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勾玉三部作の最終の物語。いままでは和風ファンタジーという趣で神様も出てきましたが、こちらは史実もからんでやや硬いカンジを受けました。阿高もいいが藤太もいい!叔父と甥ですが双子のような感覚の二人は見てておもしろかったです。正反対の性格なのに誰よりも信頼している二人。いままでも血縁が重要なテーマになってましたが、今作も血縁が重くのしかかってます。「薄紅天女」は蝦夷も出てきますが、坂上田村麻呂がいい味出してます!最後、苑上が旅の時と同じ男の子の衣装を、というシーンが好きです。
2016/04/03