が断片的につづられるのだが、予期せぬところでそれらがリンクし、最終的に一つの物語が形成される。マクロな視点で見ればSF小説、ミクロな視点で見れば恋愛小説。なんのこっちゃって話だが、この支離滅裂具合が本書の醍醐味なんだと思う。

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    shamiiさんさん